亀有「江戸っ子」映画『少年メリケンサック』の舞台になった酒場
「えっ!?亀有の江戸っ子ってあの映画のロケ地やったんやっ!!」
以前酒場ナビで
「こち亀」両津勘吉さんのやばすぎる呑み方についての記事があがってたので
なんとなく亀有の事を調べてた時の事であった。
2016年9月17日に連載終了してるので
もう約2年前の話になるのだが・・・
ずっと行きたかった亀有の「江戸っ子」が
平日の短い時間しか営業してないので、なかなか訪問する事が出来ず
ようやくタイミング良く訪問出来る日がやって来たのだ。
「JR亀有駅」を降りると・・・
すぐにあの両さんがお出迎えしてくれる。
連載終了後も
バリバリ”亀有の顔“である。
「今夜は目一杯呑んでいきなっ!!」
と背中を押してくれる。
しかも両さん像はこの1体だけでなく
「こち亀像」はなんと全部で15体もあるみたいだ。
そんな「こち亀像」を全て写真に収める時間はなく
急ぎ足で目的酒場の「江戸っ子」へ向かった。
そしてこの酒場が舞台になった映画と言うのが
2009年2月14日に公開された、監督宮藤官九郎、主演宮崎あおいの
「少年メリケンサック」である。
当時、ゴリゴリのパンクキッズだった筆者(カリスマジュンヤ)は
この映画に非常に心を打たれたのである。
そんな映画での「江戸っ子」の場所は
パンクスの聖地高円寺なのだが
実際は亀有にあるのだ。
※ちなみに立石にも「江戸っ子」があるのですが
酒場ナビで、すでに記事にしてますので
良ければそちらの記事もご覧ください。
立ち飲み席が空いてるのを外からでも
確認出来たが、一応酒場ナビルールに乗っ取って・・・
〔スタンダード暖簾引き〕を慣行。
だいぶ暖簾引きのフォームも形になってきたなと思います。
映画「少年メリケンサック」の舞台になった酒場に入れて
興奮気味の我々はすぐに1階で立ち飲みたいところであったが
味論を含む3名だった為
1階の立ち飲み席ではなく、2階へ案内された。
ちなみに映画では
「少年メリケンサック」のベーシスト秋夫(佐藤浩市)が
「江戸っ子」で昼間から呑んだくれてるシーンで使われてるのである。
(実際に秋生が呑んでた場所)
詳しく書くと長くなるので
良ければ実際に映画も見てください。
当時映画を見てて
「少年メリケンサック」みたいな
危険で派手なバンド組んでみたいな~って思ってたし・・・
これだと売れないんだろな~とも思ってた。
そんな事を思い出しながら
2階席のカウンターに3人で座った。
まずは勿論の事、下町の特製ハイボールで酒ゴング。
この特製ハイボールは「週間現代」さんで取り上げられた事もあって、自信満々のようだ。
2階席の店員さんは皆さん女性で
料理は1階からエレベーターで運ばれてくるシステムである。
そんな感じでいつものように店内を
パシャパシャ写真を撮ってると・・・
「ちょっと!兄さん、何撮ってんのよ!!注文はっ!?」
うわっ!!!!
「ここ映画の撮影で使われたんですよね・・・?}
「いや、2階は使われてないわよ!サシは少ないけど、どうする?」
「じゃあとりあえず煮込みと・・・ガツサシはありますか・・・?」
煮込み(360円)
具は豚モツ、こんにゃく、豆腐、ネギと言った王道っちゃ王道スタイルだ。
煮込みはモツだけで充分派の方もいらっしゃるが
個人的には人参や牛蒡も入ってると嬉しい。
味付けは甘めよりも酒が進むしょっぱめ派だ。
ガツサシ(360円)
運よく残ってたガツサシ。
ショウガとニンニクをダブルで貰って、醤油ぶっかければ・・・
これだけで特製ハイボール4杯は戦える”優等生”だ。
ちなみに特製ハイボールは
何杯呑んだか忘れないようにカットレモンの数で
分かるシステムである。
追加で注文した串焼き各種(1本90円)
串焼きも安定の旨さで
1本90円と言う安さも魅力的だ。
なかでも「肉だんご」と言う所謂つくねが絶品なので
必須で注文すべきである。
こういう酒場はグビッと呑んで、サクッとお会計。
長居はあまりよろしくない。
3人でお会計はハイボール12杯と皿4つだった。
計算しやすいようにほとんどのメニューが360円で1本90円の串は4本~注文といった感じである(4本で360円なので)
これなら忙しい店員さんも酔っ払ってるお客さんも計算しやすく、揉め事もないであろう。
「こち亀」の街で無事聖地巡礼完了。
両さんと言い、少年メリケンサックと言い・・・
亀有はボク好みのパンクな街だぁ~!!!!
江戸っ子(えどっこ)
住所: | 東京都葛飾区亀有5-32-1 |
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TEL: | 03-3605-0619 |
営業時間: | 16:30~20:30 |
定休日: | 土曜日・日曜日・祝日 |