2018年7月24日

 

この日はボクの29回目の誕生日だ。

 

1989年1月8日から始まった「平成」も

2019年4月30日で天皇陛下が退位され、「平成」が終わるので

平成最後の記念すべき誕生日なのである。

 

 

10代の頃、29歳の自分がまさか酒場ナビのライターとして

酒場の記事を書くなんて一体誰が予想したであろか・・・

 

 

やりたい事なんてまだまだある・・・

 

歳を重ねるに連れ

反比例で行動力を身につけたい。

 

 

 

 

 

誕生日当日29（ニク）歳という事で

腹一杯肉を喰らいに四谷三丁目は荒木町へとやってきた。

 

 

 

四谷三丁目は

実は焼肉激戦区で

「名門」、「羅生門」、「ヒロミヤ」などを筆頭に

数々の焼肉の名店があるのだ。

 

 

 

その中で今回選んだ焼肉屋が

こちら「ドロップキック」である。

 

 

 

すでにネーミングセンスが”酒場ナビにぴったり”だ。

 

 

 

ちなみにこの焼肉屋さんの事前情報が全く無く

四谷で呑むとの事で

「四谷 焼肉」と調べて、なんとなくビビっと〔酒場センサー〕が反応したので

この焼肉屋さんを選んだのである。

 

 

 

その〔酒場センサー〕が吉と出るか凶と出るか・・・

 

〔酒場の神様〕は微笑んでくれるのか・・・

 

こんな時こそ、日頃の酒場活動での成果が試されるのである。

 

 

 

夏の暑さで乾ききった喉を掃除する為に

まずは生ビールで〔酒ゴング〕・・・

と思ったのだが、メニューにある「16文チョップビール」の表記を見逃す訳にはいかない。

 

 

 

これを注文するとジャイアント馬場級にデカい店員さんがやってきて

16文チョップされてしまうのではないか・・・

 

酒ゴングならぬ、”酒チョップ”で乾杯をする事になるのだろうか・・・

 

 

 

恐る恐る待ってて出された「16文チョップビール」がこちらである。

 

 

 

結論から言うと、チョップは免れた。

 

しかも予想に反して、かなりキュートなラベルの瓶ビールである。

 

どうやらジャイアント馬場さんの出身地「新潟」の地ビールとの事だ。

 

 

「16文チョップビール」の他にも

攻めた名前のメニューがいくつかあったので

それを注文し、プロレスさながらに会場(テーブル)で選手たち(肉)を待った。

 

 

 

しばらくすると

熱されたリング(七輪)が我々の席へ運ばれてきた。

 

 

手間はかかるが

やはり肉は卓上コンロではなく、炭火焼きで頂きたい。

 

 

 

 

■試合開始！！

 

メインアクト(肉)の前に

まずはオープニングアクト(前菜)である。

 

 

「白菜キムチ（380円）」

 

 

 

 

「ドロップキック特製サラダ（580円）」

 

 

 

焼肉界のミスターオープニングアクト「白菜キムチ」

VS

ドロップキック期待の星「ドロップキック特製サラダ」

 

 

 

「ドロップキック特製サラダ」は塩ダレの味付けでボク好みだったのと

ミョウガが入ってて嬉しかった。

 

 

「白菜キムチ」は本格派の辛いキムチで

コストパフォーマンスの差で、白菜キムチに軍配があがるかなと・・・

 

だが、あくまでも個人的感想だったのと

他の前菜を食べてないので、訪問の際は色々なオープニングマッチを組み立てて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

■続いて肉対決・・・

 

「ねぎタン（980円）」

 

 

 

これでもか！ってくらいたっぷりとねぎを乗せて・・・

 

 

ジュルリ・・・

 

 

 

「テッチャン（680円）」

 

 

 

焼きすぎて、脂を落としすぎないように・・・

 

 

ジュ、ジュルリ・・・

 

 

 

ドロップキック看板メニューの「ねぎタン」

VS

ドロップキック自慢のホルモンの中で人気No. 1の「テッチャン」

 

 

 

焼肉屋さんに来て「タン塩」を頼まないなんて有りえないし

やっぱりどうしても「ホルモン」は食べたくなる。

 

 

「どっちの料理ショー」並に選ぶのが難しい究極の選択・・・

その日の気分で勝敗が変わってくるスペシャルマッチだ。

 

 

 

 

 

■いよいよメインマッチ！！！

 

 

最後に登場した2品は・・・

 

 

 

「ピリ辛ハラミ（880円）」

 

 

白飯持ってこいっ！！！

 

 

 

 

「カルビのガーリック固め（980円）」

 

 

ニンニクドーーーーンっ！！！

 

 

 

 

個人的に大好きな部位「ピリ辛ハラミ」

VS

これぞ漢肉っ!!「カルビのガーリック固め」

 

 

 

特製の辛味ダレに漬け込まれたハラミを七輪で焼くと・・・

その匂いだけで飯がイケるヤツである。

 

ハラミはいつだって野郎共の味方だ。

 

 

 

 

これでもかってくらいおろしニンニクをぶっかけられたカルビがもう何だかカッコよくて・・・

闘う漢はダサくていい・・・

汗臭くっていい・・・

 

肉とニンニクのタッグは

スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディの「ミラクルパワーコンビ」を彷彿とさせるものだ。

 

 

 

 

四谷の夜が熱い・・・

熱すぎるくらいの熱戦だ。

 

 

 

 

レスラーたち（肉）の熱い闘いに酒も進み

気づけばベロベロだ・・・

 

 

 

 

トイレに飾ってある写真が肉を喰らう漢たちを更に熱くさせる・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ナムル盛り（480円）」、「”叩き”キューリ（350円）

 

 

 

熱戦を終えたあとはベジタブルでクールダウン。

 

 

 

 

少し店も落ち着きだしたので、すかさずにマスターと初コンタクト・・・

 

色々話を聞くと、どうやら店内30席ほどのキャパを

マスター1人で回されてるとの事だ。

 

 

 

そんなプロレスラー顔負けの気合い充分なマスターと・・・

カリスマジュンヤの酒場 de ２Shot!!!!!!!

 

 

 

 

 

せっかくなので一緒に〔酒ゴング〕を。

この酒ゴングがこのあと”正真正銘のゴング“になるとは

この時思いもしなかった・・・

 

 

 

ゴングが鳴って、どうかしたのであろうか・・・

正直鮮明に覚えてはないのだが、妙な会話をしたのは覚えてる。

 

 

 

「マスター！今日ボク誕生日なんですよ！」

 

「あ、そうなんですね！おめでとうございます！！」

 

「一発だけいただいて良いですか？」

 

「・・・はい？」

 

「いや、そのドロップキックって言う店名じゃないですか。ドロップキックをいただいきたいなと思いまして。」

 

「ドロップキックをですか？笑」

 

「いや、冗談じゃなくて・・・本気のヤツ一発お願いしますっ！！！」

 

「ここで本気のドロップキックは無理なんで・・・」

 

「そこを何とかっ！！」

 

「じゃあこんなのはどうでしょうか」

 

 

 

やった〜〜〜！！！！

 

「ドロップキック」のマスターからドロップキックをいただいたぞ〜〜〜！！！！！！

 

 

 

 

 

 

 

来年は30歳・・・

トラブル続きの人生だけど

ワクワクは止まらない。