【船橋3部作】船橋「大輦」ハシゴ酒ファイナルを飾った名物ソースらーめん。
ハシゴ酒の最後の〆の店はラーメン屋か中華料理屋が多い。
理由は酔いによって狂ってしまった満腹中枢を炭水化物で満たしたいからだ。
この〆飯を食べるか食べないかで、次の日の寝起きの感じはだいぶ変わってくるし
太る原因を防げるのに、なぜか止められない。
ハシゴ酒をすると絶対に最後はどこかの店に流れ込んで、〆飯を食べたくなる。
それは何故かと言うと、普段食べる炭水化物より
3倍・・・いや、5倍は美味しく感じるからである。
ダメだと分かってても、酔ってる状況でそんな冷静な判断なんて出来るわけがない。
以前『酒場ナビ』の記事でイカ氏が「〆飯とハシゴ酒」についてこんな記事を書いていた。
今筆者が言った通りの事をよりリアルに執筆してくれてる。
正直筆者は出来る事なら寝る前に炭水化物なんて食べたくない。
・・・
しかし酔ってる状態で、やってくるいつもの空腹感&光り輝く誘惑の看板ネオン。
騒がしい飲み屋街のどこからともなく、聞こえてくる悪魔のささやき声。
「〆のご飯は食べなくていいのかな〜?今なら美味しいご飯があるよ〜。」
さぁ今宵も〆飯を”食べる”or”食べない”の究極の二択の時間がやってきた。
この日は味論氏と昼からはじめましての街「船橋CITY」を酒場放浪していたのだ。
まずは1軒目、昼からやってる人気激安せんべろ店「増やま」からの
2軒目、同じく愉快な激安立ち飲み屋「大衆あさひ」のハシゴ酒を敢行したのであった。
詳しくは味論氏が2軒とも記事を書いてくれたので、まずはそちらから見ていただきたい。
「増やま」の記事。
「大衆あさひ」の記事。
2軒目の「大衆あさひ」を出た後
2人とも前日の深酒のせいで
今日はこの辺で無理をせずにサクッと帰ろうという流れになったいたのだが・・・
どちらが言い出したわけでもなく、2人は暗黙の了解のごとく帰りの船橋駅に向かうわけでもなく
〆飯を求め、街を千鳥足でブラブラしていた。
〆飯にあった良さげな中華料理屋、ラーメン屋を探したのだがなかなか見つからない・・・。
ネットでわざわざ探すのも面倒だし、そこまでするまででもないなと言う事で
「次の角を曲がって何もなかったら、帰ろう!」と2人で話してたのだ。
中心部から少し離れた、薄暗い路地を曲がった時
遠くに我々の大好きな赤と黄を主張した酔い感じの店が見えて来たのだ!
その行った事もなければ、名もわからぬ店に絶大な信頼をおけたのだ。
今宵も酒場センサーは狂っちゃいないぜ。
迷わず暖簾をかいくぐる事にした。
店前の旗には船橋市のご当地キャラクター「ふなっしー」の姿もあった。
店内は恐らく地元の常連客であろう方たちで賑わっていたが、サインの数を見る限り
結構な数の有名人が訪れてたのだ。
知らなかっただけで、この『大輦』という中華料理屋はなかなかの有名店のようであった。
まずはレモンサワーを伝家の宝刀「焼酎濃い目でお願いします!」を言い放って
ちびちび飲みながら、慎重に〆飯を考える。
濃い目を嫌な顔せず、笑顔で引き受けてくれるお店は間違いない(カリスマジュンヤ調査)。
沢山ある種類の中から筆者(カリスマジュンヤ)が選んだのは・・・
「辛辛らーめん(激辛)」であった。
激辛好きな筆者は調子に乗って店員さんに
「焼酎濃い目でお願いします!」と同じ感じで
「辛さも強めでお願いします!」と頼んだのであった。
この時、厨房で鍋を振ってた店員さんが
「正気か、兄ちゃん!?!?」みたいな感じの目でこちらを睨みつけたのが印象的であった。
メニューを良く見ると☆マークがついてる、この店おすすめの
「ソースらーめんハムカツのせ」という悪ノリの極みみたいなメニューがあった。
こんなメニューを見せられたものなら、我らが酒場ナビチームが黙ってるわけにはいかねぇ!
と言う事で味論が「ソースらーめんハムカツのせ」を注文したのだ。
待ってる間は隣の席にすわってた餃子とビールをキメてるパンチの効いたおばちゃんが餃子をくれたりで
船橋市民の優しさにほっこりした。
あの餃子美味しかったなぁ〜。
そして・・・
筆者が頼んだ「辛辛らーめん(辛さ強めの激辛)」がやってきたのだ。
みよ、この真っ赤に染まるスープを・・・。
目の前に来ただけで少し酔いが冷めた気がしたのだ。
そしてビビらずにスープをレンゲですくって飲んでみる・・・。
完全に調子に乗ってしまった・・・
辛い。辛すぎるのだ。
一緒になってスープを飲んだ味論氏を見てみると、あまりの辛さに悶絶していた。
いや、もしかしたら数秒失神してたかもしれない。
とにかく激辛好きじゃない普通の人が食べるとこうなるのだ。
正直ソースらーめんなんてものをメニューに出してる店の激辛なんて大した事ないだろと思っていたのだが
想像を遥かに超えていた。
一気に汗が吹き出る・・・
その吹き出る汗の中には恐らく本日摂取したアルコールも一緒に混じってたであろう。
すぐに酔いが冷めるほどの辛さであった。
しかしだ!
辛口料理だけに少し辛口のコメントをさせてもらうと
“辛さ濃い目”にした事によってか分からないが、辛さばかりで旨みがほとんどなかった。
しかしお残しはご法度であるので
なんとか無理して完食を果たしたのだ(さすがにスープまでは完飲できず)!
そして完食した達成感の後にわずか2秒でやってくるいつもの”後悔”・・・。
物凄くお腹が痛くなって、すっかり酔いも冷めてしまって、正直良い事なんて一つもないのだ。
なのに辛いものが好きな人種は何故ここまでして激辛という文字に瞬時に反応して、挑戦してみたくなるのであろうか。
「激辛」という言葉は冒険好きの男心をくすぐる危険な言葉だ。
そんな後悔をよそに
続いて船橋名物の「ソースらーめんハムカツのせ」が運ばれてきた!
麺の上には紅生姜、青のり、そしてハムカツと言ったソースのお供が綺麗に飾られてる。
スープも恐らくソースが混ざってるんだろうなと言った茶色い色である。
見た目は悪くないぞ!!
まずはスープを頂く。
船橋市とふなっしーが嫌いになる覚悟でスープをすすったのだが、なんとこれが普通に美味しいのである!
良い意味で期待を裏切られた感じだ。
しかしこれはラーメンなのか
汁入りのソース焼きそばなのか
判断しにくい感じではあった。
それだけどちららも主張が強く、強引に美味しいと言わせる味であった。
料理でも何でもそうだが、やはり何でもバランスが大事だ。
野球で考えてみよう。
10年ほど前にプロ野球の読売ジャイアンツのスタメンがみんな4番レベルの選手を揃えてた時代があったのを野球好きの読者の皆様は覚えてるであろうか?
結果それほどのメンバーを補強したのにも関わらず、日本一にはなれなかったのである。
結局何でも良いものばかりを詰め込んでも、最強にはなれないのである。
しかし!
しかしだ!!
あの頃の読売ジャイアンツの打線の怖さったら尋常ではなかった。
あのマルちゃんが7番に座ってたくらいだ。
出典:http://blog.livedoor.jp/nanj_short/archives/1028375545.html
最強ではないが、勿論日本一になるだろうと言われてたメンバーだ。
このソースらーめんは
あの時代の読売ジャイアンツを彷彿とさせるらーめんであっただろう。
ラーメンとソース焼きそばとハムカツと言った日本人が好きなものを混ぜたものだから・・・
最高に美味しいわけではないがそれなりに結果を出してたラーメンであった。
ふなっしーよ、疑って悪かったな。
そして最後はいつもの酒場でツーショット!!
『大輦』のパンチの効いた女将さんと。
レモンサワーの焼酎濃い目を嫌な顔一つせずに引き受けてくれたノリの良い優しいお姉さんでした!
おねぇさん!
またまた船橋へ飲みに来る時があったら、ハシゴ酒の〆は『大輦』でやるからね!!!
大輦 御殿通店(だいれん)
住所: | 千葉県船橋市本町4-20-17 |
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TEL: | 047-422-8952 |
営業時間: | [水~月] 11:30~14:00 17:00~22:00 |
定休日: | 火曜日 |