美栄橋(那覇市)「おでんまつやま」変わり種おでんを求め、南国へ・・・
ハイサ~~イ!!
今回は久しぶりに故郷沖縄からお届けする記事です。
先日赤羽の「丸健水産」へ
先輩を連れていった記事を書いたのだが・・・
あれ以降、大阪へ帰ったYouTuberの「HIKAKIN」似の先輩から毎日のようにLINEが来るようになったのだ。
内容はこうだ。
「あかんわ、丸健水産のおでんが美味すぎて、毎日おでんの事考えてる。」
「コンビニの『セブイレ』でおでん買って、店員さんに『ダシ多めにちょうだい!』ってお願いして、そのダシで”出汁割り”作るんやけど、やっぱりなんかちゃうんよな・・・」
「大阪の屋台のおでん屋開拓してるから、また良い店あったら教えるわな!」
内容はおでんの事ばかり・・・。
そしてこの前なんて・・・
「おでんばっかり食べてるから、もうインスタのアカウント名『おでんが主食』にしてやったわっ!」
と連絡が来た。
もう手に負えない状態まで来てるHIKAKIN先輩がついに・・・
「ジュンヤ、絶品のおでん食べにどっか遠出せぇへんか?」
とおでん以上に熱すぎる電話をいただいたので
「分かりました。では来週、沖縄の現地で逢いましょう。」
それだけを伝え、電話を切った。
飛行機に飛び乗り、あっという間に沖縄へライドオン。
こんなすぐに格安で地方へ行けるようになった時代に感謝である。
沖縄へ到着して、無事大阪の先輩とも合流でき
時間も遅い事からその日はハイペースでステーキをアテに泡盛を呑み続け、撃沈した。
次の日、二日酔いに鞭を打ち
まずは沖縄観光という事で
「海中道路」までドライビング。
「浜比嘉島」などの島を存分に観光し・・・
『OKINAWAズ ハイ』になってしまった我々は
その島の廃れた謎の店で・・・
沖縄そばやかき氷を食べるのでなく・・・
謎の衣装を着て
綺麗な海をバックに写真を撮るという
暴挙に出たのである。
謎の衣装で謎の遊びを満喫し
島をあとにした。
那覇市内への帰り道、ボクがどうしても寄ってほしかった
沖縄市の基地の街「コザ」へ。
このディープな街の雰囲気と
「米軍基地」が渋すぎたので、基地前で記念ショット。
約50年前に
この通りであの『コザ暴動』があったんだな
としみじみ思いながら歩いてると・・・
なんと昔からのバンドの先輩
「FABLED NUMBER」のべっちさんと偶然遭遇したのだ。
どうやらこの街で
短期間TATOO SHOPを共同でやられてて
先ほどまで米軍さんに入れ墨を掘ってたとの事だ。
し、渋すぎるぜ・・・
そして日が暮れる前に
那覇市内へ帰還した。
さて、ここからが本題である。
夜のおでんの為に大阪の先輩は
日中「さんぴん茶」と「もずく」しか食べてない気合の入りようだ。
那覇市松山の歓楽街から少し歩くと・・・
「おでんまつやま」
いきなり姿を現した赤提灯・・・
「おでん」の文字が
これでもかっ!!ってくらい誘惑的だ。
暖簾はなかったが
早速〔エア暖簾引き〕を敢行し、ライドオンした。
まだ開店したばかりで
一番乗りだったので、せっかくなのでカウンターの特等席に座る事にした。
渋すぎる店内と恐らくおでんが待機してるであろうステンレス製の”おでん箱”を前に
HIKAKIN先輩はすでに鼻息を荒くして、興奮気味だ。
そしてママさんの手によって
目の前のおでん箱がオープンされた。
“ダシの中で泳ぐ”おでん種たちは
まるで沖縄の綺麗な海で泳ぐ「ジュゴン」や「ウミガメ」のようだ。
それくらい魅力的だった。
旅の疲れを
瓶のオリオンビールで松山の夜に〔酒ゴング〕を鳴らした。
沖縄の高い気温と普段呑まないオリオンビールがあいまって
身体中に染み渡るビールの美味さだった。
おでんの準備をしながら
ママさんがボクたちに話しかけてくれた。
「お兄さんたち”まー”から来たぬ?大阪?」
コテコテの沖縄弁が心地よい。
そして我々の話を少し聞かれただけで
関西人とバレてしまった関西弁も改めて恐るべし・・・
HIKAKIN先輩は
目の前のおでんと美味すぎるオリオンビールと沖縄弁のママさんに興奮し
「大阪からおでん食べにきたんですわっ!お母さん、おでん貰えます?何がオススメでっか?」
と、まだ〔酒場前戯〕をしてないのに、おでんを先走ろうとした。
しかしさすが沖縄のママだけあって
そんな関西人のせっかちさにも動じずこれまた沖縄弁で
「なーら味が染みこんでねーんのんあるしが、ぬーが食べぶさんか言ってやー」
(まだ味が染みこんでないのもあるけど、何が食べたいか言ってね)
と優しく答えてくれた。
お通しを食べながら
おでん箱と言う海で泳いでる”ジュゴン“たちを品定めした。
何がなんだか分からないまま、ママさんに
「これは何ですか?」とその都度その都度聞きながら注文した。
せっかく沖縄へおでんを食べに来たのだから
普段食べる事の出来ないおでんを見た目だけでチョイスしたのだが・・・
ボクは見た目だけで判断しただけであって
味の予想がつかないのと、名前さえも分からない・・・
食べながら、ママさんに答え合わせをすると
上の串2本は「豚のハツ(心臓)串」と
「なんかの魚のつみれをイカで挟んだ串」である事が分かった。
その他の2つは
王道の「玉子」と、もう一つは・・・
なんと「エリンギ」との事だった。
さすが沖縄・・・
予想もしてなかったおでん種・・・
いや”海洋生物“が続出である。
オリオンビールから泡盛へ切り替え
沖縄おでんを美味しく堪能してると
「これ、バリ美味いっ!!!」
隣のHIKAKIN先輩が唇をテカテカにして、ボクに話しかけてきた。
すぐにその理由は分かった。
「バリ美味い」と豪語したおでん種は恐らく「てびち」だと。
「てびち」とはいわゆる「豚足」の事で
沖縄おでんでは定番の種であるのだ。
そんなてびちを食べ、目と唇を”光らせ”ながら興奮するHIKAKIN先輩は
とても幸せそうだった。
「ダシ割りに、てびちに・・・おでんの可能性ってヤバいなっ!大阪帰ってからまたおでん生活始まりそうやわぁ~」
沖縄のおでんを紹介出来て本当に良かった。
その後店を出たあと
酒場ナビではもうお馴染みの
「BAJO」店主の伊藤さんと合流してハシゴ酒・・・
泡盛に記憶が飛ばされるまで呑みは続いた・・・
来月4月5日(金)~8日(火)にかけて
南国「宮古島」へ旅立つので
宮古島の皆さん、もしくはちょうど宮古島へ居られる方は遊んでください!
一杯奢ります。
おでんまつやま(おでんまつやま)
住所: | 沖縄県那覇市松山2-6-1 |
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TEL: | 098-862-3444 |
営業時間: | 不明 |
定休日: | 不明 |