赤羽「米山」酒場激戦区の絶対的王者は今・・・
東京都北区”赤羽“・・・
言わずと知れた都内トップクラスの
飲兵衛の街だ。
ボクが東京に来て早5年・・・
関西の友達が東京に遊びに来る時に
「どっかおもろいとこ案内してや~」と言われると
立石、築地そしてこの赤羽の3つのどこかを案内するのだ。
それだけ赤羽と言う街に絶対的な信頼を持っている。
この日大阪の先輩が東京へ遊びに来るという事で
例によって『赤羽ハシゴ酒ツアー』を提案した。
まずはいつも通り
《今日どこで呑むか》のハシゴ酒計画をテーマに
「立飲み いこい」で0次回を敢行。
「今日は土曜日だからあそこは休みや」
「時間的に最低5軒はハシゴ出来そうやな」
なんて事を討論しながら
安すぎるツマミと酒で”準備運動”をする。
はじめて赤羽に来た先輩は
「焼酎ハイボール190円っ!?」
「え、煮込みなんて110円やん!?!?」
「西成より安いやんけっ!ここホンマに東京なんか!?!?!?!」
と
驚きの様子だ。
このビックリ顔を見慣れてるボクはいつものように
「安いでっしゃろ?」
と自分の店でもないのに、ドヤ顔を決めるのだ。
サクッと0次会を済ませると
続いてはおでんで有名な「丸健水産」へ。
「立飲み いこい」からの「丸健水産」の流れは
全盛期の中日ドラゴンズ荒木・井端の『アライバコンビ』くらい安定している。
攻撃的な先制攻撃に先輩は
すでに赤羽にメロメロだ。
ちなみにこの「立飲み いこい」と「丸健水産」を
ストレスなく綺麗にハシゴ酒出来ると
その日は〔酒場の神様〕に救われると言われている。
美味しすぎるおでんの練り物を食べて、心と身体を温めれば
準備運動も完璧に終えて、気分も既に最高潮だ。
ここで禁物なのは
美味しいからと言っておでんを食べすぎない事である。
次のハシゴ酒に支障を来たすので・・・
カップ酒を3分の2ほど呑めば
例によって『出汁割り』を注文するのが
「丸健水産」のローカルルールだ。
これがまた美味しくて
冬なのに外で呑むのが、全然辛くないと思わせてくれる。
最後は
“おでんの金額の暗算が世界一早い”と言われてるマスターと一緒に写真を撮っていただき
店をあとにした。
ちなみに右の眼鏡の方はボクの先輩で
決して人気YouTuberの「HIKAKIN」さんではありません。
次はどこへ行こうか・・・
「まるよし」で名物の”キャベ玉”を食べようか・・・
それとも
根気良く並んで「まるます家」へ突撃してみるか・・・
新規の店を開拓するのもありだな・・・
なんて考えてると
ふとあることを思いついた。
「そういえばボク、まだ何やかんやでまだ『米山』へ行った事がない・・・」
「どうせ入れないだろう」とダメ元で米山へ行ったところ・・・
なんとちょうど2席空いてたのである。
店前にも席を作られてるほど大盛況の酒場だったので
この時間帯にすんなり入れた事にびっくりだ。
以前酒場ナビでイカが「米山」の記事を書いたのだが・・・
そのあとの続きがまだ書かれてなかったので
せっかく訪問出来たのだからボクが引き継ごうと思う。
以前のイカの記事では
「米山がセルフサービスになって・・・」で終わってる。
カウンターの席に座ると
すでに目の前には自分で焼く用のミニコンロが置いてあった。
今更であるが
昔はセルフ式ではなく
全て串焼きとして出され、注文してから料理が来るまで
かなり時間がかかってたみたいである。
なのでセルフサービスになったとか。
今まで外観しか見た事なかったのだが
店内は記事で見た通り、激渋だ。
「黒ホッピー(490円)」
見ての通り焼酎がシャリキンスタイルで嬉しい。
黒ホッピーを呑みながら
注文したいモノを自分で紙に書いた。
マスターから
「ニンニクかショウガどっちにする?」と聞かれたので
ニンニクをチョイス。
本当ならニンニクかショウガも
紙に書いておかないとダメだったのかもしれない。
目の前でマスターが皿に
ニンニクと薬味のネギを添えてくれた。
そしていよいよ我々の鉄板が登場である。
これで自分が好きなタイミングで、好きな焼き具合で
存分に焼けば良いのである。
一人で仕込まれてるマスターの背中を見ながら
いまかいまかと待つのだ。
「ハツ、チレ(各300円)」
続いて
「ナンコツ、やわらか豚ハラミ(300円)」
まずは塩でいただいたのだが・・・
驚くほどに
めちゃくちゃうまい・・・
これで300円というのだから更に驚きである。
ネギを乗せて
卓上の醤油をかけて食べてみると・・・
これまた先ほどとは違った美味しさだ。
他店の焼きとん屋さんと比べても
圧倒的に肉の美味さとコスパがトップレベルである。
ずっとずっとこのまま肉を焼いていたい・・・
美味すぎる肉のおかげで
アルコールは加速する・・・
おかわりの
「レモンハイ(490円)」
こちらも同様にシャリキンスタイルである。
そして何度見てもこのレモン瓶の可愛さと安心感は素晴らしいものだ。
「つくね(210円)」
マスターによってじっくりと丁寧に焼かれて出されたのだが・・・
今まで食べたつくねの中で暫定トップに躍り出た。
「タン(300円)」
すでに3軒目でそこまでお腹は空いてないのに
ここの肉ならいくらでも食べれる・・・
追加で注文した
「マカロニサラダ(380円)」
コショウがかなり効いてて好きなヤツ。
た、たまんねぇ~ぜっ!!!
テンション上がりっぱなしの我々に隣の常連さんが話しかけてくれた。
「ここへ来るのは始めてかい?」
「はい!」
「ここの肉は絶品でしょう?」
「はい!」
「本当はここ追加注文出来ないんだぜ?」
「やっぱりそうでしたかっ!」
「さっき追加注文したよね?今日はマスター機嫌が良くて兄ちゃんたちツイてるぜ!」
マスター!
〔酒場の神様〕!!
いつもありがとうございますっ!!!
全てがうまく行き、最高の締めくくりが出来た今回の『赤羽ハシゴ酒ツアー』。
米山恐るべし。
この一言に尽きます。
最後は隣席に座られてた常連客さんと
『カリスマジュンヤの酒場 de 2 Shot』!!!!!
さすが赤羽の聖地・・・
『赤羽絶対的王者』は
今でも健在でした。
米山(よねやま)
住所: | 東京都北区赤羽1-64-7 |
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TEL: | 03-3901-7350 |
営業時間: | 18:15~24:00 |
定休日: | 日曜・祝日 |