「うわ・・・もうこんな時間だ。気持ち悪い」

 

宮古島で目覚めた二日酔いの朝・・・

ベッドの上で、昨日の事を振り返る。

 

 

昨日もたしか『オトーリ』の儀式を喰らって、酔いつぶれたんだったけな・・・

 

 

そういえば昨日呑み屋で

「明日は与那覇前浜ビーチで『海開きイベント』があるさぁ～」

と言ってたのを思い出した。

 

『東洋一の砂浜』と呼ばれる「与那覇前浜ビーチ」で

海開きイベントがあるのに行かない理由なぞないっ！

という事で急いで仕度し

原付バイクに乗って、ビーチまでやってきた。

 

 

 

さすが東洋一というだけあって、砂浜が綺麗すぎる・・・

 

 

 

砂浜の綺麗さのせいで

薄れてしまってるが、海水だってこの透明感だ。

 

 

 

この滑り台なんて、絶対おもろいやろ！

なんて思いながら、いつ遊べるのか係員の方に聞いてみると・・・

 

 

「もう終わりましたよ」

 

予想もしてなかった悲しい返事が返ってきた。

 

 

どうやらこの「海開きイベント」はすでに閉幕したとの事だった・・・

 

 

午前中の二日酔いによるロスが悔やまれる・・・

 

しかしトラベルにトラブルは付き物だ。

 

 

そう言い聞かせ、ひたすら東を目指すことにした。

 

 

 

※前回と同様に風景画の写真多めなので、興味ない方は酒場までスクロールを推奨します。

 

 

 

「イムギャーマリンガーデン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「東平安名崎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来間島」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「タコ公園」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

＊

＊

＊

 

レンタル時間ギリギリまで原付を乗り回して、無事返却。

 

楽しい時間を提供してくれた原付バイクに感謝だ。

 

 

そのまま宿へ向かうのだが

一日アルコールを我慢した、乾ききった喉をキンキンに冷えた酎ハイで

今すぐ潤したい・・・

そう願いながら、宿までの道のりでコンビニを探す。

 

 

「あ、あんなところに酒屋さんがっ！」

 

 

偶然見つけた酒屋さんを遠くから見つけたので

すぐさま駆け込んだ。

 

 

酒屋さんにしては外観派手めのこの店は

どうやら「ぷちまあと」と言うみたいだ。

 

いわゆる町の小さなスーパーだろうか。

 

 

早速店内へ入り、冷え切ったアルコール類を目の当たりにすると

一気にテンションがあがる。

 

 

 

しかもそれだけではなく

 

なんとこの店、店内で吞める角打ちスタイルだったのだ。

 

 

慣れない土地での

サプライズ角打ちほどテンションが上がる事はないだろう。

 

角打ちで吞める事自体が楽しいのに

それであって、事前情報なしのサプライズ角打ち・・・

 

自分の〔酒場センサー〕が

とにかく誇らしかった。

 

Googleさんにお願いして

〔酒場センサー〕というアプリを作ってもらえないだろうか？

 

 

そんな事を考えながら

ストロングレモンチューハイを

常連さんの隣で吞ませてもらう事にした。

 

 

ただでさえ冷えてる缶のレモンチューハイを

冷えたジョッキに氷を入れてくれて提供してくれるあたりが嬉しい。

 

 

とにかく乾ききった喉には

美味しすぎて、”二口”で吞み干してしまった。

 

 

こちらのご夫婦お二人さんが店員さんのようで

奥に座ってらっしゃるマスターはすでに酔ってらっしゃる様子だ。

 

 

 

２杯目のレモンチューハイを冷蔵庫から取り、席へ戻るとマスターが

 

「兄ちゃん、お腹空いてるね？うしろに馬刺しと刺し身があるから好きに食べてやぁ～」

 

と初見客のボクに優しく話しかけてくれた。

 

 

言われた通り、店の奥にあるチルドコーナーへ行ってみると・・・

 

 

 

刺し身と馬刺しが一つずつ陳列してあったので

角打ちでは珍しい馬刺しをいただく事にした。

 

 

 

「馬刺し（値段不明）」

 

 

宮古島の角打ちで馬刺しっ！？！？

 

 

沖縄っぽい見た事ない魚や、スパム、スーチカー、山羊料理など

そんな沖縄定番ツマミを良い意味で裏切ってくれた馬刺し・・・

 

色々と謎は多いが、甘めの醤油ではなく

“焼肉のタレ”で喰らうと・・・

 

 

馬（うま）－－－っ！！！！

 

 

馬刺しだけでなく

焼肉のタレの万能さにも感動した。

 

 

少し雑な盛りなので、わかりずらいが

この馬刺し結構な量である。

 

 

一人で食べきるにはなかなかの量であるが

低カロリー高たんぱくな馬肉なので、バクバク食べれる。

 

 

 

朝からまともに食べてなかったのもあって

空腹なボクはどんどん馬肉を喰らった。

 

 

「マ、マスターうめぇよぉ～～～」

 

そうつぶやくボクにマスターは無言で微笑む。

 

 

 

“うま”そうに馬刺しを食べるボクにママさんが

心配そうな顔で

 

「日焼け凄いね・・・大丈夫なの？」

 

と優しく声かけてくださった。

 

 

天候に恵まれ強い紫外線を浴びながら

一日中原付に乗ってただけあって、顔と腕が真っ赤になっていたのだ・・・

 

 

「これ塗ると気持ちいいよ。」

 

と謎の塗り薬を丁寧に塗ってくれたママさん・・・

ありがとうございました。

 

 

 

常連さんらしきお客さんたちが次々と短い時間で入れ替わる。

 

どうやら地元では人気のかなりの繁盛店だ。

 

 

 

 

「兄ちゃん、これも食べなっ！」

 

とマスターがスナック菓子を出してくれたのだが

色んな種類のスナックが混ざっていた。

 

 

少し驚いた表情をしたボクに

 

「色んなお菓子チャンプルーさせといたさぁ〜」

 

と話すご機嫌なマスター・・・

 

持ちネタなのだろうか。

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎていき

すぐに店の閉店時間・・・

 

 

「また必ず遊びに来ますねっ！！」

と店の方と常連さんたちに誓い

最後はマスターとツーショット。

 

のはずが・・・・・

 

 

 

「お前良いやつだな！絶対また来いよ！！」

 

と謎の熱いキスを喰らったのだ。

 

 

 

宮古島初キッスは

酒屋のおっさんに奪われました。

 

 

 

『トラブルが良いトラべルを生む』・・・？？？

 

 

 

宮古島の記事

 

・宮古島「やきにく おにくのくにお」今宮古島が熱い！？今年の夏は『オトーリ』で思い出作りを・・・

・伊良部島「伊良部食堂 ちゃんぷる」ノンアルでも酔える南国食堂