【軍艦島~平和公園】長崎の歴史を辿れっ!!打ち上げは「かくうち良」にて【長崎観光】
先日久留米の角打ちで呑んだ『九州クレイジージャーニー』の続き。
久留米から博多へ移動したボクは
中州の屋台を堪能し、次の日新幹線に揺られて長崎市へ向かうのであった。
(中州呑みはまた機会があれば書きます)
天候に恵まれ無事長崎Cityへライドオンしたボクは早速あるところへ電話をした。
「すみません~今日って『軍艦島』行く便って動いてますか?」
「はい、運行してますけど・・・あと10分後の発船となっております。」
「その次って何時ですかね?」
「いや、このあとはもう便はありません・・・」
電車を諦めて
急いでタクシーを捕まえ、タクシーの運転手さんに事情を説明すると
「任せなさい、必ず間に合わせてやるよ」
と映画『TAXI』のようなやり取りをし、無事なんとか乗り場へ到着。
そもそもなぜ今回九州へ来たかというと
「軍艦島を見たいっ!!!」
というのが一番の理由だったのだ。
そんな一番の目標を台無しにするところだったぜ・・・
おやっさんありがとう。
※ここから先は写真が続くので
興味ない方、もしくは早く酒場情報を知りたい方はスクロールを推奨します。
『姿を現した軍艦島』
『カリスマジュンヤVS軍艦島』
『いよいよ島内へ突撃』
『観光ガイドさんにお願いして撮ってもらった写真』
『また観光ガイドさんにお願いして撮ってもらった写真』
というわけであっという間だった軍艦島ツアー。
軍艦島の事を知れば知るほど気になったボクは
今回案内してくださった観光協会の方に気になる質問を。
「当時軍艦島に住んでた方のお知り合いさんっていらっしゃいますか?」
「居るけど、今はもうどこに住んでるか知らないねぇ~」
「じゃあ当時軍艦島に住んでらっしゃった方がやってる店とかって、この辺ありますかね?」
「知らないけど・・・”浜口町“の方に行くと古い店多いし、居るかも知れないね。」
気になる軍艦島の謎は夜の酒場で解明しようという事で
続いては「原爆資料館」と「平和公園」へ。
※まだ写真続きます・・・
てな感じでした。
長々と失礼しました。
充実した長崎観光で
すっかり日も暮れてようやく長崎酒場ナビの始まり。
平和公園から
軍艦島を案内してくれた方が言ってた「浜口町」まで歩くと
すぐにそれっぽい呑み屋街が姿を現す。
古き良き街並みに、なんとなく角打ちがありそうな匂いがしたので
すぐさま[浜口町 角打ち]でWEB検索したところ、ヒットした酒場がこちら。
「かくうち良」
入るかどうか”迷わさせない”即決型の外観と
歩き疲れた身体を癒す為に、即座にライドオン。
常連さんであろう先輩方が何名か呑られてたので
店内が全部見れる奥の特等席へ。
最初の飲み物は何にしようかとメニューを吟味していると・・・
「計り売りレモンサワー」というものを発見。
「計り売りレモンサワーって・・・」
となんとなく言葉を発してしまうと、マスターがすかさずに
「2杯以上呑むんでしたら、そちらがオススメですよ!」
とご丁寧に教えてくださった。
こんな渋い角打ちを
若いマスター1人で回してるって事は息子さんであろうか。
すかさずその「計り売りレモンサワー」を注文すると
出てきたのがこちら。
コップに入った恐らく焼酎と思われる液体が濁ってやがる・・・
レモンサワーなので、焼酎にレモンシロップを予め入れてくれたのだろうか?
「マスター!これって何の焼酎つかってるんですか?」
と聞くと
「それだよ!」
と目の前の一升瓶を指さして教えてくれた。
「小鶴」
見た事も聞いた事もない・・・
ゆずレモンを配合した焼酎で、それでいて『サワー専用』の肩書きがカッコいい・・・
聞くところによると鹿児島産のゆずを使ってるらしい。
微かに果肉が入っていて
わざわざカットレモンを入れなくてもよい仕様だ。
実際ソーダで割って呑んでみると
めちゃくちゃ旨い。
正直キンミヤ焼酎を使ったレモンサワーを超えるレモンサワーは
この世に存在しないと思っていたが
これはなかなか良い勝負をする旨さ・・・
日本全国まだまだ旨い酒はあるんだなと再確認。
キンミヤ焼酎に魂を売ったが
これからも、もっともっと酔い酒には出会いたいものだ。
極上のレモンサワーと来たら
次はそれに合う極上のツマミが必要だ。
ここで外してしまうと、せっかくのレモンサワーが台無しになってしまうので
いつも以上に真剣な眼差しでメニューを吟味・・・
日替わり刺身、さきいかキムチ、自家製らっきょうなどが気になるところだが
やはり”文字だけのメニュー表あるある“で・・・
どうしても聞き捨てにならないワードが入ってる「ピーマン塩っぺ」が気になってしまう。
いかなる場面でもネーミングは大事である。
「塩っぺって何ですか?」
なんてそんな野暮な質問はサカバーとして出来るわけがない。
いかなる場面でも攻めの姿勢は大事だ!
という事でそちらをチョイス。
「ピーマン塩っぺ(150円)」
すぐに出されたピーマン塩っぺ
ピーマンの千切りと塩昆布を混ぜただけのヤツ。
シンプルイズベスト!
料理にもお酒にも言えるが
『余計なモノを入れない』というのは本当に大事な事だ。
ただ和えただけのヤツがこれほどの威力を発揮するなんて
制作時間と旨さが全然比例しねぇぜ!!
「塩昆布」というヤツは
とんでもなく誰とでも上手くやっていける”オールラウンドプレーヤー“だ。
あっという間に2杯分のレモンサワーを呑み終えてしまったのである。
逆の意味で塩昆布は”混ぜるな危険“だ
先頭ツマミホームランをかっ飛ばしたので
是非とも次のツマミも良い流れで繋がって欲しい。
そう願いながらまたしても真剣な眼差しでメニューを吟味。
女性の方は知らないであろうが
男性というのは酒のツマミとAV(アダルトビデオ)を選ぶ際は侍のごとく血眼で吟味するのだ。
そしてまさにその状態で
ジャパニーズサムライのボクが選んだ次のツマミとは・・・
「雲仙ウインナー炒め」だ。
「雲仙って何なんだ?」
ただそれだけのシンプルな理由だけでコイツを選んだ。
ネットで調べる事なんて
注文する事より簡単だ。
ただし、それは〔サカバー〕として粋ではない。
〔酒場ナビ酒訓〕にも乗っ取ってない。
酒場ナビ酒訓 第15条
『正体が分からない気になるメニューは店員さんに聞く前に頼め』
「雲仙ウインナー炒め(300円)」
雲仙ウインナーって知らなかったので調べてみると
どうやら長崎県雲仙市にある「有限会社長崎雲仙ハム」のソーセージのようだ。
うっすら塩コショウをかけてくれてるのも嬉しい。
そして300円という安さにも関わらず、彩とりどりのサラダが添えてあったり
ウインナーに切り込みが入れてあったりなど・・・
角打ちとは思えない丁寧さを感じる。
それともうひとつ気になったのが
マスター1人でやられてる店だと思ってたのだが
どうやら料理の注文が入る度に、奥のキッチンに向かって注文を伝達してらっしゃる。
そして返事は聞こえない・・・
誰が居るんだ・・・
気になるカーテンの奥のキッチンには誰が居るのか分からず・・・
耳をすませば、確かに微かな調理音が聞こえる。
気になるが、なかなか姿を現さない。
そんな中で飲み食いしてると
次の瞬間いきなり・・・
「いらっしゃいませ~~~」
そう挨拶を発しながら、奥から出てきたのは
恐らくここの”ママさん”であろう方だった。
優しいトーンの挨拶に
可愛らしい雰囲気。
まさにこれぞ『チャーミングママさん』だっ!!!
そして壁に飾ってある修了証を見る限り・・・
「かくうち 良」の”良”は
「高橋 良子」さんから来てるのであろう。
そんな良子ママはこんなボクにでも優しく積極的に話しかけてくれる。
「どこから来たの~?」
「東京です!さっき軍艦島行って来ましたよ!」
「よく上陸出来たねぇ~」
「・・・ママさんって、当時の軍艦島へ行った事あります?」
「あるよ~」
一気に高まる緊張感とウキウキ感・・・
「若い頃は船で軍艦島まで行って、食料や生活用品を売りに行ってたの。」
「すげ~!!!」
「売りに行ったら何でもすぐに完売したわよ~」
「もっと詳しく色んな話聞きたいですっ!!」
「軍艦島は日本海軍の戦艦に似てて、よく間違えられて攻撃されてたのよ。・・・あとは軍艦島に住んでる人は電気代が無料だったり・・・」
軍艦島以外の長崎県の色んな歴史を沢山教えていただきました。
良子ママ!
長崎の歴史や貴重な軍艦島のお話、とても勉強になり楽しかったですっ!!!
「かくうち良」では
『極上レモンサワー』と『チャーミングママ』と『軍艦島トーク』が待っているので
是非とも観光ついでに訪れてみてください。
かくうち良 岩川店(かくうちりょう いわかわてん)
住所: | 長崎県長崎市岩川町5-9 |
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TEL: | 095-849-5356 |
営業時間: | 不明 |
定休日: | 不明 |