難波「正宗屋 相合橋店」なんばで『カステラ』っちゅうたら、これやがな!!
5日間の西成籠り修行を終え、無事西成から”脱出”した
ボクとイカは難波へ舞い降りた。
時刻はまだ午前中・・・
こんな時間から呑める酒場と言えば・・・
「正宗屋 相合橋」
大阪ミナミの大衆酒場と言えば、やはりこの正宗屋が代表格になってくるだろう。
暖簾引きを慣行し、無事席の空きを確認したところで
店内へライドオン。
まだ午前中だと言うのに、ほぼ満席状態・・・
「いらっしゃ〜〜い!!」
店員さんの元気が素晴らしい。
ここまで元気良く挨拶をしてくれるもんなら、こちらまで元気になれる。
そして案内された席も、ママさんが間近で見れて
目の前にはおでん鍋がある立派な〔酒場アリーナ〕だ。
どれどれ、ではメニューはどうであろうか。
壁に貼られたメニュー短冊を吟味・・・
焼き鳥からどて焼き、そして王道の一品メニュー・・・
ホワイトボードには
本日の海鮮料理が刺身から煮付け、焼きまでしっかり揃ってるし
更には誘惑的な料理も名を揃える。
何を頼むべきか店内をキョロキョロ・・・
悩んだ挙句、やはり寒かったのもあったし(この時2月)
なんと言っても目の前のおでんが絶妙な誘惑をしてきたので
おでんをママさんにコールしようとすると・・・
「お姉さん、熱燗とカステラ一つお願いします!」
隣に座ってたイカがこう叫んだ。
カ、カステラ・・・!?
恐らく聞き間違いであろう。
こんな渋い大衆酒場にデザートなんて置いてあるわけない。
もし仮にメニューにあったとしても、酒のツマミにカステラを頼むかね?
ましてや最初の注文で・・・
イカの事を軽蔑しそうになったが
瞬時に
「これはイカのボケだな」
そう解釈した。
となると誰かが突っ込まなければならない。
ママさんは無表情。
ならばボクが・・・
「いや、カステラって!!!」
イカの肩をひっぱ叩き、そうツッコんだ。
しかしイカは何故か不思議そうな顔をしている・・・
突っ込むのが数秒遅かったか
叩く場所が数センチずれたのか・・・
イカがホワイトボードに指差しながらこう言った。
「あれ、ここの名物カステラって知らんかったっけ?」
うわっ!
ほんまにカステラの文字が・・・
ホワイトボードにこんな海鮮料理メニューが並ぶ中、何故カステラが・・・
場違いすぎる。
「なんでカステラが名物なんですかね?」
「まぁまぁまぁ〜」
嘲笑うイカ
混乱する脳
考える時間を与えてくれずに
すぐにそのカステラはやってきた。
うん、見た目は普通の形をしたカステラだ。
食べればめちゃくちゃ旨いカステラなのだろうか。
全然甘いもの食べたい口ではなかったが
食べてみると・・・
「!?!?!?」
なんじゃこれ!
脳がパニックする味。
味覚がバカになってしまったのか・・・
まずあのカステラの味は全くなく
全然甘くない。
むしろ口いっぱいに広がる魚介感・・・
準備不足の脳と舌がしっかりと味を感じ取れなかったので
もう一口食べる。
正体は不明だが、めちゃくちゃ酒が進むアテである事は分かった。
聞くところによると
「正宗屋」のカステラとは
”鯛の子とカニ味噌を固めたもの”
だそうだ。
それは旨いに決まってる。
そんな立派な酒のツマミをあえてカステラのように見たてる、お茶目な浪速節。
粋である
酒場ナビでは常日頃から『みんなの行って欲しい酒場』というコーナーで
酒場ナビメンバーに行って欲しい酒場を募っている。
そこで今回応募があった「正宗屋 相合橋店」を
記事にさせていただきました。
ヤマヤマさん、投稿ありがとうございました!
コメントには名指しで
「イカと味論に行って欲しい」ニュアンスで書いてありましたが
頼まれてもない私(カリスマジュンヤ)が記事にさせていただきました。
ご了承くださいませ。
結構応募を貰ってるのに、あまりその酒場へ行けてなくて申し訳ないのですが
我々メンバーはしっかり読んでますし、いつでも行けるアンテナは張っておりますので
是非ともこちらからバンバン応募してください。
その他「お問い合わせ」、SNSのコメント、DMなど
どんな形でも我々に行って欲しい酒場がありましたらご連絡ください!
どんな内容でもメッセージいただけると
我々は喜びます!!
今回のような正宗屋さんのカステラのような
びっくり酒場情報引き続きお待ちしております!!!
正宗屋 相合橋(まさむねや)
住所: | 大阪府大阪市中央区千日前1-4-14 |
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TEL: | 06-6211-0339 |
営業時間: | [月~金] 12:30~24:30 [土曜日] 11:00~24:30 [日曜日] 08:00~24:30 |
定休日: | 水曜日 |