京急蒲田「権兵衛」20キロ痩せた酒場女将が飲んでる錠剤とは?
タバコを辞めたせいか
年齢のせいか
最近体重が増えてきた
痩せなければと思いながらも
呑みはじめると
そんな気持ちはどこ吹く風
欲望のままに食らう食らう
来週から減量を・・・
いや
月が替わったら・・・
理由をつけては先延ばしにして
向き合おうとしない
何かキッカケがあれば
などと
甘えた考えを続けながら
京急蒲田にやってきた
駅から歩いて30秒
出たっ!!
権兵衛!!
だいぶ前から気になっていたが
なかなかタイミングが合わなかった
温め酒場
できれば移転前に来たかったが
それはサボった罰でっせ
地下なのか・・・
今は無き
を思い出す
富士屋本店とは違い
アットホーム感漂う店内
キープボトルの多さが
常連さんに愛されてる証だろう
「いらっしゃーい」
優しそうな女将さんがお出迎え
「注文紙に書いてねぇー」
かしこまりました
もつ焼きは頂こう
あぶらが主張してくるな
あぶら
かしら
レバー
でいくか
揚げ物も何か・・・
おっ!!
ハムカツを頂戴しようじゃないか
煮込みも・・・
牛もつ鍋なんてあるのか・・・
あっ!!
レバーステーキが
おいでおいでしているぞ
レバー串に斜線を入れ
注文完成
むう・・・
欲望のままのチョイスだな
赤星で
喉を掃除しながら
キョロキョロしてみる
権兵衛紹介のポスターが貼られていた
店員のお姉サマの写真もあるが
お二人とも
今日はいらっしゃらないみたいだな
先ずは
もつ焼きからご登場
見るからに旨そうだ
かしらもいいが
あぶらのコッテリさが堪らない
2本ずつ頼んでもよかったな
それはまだ流行っていない
と囁く美人と目が合った
ジンか・・・
好きじゃなくなった
お酒だ
二十歳そこそこの頃
彼女にフラれてヤケッパチになって
ジンを瓶一本ラッパ飲みし
嘔吐し続け
3日間ぐらい苦しかった経験がある
それ以来
距離をおいている種酒
今日は
なんとなく美人に
騙されたくなり
所望してみた
美味しい
トニックでなくソーダってのが
甘くなくていい
ツマミを邪魔しない
うん
挑戦してよかった
これ
流行るかもしれないぞ・・・
ハムカツは
薄からず厚からずの
丁度いいヤツ
ハムカツ断面選手権を開催すれば
ファイナリストに選ばれるであろう
美しさ
因みに
僕的現時点での優勝候補は
青砥のあわのすです
僕をフッたあの娘は
今何をしてるんだろう?
結婚してるだろうな
離婚とかしてないかな
どっかの酒場で
偶然向かい合ったら気付けるだろうか
あちらのお客様からっつって
店員さんに一杯届けてもらったら
どうなるかしら
焼けぼっくいに
あれ
やけぼっくりだっけやけぼっくいだっけ
などと
想像していると
レバーステーキが運ばれてきた
うほっ!!
すんごいボリュームッ!!
バカデカいぞ・・・
僕のレバー人生で最大級の大きさだ
一切れが
マルシンハンバーグ
ぐらいあろうかというビッグサイズ
それが
4切れもあって480円
安っ!!
味も絶品
以前は刺しで提供してただろう新鮮さが
焼いていても伝わる
ニンニク醤油のタレが
ソイツを引き立てる
めちゃくちゃ旨いっ!!
そういや
大宮の大阪屋でも
最高のレバステーキが食べれたな
鮮度に自信があるから
このメニューがあると見た
レバーステーキががあれば
必ず注文すると・・・
肝に銘じた
帰り際
もう一つ気になるポスターを見つけた
「あれっ これって女将さんですか?」
「そうなの」
「店主さんが モデルでのポスターってあるんですね」
「作ってくれるっていうから せっかくなんで」
「素敵ですね」
「他に貼ってある写真は 恥ずかしいけどね」
「えっ どれですか?」
「アレとかアレとか」
「えっ? えっえっ??」
「これ 女将さんですか??」
「あはは」
「めっちゃ痩せられたましたねっ!!」
「20キロぐらいね」
「どうやって痩せられたんですか?」
「お店終わったら いつもラーメンとか行ってたんだけどね」
「はい」
「それを辞めてね」
「はい」
「あと コレ飲み始めたの」
「何ですか」
「コレコレ」
「ナイシトールZですかっ!!」
キッカケにしてみようかな
こちらの絶品レバーもどうぞ
↓
権兵衛(ごんべえ)
住所: | 東京都大田区蒲田4-8-2 |
---|---|
TEL: | 03-3735-3150 |
営業時間: | 16:30~22:30 |
定休日: | 火曜日 |