上野に京都の老舗焼き肉屋2号店が進出してきたという情報をゲットした。

 

 

本店は京都のどのあたりの焼き肉屋さんだろうか・・・

 

それに老舗店の2店舗目が何故今更東京に進出・・・？

 

 

 

調べてみると京都駅の南側にある「東九条」という街の焼き肉屋さんというのが分かった。

 

 

どんな店なのかという事よりも

まず東九条というワードが一番気にかかった。

 

 

 

今から約１０年前、ボクは大学時代に京都駅前の「七条通り」沿いに住んでいた。

 

 

 

若気の至りもあってか、遊びにいくなら大体「河原町」や「木屋町」・・・

 

今でこそ名店が増えてきてる「西院」、「大宮」には当時よっぽどの事が無い限り行くこともなく

更には住んでた場所からすぐ近くのディープ呑み屋街「リド飲食街」もほとんど訪れた事がなかった。

 

 

 

京都では３本の指に入るであろうディープ地区「東九条」に関しては近くを通ったくらいで

全く意識をしていなかった。

 

 

あの時の自分に強く言ってやりたい。

 

「東九条だけは行っとかなあかんぞ」

 

って・・・

 

 

 

 

ボクは過去の失態を清算すべく、すぐさま上野へ向かった。

 

 

 

 

 

「マルミヤ亭 上野店」

 

 

ラーメン二郎ばりに黄と黒をキメている看板には

あの「宮マーク」が。

 

 

「お！キンミヤ置いてあるやん！！」

 

と意気揚々と店前に行ってみると

それはキンミヤの宮マークではなく「マルミヤマーク」だというのが分かった。

 

 

しかし店構えも暖簾のセンスもバッチリ！

 

京都に帰ってきたつもりでライドオンした。

 

 

 

店内へ入ると早速聞こえてきたのは店員さんとお客さんの関西弁だった。

 

 

「ウチ、本店が京都の東九条ってとこなんすよ！」

 

「そこって”パッチギ”の舞台になったとこちゃいましたっけ？？」

 

 

テンションの上がる会話内容が聞こえてきた。

 

 

 

映画「パッチギ」で全国的に有名になった京都No. 1コリアタウン東九条。

 

 

そんなコリアタウンで人気なホルモン屋さん・・・

 

もうその情報だけで旨いに決まってやがる。

 

 

 

 

焼き肉屋さんと言ってもここは「豚焼き肉」だ。

 

 

東京に来てから初めて焼きとんを食べ、のちに豚の焼き肉というのを経験したから

勝手に東京だけの文化かと思ってたけど

ずっと昔から京都にもあった豚焼き肉（ホルモン）専門店・・・

 

 

何故ボクは巡りあう事がなかったのだろうか。

 

 

 

 

もう一度大学生からやり直したい

 

いや、叶うなら人生をやり直したい・・・

 

 

 

「メガレモンチューハイ」

 

 

 

 

料理を待っている間は

「豚のホルモン 部位説明」をしっかり読んで復習タイム。

 

 

 

決して頭が良いとは言えなかった学生生活でしたが

この部位説明の問題なら９０点以上は取れると思います。

 

 

 

 

 

「むし豚」

 

 

創業昭和４６年より京都本店の名物として代表してた「むし豚」。

 

昭和４６年って

５０年前か・・・

 

 

そのまま食べるもよし、お好みで塩胡椒をかけて食べるもよし

 

特製チョジャンをつけて食べると

本当に「マシッソヨ」です。

 

 

 

 

 

 

「刺し盛り」

 

和牛ハツ、牛センマイ、コブクロの３種盛り。

 

 

 

捨てられたホルモンを当時の在日朝鮮人の方が調理して食べた事が全ての始まり・・・

 

そのホルモン焼き屋さんから今の焼き肉文化が生まれたという説がある。

 

 

 

昔の在日朝鮮人の皆様

勇気振り絞って、ホルモンの可能性を見出してくれてありがとうございました！

 

 

 

 

 

目の前に炭火七輪がセットされた。

 

さぁいよいよ始まるぞ、肉たちとの本気の手合わせが。

 

 

 

 

「タン」

 

 

１枚が大きくて分厚い豚タン。

 

 

よく食べ放題の店で見る形が加工されたタンではなく

正真正銘の本気のタン。

 

 

 

塩ダレで味付けされてるのもあって、焼く前からすでに旨さ全開だ。

 

 

本当に美味しい豚タンを食べると毎回

「あれ、牛タンより旨いかも・・・」

って思ってしまう。

勿論、このタンもそう思わせてくれた。

 

 

 

 

 

「ハラミ、皮つきバラ」

 

 

「マルミヤ亭」では塩ダレか味噌ダレをおまかせで味付けしてくれて

こちらは味噌で。

 

 

 

 

はじめて豚のもつ焼きを味噌ダレで食べたのも東京で、たしか野方の「秋元屋」で食べたんやっけなぁ～・・・

 

塩とタレに負けぬ、いやむしろそれ以上の味に衝撃を与えてくれたのを今でも覚えてる。

 

 

そんな味噌ダレ文化が昔から京都にもあったとは・・・

 

 

炭火で焼かれた味噌の香りがなんとも食欲をそそる・・・

 

興奮で鼻息が荒くなってきた・・・

 

 

 

脂で上がる炎が更にボクを興奮させる。

 

 

 

そして何よりこの店最大の強みは店員さんの元気さ。

 

 

この店を任され、関西から上野にやって来られた元気いっぱいの店員さん

自然と出てくる京都トークに酒も進む。

 

 

とてつもなく京都へ遊びに帰りたくなったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

さてさて

今日からまたマンボーが解除されましたね！

 

 

 

さぁ地方へ旅に出よう

まずは沖縄かな？気になってる広島かな？

それとも呑兵衛の街高知かな？？

 

 

次回の関西ツアーはコリアタウン東九条にあるマルミヤ亭本店に行こう！！

 

 

 

 

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