高校を卒業して１８歳から一人暮らしを始めた。

 

一人暮らしは楽しくて、とくにホームシックにもならなかったが

地元を離れて５、６年のうちは最低でも年に２回は地元に帰っていた。

 

 

 

 

それはやっぱり地元でひさしぶりに再会する友達と遊べるからであって

近況報告だったり、呑めるようになったお酒を吞んだりして

いつ帰っても地元は楽しかったからだ。

 

実家の居心地の良さは離れてから分かるものである。

 

 

 

 

 

地元を離れてもう１５年・・・

 

１５年も経つと、変わりゆく街並みがとても新鮮だし

歳を重ねるごとに今まで気にならなかったスポットが気になってきたりする。

 

最近また地元へ帰るのが楽しくなってきた。

 

 

 

 

 

 

実家の雰囲気も変わってきている。

 

 

久しぶりに実家に帰ると

購入したピザ窯を熱し、庭でピザパーティーを開催しようとする父がいる。

 

 

 

 

仕事の休憩時間を使って、フィットネスクラブに通うストイックな母がいる。

 

 

 

 

 

自分のお店の営業形態を試行錯誤し模索する兄がいる。

 

 

 

 

 

サラリーマンを辞め、佐賀県の農家へ住み込みで働きに行こうと準備をする弟がいる。

 

 

 

 

 

 

大きくなった姪っ子とますます耳が遠くなってしまったおばあちゃんが

二人ともキュートさに磨きがかかっている。

 

 

 

 

 

 

 

家族のなかで特に変化のない奴と言えば・・・

 

 

ボクくらいだろうか。

 

 

 

ブレない信念はある。

 

進化も退化も紙一重だから変化って難しい。

 

 

 

 

 

 

今年９月、地元へ帰郷してきた。

 

 

今回は３つ目的があって

 

１つ目は京都北部が誇る映えスポット『舟屋』の町「伊根町」へ行くことだ。

 

 

早速一人で伊根町へ行ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都北部にこんな素敵な町があったのか・・・

 

３０歳超えてから気になりだした町、ようやく行けて本当に良かった。

 

 

 

 

実家でピザ喰って、伊根町の舟屋も見れて最高の１日・・・

 

 

しかしまだこれで1日を終わらせる訳には行かない。

 

 

 

 

 

「新生ホルモン店」

 

 

やっぱり最後の〆には酒場が合ってる。

 

 

 

 

福知山帰郷２つ目の目的はこちらのホルモン屋で呑ヤることだ。

 

 

 

地元へ帰る前に入念に酒場を調べておいた気になるホルモン屋で

場所を確認すると・・・

 

なんと中学時代の登校途中にあったのだ。

 

ほぼ毎日通ってた道だったのに・・・

 

 

 

まぁでもさすがに中学時代に〔酒場センサー〕が身についてるわけもないので。

 

 

 

 

予約をし、その場所まで行ってみると

歴史をガンガンに感じる暖簾がお出迎え。

 

 

 

 

 

歳を重ねるにつれ、目の付け所が変わってしまうのを

今まさにこの瞬間身をもって感じた。

 

 

 

常連のお客さんたちがすでにホルモンで呑ってる。

 

 

そうか、オレもすでに地元では『おじさん枠』の仲間入りってわけか。

 

 

 

地元の友達と待ち合わせしてるのだが

友達が来るまで一人でおっぱじめる事にした。

 

 

 

 

いきなり自分たちの『島』にやってきた金髪のアロハシャツ野郎に少し異変を感じる常連の先輩方たち・・・

 

 

まぁまぁ視線を感じるが、そんな事は関係ない。

 

 

だってオレたち地元のおじさん枠だからトモダチだろ？

 

 

 

 

友達たちが到着したので

着席と同時に流れるように、かつ”噛まず”に店員さんにメニューをコールした。

 

 

 

 

「ここよく来るん？」

 

「いや、はじめてやで」

 

「はじめて来た奴の注文の仕方ちゃうやろ」

 

「お前らが来る前にイメトレは何回もやったよ」

 

 

 

常連のおじさんたちは安堵の表情で

”こいつ只者じゃないな”

って顔をしてくれてる。

 

 

大丈夫です。

ボクはあなたたちの島を乱そうなんて１ミリも思ってませんから。

 

 

 

 

 

「タン塩」

 

 

 

相変わらずのバカ話をしながら、酒を吞む。

 

これは昔から変わらないが

呑む酒場ばしょは年々渋さを増している。

 

 

 

 

 

「ホルモン各種盛り合わせ」

 

 

福知山には以前酒場ナビで紹介した「焼肉 高木」というホルモン屋さんがある。

 

 

 

その店とホルモンの盛りがどことなく似ている・・・

 

これはかなり良い勝負。

 

 

 

今回はお腹の具合もあったのでメニューにない名物の「ホルモンうどん」を注文出来なかったが

これはまた次回の帰郷の際にリベンジさせていただこう。

 

 

 

 

暖簾の渋さ

女性店員２人営業

満足度の高いホルモン

 

また来たいって思わせてくれるホルモン屋さんだ・・・・

 

 

 

 

 

 

整いました！！

 

 

 

 

「焼肉 高木」

 

「吉田ホルモン」

 

そして今回お伺いした

「新生ホルモン店」を・・・

 

 

【福知山三大ホルモン】

に勝手に認定させていただきますっ！！！

 

 

 

福知山出身「酒場ナビ」ライターのカリスマジュンヤが選んだ福知山三大ホルモン屋

 

近々ボクのサインを飾りに行ってあげないとな。

認定したんだし。

 

 

 

 

 

 

 

そして地元に帰ってきた最後３つ目の目的

 

それは中学時代の恩師と１８年越しに呑むという事だ。

 

 

 

場所は”勿論”と言うべきなのか・・・

 

「吉田ホルモン」

 

 

 

入口では可愛い子ちゃん

店内では大女将さんがお出迎え。

 

 

 

吉田名物大女将さんからの無料サービス『振る舞いホルモン』も現役バリバリでした。

 

 

 

振る舞い酒を出す店はたまに見かけるが

振る舞いホルモンはここ以外で見かけた事がないかも。

 

 

 

 

めちゃくちゃ久しぶりに会った恩師「市田監督」は体格がさらに成長されてた。

 

 

 

進化されたのは体格だけではなく、中学校の教頭という立ち位置まで成り上がってらっしゃるのだ。

素晴らしい。

 

 

 

 

高校野球日本最強の呼び名が高い「大阪桐蔭」の名将「西谷監督」もなかなかの体型だが

ボクからしたら市田監督の方がデカいし、野球指導力も上回ってると思ってますから。ほんとに。

 

 

 

 

 

 

 

中丹地域ナンバーワンと呼び名の高い吉田ホルモンの肉の盛りはこの有り様で

食べる前から旨いって分かるやつ。

 

 

 

マスター、いつもお世話になっております。

 

肉めちゃくちゃ旨かったです。

 

 

 

市田監督、兄貴、吉田ホルモン

楽しい楽しい時間をありがとうございました。

 

 

 

 

宴の終盤でボクの兄貴がこんなノートを出した。

 

 

 

これは”２０年”ちかく前、当時中学生だったボクが書いた提出用の野球日記だ。

 

 

物置き部屋から発掘してきたらしい。

 

 

 

 

 

 

どうだ、吉田ホルモンよ

 

実はオレも『元・中丹地域ナンバーワン』なんだぜ。

 

 

 

 

改めて見ると内容が面白くて可愛くて笑えた。

 

 

 

 

生きた記録を残すって大事なこと。

 

 

 

 

 

”２０年後”、酒場ナビの記事を見て笑えてることを信じて・・・

 

 

 

 

 

 

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