日本三景「宮島」で朝からからたっぷり呑んでみた
広島の酒場修業(略して酒業)は控えめに言って、最高だった。
「源蔵本店」
で貰ったジョッキは勿論今でも大事に使わせてもらってるし
「菊岡精肉店」
は今冷静に振り返っても、やっぱり素晴らしい酒場だったし
「みやさん」
のホルモン天ぷらのせいで、今は関東でホルモン天ぷらを食べれる店をずっと探している。
序盤から飛ばしすぎたせいで、ベロベロ&満腹だったので
中華そばの宿題を残してきた「初ちゃん」も酔き店構え酒場だった。
酒場ナビのショート動画で簡単に紹介してるん、雰囲気だけでもチェックしてみてください。
記憶が遠のく中、なんとか滞在のホテルまでたどり着くことは出来たが
次の日に待ち構えていたのは地獄だった・・・
しかし我々は今回、分単位の〔酒ケジュール〕を組んでるので
気合で朝から「広島港」へやってきた。
高速船に乗り込み、向かうはあの「宮島」へ!
船の揺れで、酒とは違った酔いを喰らってしまったが
そこはなんとか旅パワーで乗り切ることが出来た。
30分ほどの乗船で「宮島港」へ到着。
売店で迎え酒を購入し、早速『日本三景』を目指す。
道中で鹿さんがお出迎えしてくれたが、追っかけられたらちょっと怖いかな・・・
ってか宮島って鹿おったんや・・・
酒場リサーチに夢中になって、観光スポットに関しては
触りくらいしか勉強していない・・・
「この島の名前が日本三景の”宮島”って言うんですよね」
「多分そうでしょう」
「写真でよくみるあの大鳥居の名前はなんていうんで知ったっけ・・・?」
「・・・・」
「そもそも日本三景って他何があったっけ?」
「ボクの地元京都に天橋立がありますわ」
「・・・あ、あとは松島か!」
「松島は確か宮城県でしたよね?仙台にあるんすか??」
「・・・・」
「あれかっ!よく写真で見るやつ!!」
「どうやら厳島神社っていうみたいすねぇ〜」
「い”くつ”しま? い”つく”しま??」
「・・・・」
「あそこに並んで写真撮るんすね・・・並びます?」
「まぁオレら歴史どころか名前もちゃんと知らんし、ええやろ」
「こっから先はお金がいるんですね」
「まぁせっかくやし、行ってみよか」
「えぇぇ!厳島神社って世界文化遺産やったんっ!?」
「・・・そうやで」
「いや、絶対知らんかったやんっ!!」
「うわっ!酒樽かっこいい!!」
「これはさすがに写真撮っとくか」
「これって全部広島の酒なんすか!?」
「・・・・ピントが合わへんなぁ」
「もうオレら酒のことさえも知らんやん・・・」
「そもそもこの建物って満潮になった時、柱が浸かるわけですやん?海水で木材がダメになったりしないんすか?」
「そうそう、だから今工事中になってるんや」
「・・・ほんまにっ!?!?」
「・・・・」
「あれってもしかして、宮島の鹿たちを守る守護神みたいなやつですかね・・・?」
「・・・・」
「・・・・・」
わからない事は”大人たち”に聞こう。
ネットで調べよう。
我々は沈黙の中、同じことを考えてたはずだ。
先に言っておくが
広島の名産物がなぜ「しゃもじ」なのかということは
勿論この時は分かっていない。
分かってないのにこのドヤ顔ショットだ。
大きな声でポンコツ同士の会話・・・
しかしそこにはしっかり笑いはあったはずだ。
たぶん・・・
「オレらほんまに何も知らんなぁ・・・」
「そやなぁ、呑みにいこか」
「きじま商店」
ちょうど酔い感じに焼き牡蠣がテイクアウト出来そうだったので、コチラをチョイス。
この広島ツアーでボクが大ハマりしてしまった「せんじがら」も購入し
せっかくなので厳島神社が見える海辺で呑むことにした。
パッケージの広島弁の説明文が
なんとも力強い。
せんじがらはよく噛む為、アゴの筋肉を使いまくったが
この宮島産の焼き牡蠣はほぼ咀嚼がいらないので自分の歯が混乱しているのが分かる。
旨すぎて、リアルにあと10個くらい食べたかったな・・・
イカに物乞いする鹿ちゃん・・・
さっきはちょっと怖かったけど、少し慣れたかな。
限られた時間の中で、宮島を徘徊。
家出たらすぐに公道に鹿がある生活環境って凄いなって思ったけど
それが当たり前な宮島だからこそ、日本三景に認定されたのだろうか。
知らんけど・・・
「お好み焼き ももちゃん」
フェリーの時間も迫ってたので、早々に宮島の打ち上げを敢行する為
広島焼きが食べれそうなコチラへライドオンした。
入店するとまず見えたのは大きな鉄板と沢山の広島焼き予備軍たち。
その予備軍の数と大きめの鉄板が屋台のようで、安心感しかない。
「酎ハイ」
朝からずっと缶酎ハイを飲み歩いてたけど、酒場のジョッキ酎ハイとなると
それはほぼほぼ別物に感じてしまうのでリスタート。
日本三景をつまみに呑む缶も旨かったけど
やっぱり酒場のジョッキ酒も旨いに決まってる。
「すみません〜今日は牡蠣がもう売り切れちゃってて・・・」
店員さんが申し訳なさそうに、入店してくるお客さんに説明している。
エース不在の広島焼き・・・
WBC日本代表に大谷翔平が居ないようなもんか・・・
いや、それは間違った例えだ。
何故なら大谷翔平はそれ以上の活躍と存在感があったからだ。
広島焼きに牡蠣がなくても、まだ肉も卵もイカもソースもある。
『そば』だってあるんだ。
大谷さん・・・
あなたはもう何にも例えることが出来ない遠い存在になってしまいました。
改めまして、世界一おめでとうございますっ!!!
「あなご竹輪」
あなご竹輪をツマミに酎ハイをチビチビ呑みながら
このあとの分単位の〔酒ケジュール〕を再度イカと入念に打ち合わせる。
が・・・
鉄板で焼けるソースの匂いが大事な打ち合わせを妨げる・・・
焼けるソースの匂いの破壊力って、やっぱり凄まじいな。
あなご竹輪には申し訳ないが、途中からソースの匂いをツマミに酎ハイ呑んでました・・・
「スペシャル」
やってきました、これが本場の広島焼きっ!!
正直ボクはソースがそこまで好みじゃなくて、串カツには醤油をかけたり
たこ焼きはポン酢か塩で食べたりするのだが
逃げられないというか、ゴリ押しの場面では勿論ソースでいただく。
夏祭りの屋台で焼きそばを食べるのと同じで
”雰囲気”という調味料が加算されると、不思議と苦手なモノが美味しくいただける。
宮島の雰囲気もしっかりと味わさせて頂きましたよ。
日本三景「天橋立」は地元から近く何度も行ったことあるし、呑んだこともある。
今回「宮島」では満足いく程しっかり呑めた。
あと一つ「松島」も制覇するしかないなぁ〜
宮城県自体行った事ないし。
呉行きのフェリーに乗るために宮島港へと戻る際、鹿ちゃんが見送ってくれた。
もう全然怖くないぜ。
元気でな〜!!
日本三景だったり
世界文化遺産だったり
名に恥じない雰囲気に脱帽です。
次来るときはボク自身も、もっと大きくなって帰ってきます。
あ、その前にまずは歴史を勉強するのが先かな・・・
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お好み焼き ももちゃん(おこのみやき ももちゃん)
住所: | 広島県廿日市市宮島町北之町浜553 |
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TEL: | 0829-44-2100 |
営業時間: | 9:00~18:00 |
定休日: | 不定(原則無休) |