広電西広島「菊岡精肉店」 まだあまりバレてない広島のぶち酔き『呑める肉屋』さん
酒場ナビメンバーのイカと広島へやってきた。
ずっと来たかった広島。
関西に住んでた時は、東ばかりに注目し
神戸より西に行くことはほとんどなかった。
昼前に広島へ到着すると
修学旅行生たちに負けじとアクティブに序盤から攻めに攻めた。
ホルモン天ぷら、でんがく、せんじがらのホルモンフルコースを
ディープ福島町にて堪能。
福島町で買ったせんじがら、旅中ずっとガムみたいに噛んでたなぁ〜。
それくらい大ハマりしました。
あ、広島の自動販売機には「せんじがら」を販売してるのって知ってました??
映画狐狼の血でロケ地になった「みやさん」の突撃動画↓↓
出だし好調で100点に近いハシゴ酒
時刻はもう17時半になって、夜を迎えようとしている。
しかしあえて広島一の繁華街「流川」には残らず、路面電車「広島電鉄」に乗り込んだ。
電車に乗り込んだのは勿論目的の酒場の為である。
北海道酒業で乗った路面電車よりも倍以上長い広電の路面電車には
パンパンに乗車客がいらしたので、札幌路面電車より日常的に利用するお客さんがいる事が分かった。
駅を降りて徒歩1分
ファミリーマートの正面にあるのが今回の目的酒場だ。
「うぉ〜!!これかっ!!!」
「危ない!危ないっ!!」
当たり前にハシャぐ我々だが
店の外観ばかり気になって、信号がない横断歩道でイカが車に轢かれそうになってたので
興奮するとは思いますが、しっかり左右を確認しましょうね。
「菊岡精肉店」
ボクの中で看板にオレンジと青を使ってる店は名店説というのがある。
例えば
船橋「大衆酒場 若林」
本厚木「酔笑苑」
の看板なんかがそうだ。
本当にどうでもいい話だが
最近ではそんなオレンジと青の組み合わせが好きすぎて
着る服もそんな色合いが多い。
さて好きな色の話もほどほどに、早速店内へ。
看板には確実に”精肉店”と書かれているので
「ドリンクAll390円」
「ハッピーセット980円」
の文字に違和感がある。
しかしこの違和感が我々にとっては
とてつもなく嬉しいのだ。
ライドオンしてみると、やっぱり店内はどこにでもありそうな肉屋さん。
ちょっと違うと言えばツマミのメニュー短冊があることか・・・
他の精肉店ともっと違うことと言えば・・・
店内で立ち呑んでる人がいるっ!!!
そう、こちらのお店は
『呑める肉屋』さん
なのである。
10:00〜18:00は精肉店として
18:00〜21:00は立ち飲み屋として営業されているようだ。
これまで『呑める○○屋』シリーズを紹介してきた酒場ナビとしては
スルーすることが出来ない酒場なのだ。
■呑める魚屋■
■呑める八百屋■
■呑めるスーパーマーケット■
夜になった広島繁華街をあえてスルーして、ここへ来たのは苦渋の決断だったが
この感じだとこっちを選んで大正解だ。
まさかの飲み放題まであったので・・・
90分飲み放題1本勝負で幕開けることにした。
「酒ゴングっ!!」
広島に来てるということあって
いつもよりテンション高めの『ジャーニーズ ハイ(Journey’s high)』だ。
ただでさえ『ジャーニーズ ハイ』になってしまってるのに
メニューを見てさらにテンションは上がる。
ローストビーフ、低温刺し、煮込み、ステーキ、揚げもの、炙り肉寿司、ユッケ・・・
どれを頼んでもハズレなしであろうラインナップ。
このメニューなら好き嫌いで揉めることもないだろう。
1万円払うからこれの全種チョイ盛りオードブルで出してくれへんかな・・・
あかん、想像しただけでヨダレがっ!
垂れるヨダレを吸い込み、我に帰った。
料理を出してる精肉店はたまに見かけるが
まぁ大体焼き鳥、もつ焼き、揚げ物、煮込みくらいの程度だ。
しかしこの精肉店は・・・
居酒屋顔負けのメニューの豊富さ!
立ち飲み屋としても相当こだわってるのが
メニューをみるだけで伝わってくる。
さては元シェフの息子さんが
後継のためにこの店で働きだして、それでこの営業スタイルになったな??
どうです?
全く確認してないけどあってます??
悩みに悩んで、オーダー用紙にメニューを書いた。
「低温タン刺し、低温レバ刺し」
精肉店の立ち飲みだから
勝手に紙皿での提供かなと予想してたが・・・
なんて長いオシャレ皿!
盛りなんて
見るからに高級店のようだ。
これでもかっ!
ってくらいピンク色なタン刺しはもはや芸術的。
エロさを通り越す芸術だ。
レバ刺しも完璧な火の通り具合で
ごま油、塩、薬味で食べればぶっ飛ぶ旨さ。
飲み放題にしといてよかった〜
って思えるくらいの〔酒泥棒〕である。
「若鶏のタタキ」
次々と登場してくる料理たちは全部が主役級・・・
ちゃんと擦りおろされたワサビが嬉しい。
ていうか
これが全品298円(税込329円)だなんて・・・
なんやここ、ただの天国やんけっ!!
「肉屋のステーキ」
せっかくなので
この店で一番高いメニュー「肉屋のステーキ」1000円も注文してみた。
さすが一番高いだけあって、もう文句の付け所がない100点満点の味。
多分だけど、落ち込みまくってる人が
ここでステーキと酒を呑み喰いしたら、一瞬で悩みと不安が吹き飛ぶだろうな。
精神面の一番の薬はやっぱり肉と酒かな?
知らんけど
「牛スジ煮込み」
どれもこれも美味しくて、注文が止まらない・・・
この後のハシゴ酒で
『お好み焼き』という選択はこの時点でなくなっていたような気がする。
なんならここで胃袋は終わってしまってもいいかも・・・
あとの”お口の恋人”は「せんじがら」でいっか。
肉のショーケースをテーブル代わりにする酒場って
全国でここ以外にあるんかな???
もしあるのなら、その酒場の為に遠征ツアーを組むのもありだな。
知ってたら教えて欲しいっす。
「ハムカツ」
ボクの好きなオレンジと青のロゴ「ときめきナイトトレーナー」を着てるこの方が
今回酒場ナビに菊岡精肉店を教えてくれたアヤナさんだ。
アヤナさん、本当にありがとう。
ハムカツ旨いよ。
『ジャーニーズ ハイ』になってるイカがアヤナさんに〔酒場セクハラ〕を連発してたのは言うまでもないが
まぁその辺様子はまたの広島記事ということで・・・・
いよいよこの店の滞在時間も残すところあと少し・・・
〆に最初から気になってたあのメニューをチョイスしてみた。
「炙り肉鮨」
右から
「ローストビーフ」、「消える魔球」、「もも炙り握り」
仲良く一人一貫ずつ。
ボクは幸運にも一番気になってた「消える魔球」を食べることが出来た。
口に入れた瞬間、とろける肉が消え
その旨さの反動でシャリも消えてしまった・・・
本家消える魔球、巨人の星『大リーグボール』よりも消えてたんじゃないだろうか・・・
消えすぎて
「あれ?オレ寿司食べたっけ??」
って錯覚を起こしたくらいだ。
消えたので実質カロリーゼロ
消えたので味の記憶もなし
あ、この食レポは褒めてますからねっ!!
大大大満足でフィニッシュ!
菊岡精肉店で呑んでみて分かったことは
『呑める精肉店』いうか
『肉を売る居酒屋』だ。
酒場ナビYouTubeでも紹介してるんで是非ともご覧ください!!
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あなたの街の少し変わった『呑める○○屋』さん
広島酒業は続く・・・
菊岡精肉店(きくおかせいにくてん)
住所: | 広島県広島市西区己斐本町1-24-16 |
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TEL: | 082-271-1453 |
営業時間: | 精肉店営業 10:00〜18:00 角打ち営業 18:00〜21:00 |
定休日: | 日曜日 |