前回札幌”奥すすきの”の「ミッチーズ」で呑んだあと

結局終着店はいつものお世話になってる「SALINAS」へ行ったんだっけな・・・

 

何時くらいまで呑んだだろうか・・・

 

記憶が曖昧だ・・・

 

 

 

 

 

ホテルに帰って来て、そのまま死んだように眠って・・・

 

次の日の朝（というか数時間後）、ある人からの電話で起きた。

 

 

「二条市場着いたど〜！！今どこや〜？？」

 

「え！？あれ？？」

 

 

この電話でボクの記憶は蘇った・・・

 

 

 

そういえば昨日酔った勢いもあって

SALINASマスターの平井さんと

「明日朝から二条市場で呑むか！」って約束をしてたんや・・・

 

 

「すみません、すぐ向かいますっ！！」

 

 

ボクは急いでホテルをチェックアウトし、「二条市場」へ向かった。

 

 

時刻は朝１０時・・・

確か昨日（というか今日）は朝６時くらいまで呑んでたはず・・・

 

 

”酒が残ってる”っていうレベルじゃなくて

まだ普通に酔ってる・・・

 

 

でも二条市場へ着くと、自然とテンションは上がる。

 

 

 

「お〜い！ジュンヤ〜！！こっち〜」

 

 

ある遠くで平井さんが手を振っている。

 

 

「もう缶ビール３本開けたどっ！！」

 

 

声のボリュームが朝のレベルじゃない・・・

明らかに泥酔してる人のボリューム。

 

 

 

話を聞くと

昨日ボクがSALINASから帰ってからもまだ店で呑んでて

少し店で仮眠してから二条市場へ来たとのことだ。

 

 

て、鉄人過ぎる！！

 

SALINASではこれまで何度も楽しいドラマがあったが、今回も何か起きそうな予感・・・

 

 

「堺本商店」

 

 

 

数ある二条市場の店がある中で

何故ボクたちがこの店を選ぶかというと・・・

 

 

店内で呑ませてくれるからだっ！！

 

 

 

ちなみに初めて北海道へ行った２０１６年にも、実はここで呑んでて酒場ナビでも記事にしてます。

 

 

それ以来ボクは北海道に来る度に

ここへ来て呑むのをルーティン化させているのである。

 

 

 

体調は最悪のコンディションだが

電話で無理やり起こしてくれた平井さんには感謝だ。

 

また今年もここで呑れるぞっ！！

 

 

 

 

店前で待機してる新鮮な海鮮物をマスターにお願いすると

すぐに捌いてくれるという素敵すぎるシステムである。

 

 

 

『呑める魚屋』

 

 

かつて酒場ナビでは素敵な呑める魚屋さんを紹介して来た。

 

 

・大島「味雅」酒場女子必見！新鮮な魚介類を格安で食べる方法！！

・静岡「大石商店」ここが最強の呑める魚屋だっ！！

・牧志(沖縄)「鮮魚節子店」〜「第一牧志公設市場」沖縄の新鮮な魚を魚屋と市場で堪能出来る黄金コース

・佐野「小暮食堂」ここも最強の呑める魚屋だっ！！

・三崎口「城ヶ島漁港直売所」ムラサキウニを知ってるかい？ウニ好きなら今すぐ城ヶ島へゴー！

・岩見沢「池島鮮魚店」ハイコスパな鮮魚店で市場呑みしてたら、凄い展開になった・・・

 

 

 

 

 

酒場には

居酒屋、立ち飲み、角打ち、大衆食堂など

細かく分ければ色んなジャンルの酒場があるけど・・・

 

ボクは『呑める魚屋』が一番テンション上がる酒場だ！

 

 

 

 

新鮮で安い海鮮物がその場で食べれるのが一番の理由だが

「持ち込みOK」だったり、「ほぼ家みたいな店内」だったり

「店員さんが異常なくらい親切」だったりするのも

大好きな理由だ。

 

 

 

 

 

ボクが選んだヤツをすぐ隣で店員さんが捌いてくれてる。

 

その光景そのものが立派なツマミになって、酒が進む。

 

 

 

 

しかしながらとんでもない二日酔いは確かだったので

まずはコンビニで調達した優しそうなコイツで酒ゴング。

 

 

 

 

「はい〜わさびと醤油とかこの辺のやつ、テキトーに使ってね！」

 

「お箸はこれね〜」

 

 

 

親戚の家に泊まって朝ご飯食べるノリみたいな感じで

優しい店員さんが色々接客してくれる。

 

 

 

しかしながら今から食べるモノに関しては

親戚の家の朝ご飯では出てこないであろう絶品海鮮物！！

 

 

 

「生牡蠣」

 

この見るからに旨そうな生牡蠣が１個２００円〜３００円で食べれるのだ。

 

 

「体調が良ければ、あと３つくらいは食べたかったな〜」

って思うのも毎度のことで、ボク的二条市場あるあるだ。

 

 

 

 

「生帆立」

 

 

こんな朝ご飯最高過ぎる。

 

次回はご飯を持ち込んで、自分なりの海鮮丼を作ってみたいなぁ〜

 

多分優しい店員さんは余裕で許してくれるだろう。

 

 

 

 

 

「甘海老」

 

 

完全にスイッチの入ったボクは再びコンビニへ走り

酎ハイとコンビニの氷を買い〔カップ酒４００割り〕に切り替えた。

 

 

 

 

そして見るからに旨そうなコイツを一口でバキューム！

 

 

超絶ウマッシュっ！！！！

 

 

 

朝の二条市場でボクは平井さんとハイタッチした。

 

 

 

 

「つぶ貝」

 

平井さん、一押しのつぶ貝。

 

 

これも言うまでもなく、絶品でボクはいつもより相当早めに完全泥酔モードに入った。

 

 

 

このまま昼過ぎくらいまでここで呑んで、一旦銭湯を挟んだりして、少し仮眠なんかもしたりして・・・

夜になるとまたネオンが光るすすきのの街に呑みに出る。

 

そんな贅沢すぎる至福の一日を何も考えずに１週間くらいやりたい・・・

 

 

 

しかしこのあとのボクの予定と言えば、昼過ぎに帰りの飛行機に乗って東京へカムバックだ。

 

 

今この瞬間を全力で楽しむのみ！

１分１秒だって無駄に出来ない。

 

 

 

 

そこへ一人の女性が店内へやってきた。

 

どうやら、我々と同様にココで呑るみたいである。

 

 

 

一人呑み女子、そして我々は良い感じに酔っている・・・

いつ始まってもおかしくない、マッチングのタイミング。

 

 

いざ！メイクミラクルっ！！

 

 

先にしかけたのはボクではなく、平井さんだった。

 

 

「ベッピンさんやねぇ～！！」

 

 

ストレートな挨拶をかまし、会話を続ける。

 

どうやら話を聞くと

・大阪から一人旅

・人妻

・この近くにホテルを取ってる

・北海道に来るのは初めて

との事だ。

 

 

 

お姉さんは恐らく店内で食べる海鮮物では一番高額であろう「中トロ」を食べながら、ゴリゴリの関西弁で話してくれた。

 

 

 

テーブルの上にはつぶ貝しかないボクらをみて

「これ一人で食べきられへんから、よかったら貰ってください」

と中トロをいただいた。

 

 

 

 

それにしてもさっきから平井さんの様子がおかしい・・・

 

明らかに格好をつけている。

 

 

「オレ、すすきので店やってるんすよ！」

 

「この辺で何か分からない事あったら、聞いてね！」

 

「あ、名刺渡しとくからいつでも店呑みにおいで！！」

 

 

 

平井さんが口説きまくってる間に

ボクは中トロを全部喰ってやった。

 

めちゃくちゃ旨かったなぁ～～

 

 

大阪の人妻お姉さんは中トロを完食すると

「ほなまた～～」と店を出ていった。

実に粋な呑み方だ。

 

 

 

そしてボクもついにやってきたフライト時間のタイムリミット・・・

 

「寂しいけど、またすぐここで呑みましょうね！」と約束をし

店員さんにも挨拶して店を出た。

 

 

 

これ以上にない、最強のモーニング。

 

ボクは何の悔いもなくテンションぶち上がったまま空港へ向かった。

 

 

 

 

あ、平井さん・・・

次はボクが中トロを食べさせてあげるね。。。

 

 

 

 

 

 

 

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