三崎口「城ヶ島漁港直売所」ムラサキウニを知ってるかい?ウニ好きなら今すぐ城ヶ島へゴー!
神奈川県最南端の街「三浦市」
個人的に三浦市は何度か海水浴、バーベキューで行った事があるが
それ以外で訪れた事はなく、今回は更に南へ行き、海鮮物を楽しむツアーへ。
「三崎口駅」
東京の隣の県とは言えど
うまく乗り換えが出来なかったら、新宿から2時間近くかかってしまう京急線の終点だ。
朝早起きしてまだテンションが追い付かないので、ストロング缶を注入し
駅周辺を散策。
というのは
ここがゴールではなく、目的地までどうやって行くのかさえも知らなかったからだ。
目的地の「三崎港」まではバスで行くみたいだが
何時にどのバスを乗っていいか分からず・・・
だがしかし、気分はフルスロットルでマグロモード。
「三崎口駅」からバスに乗って15分ほどすると
潮風薫る「三崎港」へ到着。
今回は海へ入る事も、外でバーベキューをする事もないので
天候に関係なく、港を見れて気分は最高。
本来ならこの港周辺で”必死に呼び込みしてるおばちゃんたち“の店で
マグロ丼なり、海鮮料理を食べるのが一般的ではあるが・・・
酒場ナビを読まれてる方で
「そんな記事あげて誰が喜ぶんじゃいっ!!」と自分を鼓舞し
更に朝から何も食べてない空腹を我慢して、船へライドオン。
そう・・・
ボクたちはまだ南へ進むのだ。
船は貸し切り状態・・・
確かにこの天候で「三崎港」来る人自体少ないし
更には船まで乗るなんて、異例のスケジュールだ。
船の上で”宣材写真“を撮ってると・・・
5分もしないうちに島へ上陸。
この上陸した島こそが
神奈川県最南端の島「城ヶ島」だ。
右も左も分からないはじめて来る島に
多少困惑はあったが
ボクには鍛錬された〔酒場センサー〕がある。
港から少し歩くと
『営業中』、『漁師の店』という旗を掲げてる店があったので・・・
もはやこれより先は店がないと判断し、突撃する事にした。
「城ヶ島漁港直売所」
そもそもここで飲食する事は出来るのか?
酒はあるのか??
もしなかったらまた港まで戻らなくてはいけない・・・
店に入るや否や
挨拶もほどほどに
店員さんに食い気味で聞いてみた。
「ここで食べれますかっ!?」
「勿論です。」
「よっしゃっーーー!!!」
「あ、お酒ってありますか?」
「冷えたビールありますよ!」
それはそれは天使のような声でしたよ。
早速大はしゃぎで店内見渡すと・・・
水槽で今か今かと待機する魚介類たち・・・
まさにこれぞ『大人の水族館』っ!!!
『その場で食べれます。』
『お好みで刺身、煮魚、焼魚に出来ます。』
の張り紙が最高に嬉しすぎる。
「三崎口駅」から
色んな誘惑はあったが、全てをフル無視し続けた自分を褒めてやりたい。
いつからだろうか
水族館には全く興味がなくなり
市場や海鮮物センターに心が躍らされるようになったのは・・・
大人になるってこういう事か
なんてしみじみ思いながら、気になる魚介類たちをじっくりと吟味。
しっかりと審査し
見事選び抜かれた魚介類たちを店員さんに渡し、捌いてもらう事に。
乾ききった喉を瓶ビールで掃除し
オープニングアクトの「イカの塩辛」で
その場をつないでもらう。
前座とは思わせないくらい美味しい塩辛に
嬉しい先制パンチを喰らう。
「ナマコ」
気持ち悪い見た目とは裏腹に
一部のコアなファンからは絶大な支持があり
北京のほうでは高級食材として扱われている。
「誰だっ!どさくさに紛れてナマコを捌いてもらったのはっ!」
と思ったが、こんなタイミングでしかナマコと向き合うのはないだろうという事で試食。
“ぶにゅ”っとした食感・・・
仕事で疲れて帰って来て、夕飯の晩御飯に嫁がこれを出してきたら・・・
状況によってはテーブルをひっくり返すかもしれない。
メインアクトを務める青魚であるが・・・
正直”美味すぎて”、後半の記憶がほとんどない・・・
この魚の名前も忘れてしまったくらいだ。
さっきまで水槽のなかで自由に泳いでた魚なので
鮮度に関しては抜群だ。
「サザエ」
サザエも焼きではなく、刺しでいただくことに。
とにかく『コリコリ』とした食感・・・
なまこもコリコリしてたが、それを余裕で上回るコリコリ感・・・
“コリコリ”という表現では物足らないくらいコリコリしてたので
『コリコリコリコリ』と表現すべきかな。
偶然見つけた名店で新鮮な海鮮物を楽しんでいると・・・
うわぁぁあああ!!!!
「美味しいですか?」
急に現れたこのスキンヘッドの厳ついおじさんに一瞬ひるんでしまったが
どうやら話を聞くと店員さんとの事。
見た目とは裏腹に、とてもやさしく店の事を教えてくださった。
そして今キャベツを餌とした「ムラサキウニ」の養殖に力を入れてるみたいで
アンケートに答えるとそのムラサキウニをサービスしてくれるとの事だ。
ウニは好きだが
「キャベツウニ(ムラサキウニ)」の事は全く知らなかった。
そんなみんな大好きなウニをアンケートに答えるだけで
無料でいただけるなんてありがたい話だ。
トゲトゲしい見た目が最高にカッコいいが
味は濃厚で甘い。
実に男前なヤツである。
ウニ・・・
米と一緒に喰いてぇ・・・
そう願うのはボクたちだけではなかったのでしょう。
店にはご飯もちゃんとあるとの事だったので
注文して、オリジナルの海鮮丼を作る。
どんぶり一杯に盛られた幸せ
幸せというのは唐突にやってくるものだ
命に感謝し、オリジナル海鮮丼を掻っ込む。
あまりの美味さに、独り占めしてしまい
一瞬で米がなくなったのである。
まさに”米泥棒な海の幸“たちだ。
次の予定もあったので
ムラサキウニをサービスしていただいた厳ついお兄さんにお会計をうながすと・・・
「計算ミスってんちゃうっ!?」
ってくらい安かったのを覚えている。
もうすぐ冬がやってくる。
しかしあえてこんな季節だからこそ、神奈川県最南端の町「三崎町」へ行ってみるのもどうだろうか。
ムラサキウニは更なる進化を遂げて養殖されているかもしれない。
ちなみに「城ヶ島」の醍醐味はやはりなんと言っても大自然である。
歩くには少し過酷ではあるが
是非とも島を一周してほしい。
三崎町、城ヶ島では
極上の自然と海鮮物が待っている。
《魚屋さんで呑んでみたシリーズ》
- 大島「味雅」酒場女子必見!新鮮な魚介類を格安で食べる方法!!
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- 牧志(沖縄)「鮮魚節子店」〜「第一牧志公設市場」沖縄の新鮮な魚を魚屋と市場で堪能出来る黄金コース。
城ヶ島漁協直販所(じょうがしまぎょこうちょくばいしょ)
住所: | 神奈川県三浦市三崎町城ケ島500-28 |
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TEL: | 046-882-2160 |
営業時間: | 9:00~16:00 |
定休日: | 不定休 |