牧志(沖縄)「鮮魚節子店」〜「第一牧志公設市場」沖縄の新鮮な魚を魚屋と市場で堪能出来る黄金コース。
まだまだ続く沖縄クレイジージャーニーTour。
この夏沖縄に行かれる方は前もって酒場対策はしておきましょうね!
・栄町市場「モラ・カフェ」 酒好きなら絶対に栄町市場は外せません。
・安里「マルヒデ商店」 おもちゃと音楽と串カツが好きな方はこちらへ。
・座間味島「南島酒楽 青の海」 本島から気軽に行ける座間味島はオススメです。
晴天で賑わってる国際通り・・・
この日も安定の二日酔い。
この日はお土産を買ったりなどで、国際通り周辺をブラブラ。
「第一牧志公設市場」から近接する「にぎわい広場」では子供連れの家族さんが何組か居たりで・・・
将来は沖縄でまったりと永住するのも良いかなと思ってみたり。
早々にどっぷりと沖縄マジックにかかってる筆者でございます。
この「にぎわい広場」近くにある「節子鮮魚店」で昼から新鮮な魚が食べれるという情報を得たので早速来てみた。
「呑める魚屋さん」がキャッチフレーズで、すぐに吸い込まれてしまいそうな外観である。
この時点でもう”酔い店”である事を確信する事が出来た。
こんな魚屋さんが近所に出来てしまったら、入り浸ってしまって、魚臭くなるだろうなぁなんて思ってみたり。
店内はまとまり感のない机と椅子で、如何にも無理やり作った感と沖縄のゆる~い感が良い意味で感じ取れた。
近所の方々が集まって開かれたバーベキュー感と、もしくは地域の行事があってそれ終わりでなんとなく始まった軽い打ち上げ感になんとなく似てる雰囲気だ。
そして真昼間から皆さん”ヤられてる”ようで大盛況である。
あの時間帯にあの空間に居た人に悪い人は居ないだろうし、すぐにでも仲良くなれる自信だってあった。
店はご夫婦さんであろうお二人が仲良くナイスコンビネーションで切り盛りされてらっしゃった。
手書きのメニュー表がとにかくそそる。
飲み物は外に置いてあるクーラーボックスからセルフで取るシステムだったので、いつもの大好きな焼酎ハイボールを頂く事にした。
一応沖縄っぽく、シークァーサー味で。
「にぎわい広場」で楽しそうに遊ぶ子供たちを見ながら、この日も早い時間からキンキンに冷えた缶チューハイで乾杯。
幸せとはこういう事だ。
もし筆者に子供が出来て、この辺に永住したのなら
休日に我が子を「にぎわい公園」に連れてきて、気づいたら「節子鮮魚店」で昼間から一杯ヤりながら、公園で無邪気に遊ぶ我が子を見守るのだろうなって思った。
いかんいかん、それじゃあただのダメ親父である。
将来沖縄永住するのなら、この近辺はやめておこう。
そんな事を思いながら、焼酎ハイボールで一気に喉を掃除した。
本日のオススメ北九州産の「門司かき」を生で。
身がとてもぷりぷりでミルキーであり、一気に口の中が大海原になった。
焼き物はテーブルの七輪でこれまたセルフで焼くスタイルであるが、七輪が置いてないテーブルもあるので
このように隣の方と半分ずつ使って焼く事もあって、これもまた珍しい感じで楽しい。
この共有七輪がきっかけで恋に発展したカップルも居るんだろなぁなんて思ってみたり。
出会いを求めて、沖縄へやってきた方は是非ともこの節子鮮魚店の共有七輪を積極的に使って頂きたい。
「節子鮮魚店共有七輪婚」
素敵ではないか。
そんな出会いにドキドキしながら
手前で我々のズワイガニスティックを焼き、奥で隣の方々が焼き上げるかきのこんぶ焼きを羨ましく思いながら見届けた。
今回は我々も隣の方々も少ない量しか焼いてなかったが、沢山焼くグループが隣合わせると
ぶつぶつ交換なんかも出来て楽しいであろう。
そんな感じで節子鮮魚店での恋物語妄想を膨らましてると、すぐにズワイガニからOKの合図を頂いた。
軽く炙ったくらいのズワイガニスティックを欲望のままに”バキューム“した。
口の中が一気に一攫千金を狙う者が挑むベーリング海のようになった。
美味いという表現だけでは、どこか収まらないような味だった。
恐らくちょっぴり計算が苦手な旦那さんを、見守る奥さんの図。
厨房も丸見えだったのだが、ちょうどまさに今奥さんが作ってらっしゃった何かの魚のソテーがかなり美味しそうだったので
これは次回の宿題という事でお会計を済ませ、店を出た。
酒場好きなら、牧志では外せない魚屋さんであろう事は間違いないはずだ。
完全に海鮮モードに入った我々は次にすぐ近くの「第一牧志公設市場」へ向かう事にした。
「第一牧志公設市場」といえばその名の通り、市場で観光客でも気軽に珍しい魚が買える楽しすぎるオアシスなのだ。
1階では鮮魚・食肉・乾物など沖縄県の特産品が多く売られているので、観光客でにぎわっている。
2階は食堂などがあり、施設内の鮮魚店で購入した魚介類をその場で調理してもらえ、新鮮な魚を食べれるのだ。
そんな楽しい市場へうきうきの足取りで向かう途中にこんな貼り紙を発見した。
おしっこしたら殺されるので、観光客の方はお気をつけてください。
さらに市場近く来ると、派手な店員さんに声をかけられた。
「お兄さん、身体疲れてない?このマカ飲んだら身体ビンビンよ。今なら安くするわよ」
と怪しすぎる営業を喰らったのであった。
そういえば去年、この店員さんから「魔訶不思議」という怪しい錠剤を買ったのを思い出した。
観光客の皆さん、怪しい薬の勧誘には気を付けましょう。
(※この店舗は健全です)
市場に向かうまでにすでに色々あったが、ようやく「第一牧志公設市場」に着いた。
一歩足を踏み入れた瞬間にこの光景が目に入ってきた。
筆者がもし子供だったら、トラウマレベルになりそうなくらいのパンチ力である。
豚は全部食べられるみたいだけど、この豚足だけはどうも食欲が沸かないものだ。
「牛中味」
要は牛の内臓系である。
沖縄では内臓の事を中味というみたいである。そのストレートすぎるネーミングセンスに沖縄感を感じる。
これぞ公設市場の真骨頂である、沖縄以外では見たことない色をした魚たちである。
よく見て欲しい。
ハリセンボンにもサングラスをかけさすくらいのお茶目ぶりである。
本当は伊勢海老を刺身でかぶりつきたかったのだが、値段をみてぐっと我慢。
売れたら腹いっぱい食べてやるからな!と決意の写真を。
新人のヤンさんは先輩に魚のさばき方を教わってる様だ。
あれ?素手でさばくの?
市場で買った魚を2階で頂けるので、刺身盛り合わせを買ってここで呑む事にした。
7種類も詰め込まれたこの刺身盛り合わせはなんと500円という安さなのである。
かなりのコスパの高さと言えるであろう。
雰囲気の良さが更に刺身の質を上げてくれてるような気がした。
大好きな沖縄のお茶「さんぴん茶」を焼酎で割った「さんぴん茶ハイ」に今宵は身を任せる事にした。
美味過ぎる刺身とさんぴん茶ハイで気分よくフロアを眺めてると・・・
「忌野清志郎さんがいるではないか!!!!」
いやいやそんな事はないはずだ・・・
最高のロケーションに酔い過ぎたのだろうか。
何度も目をこすりながら、忌野清志郎さんらしき人に近づいてみると・・・
「忌野清志郎意識してるおばちゃんや!!!!!」
そうか、この日(5月2日)は忌野清志郎さんの命日だったからか。
こんな粋な演出をしてるおねえさんのおかげで更に酔いが回る。
あ~おねぇさん、もしボクが昭和を魅了した忌野清志郎並みのロックスターだったら、当時の節子鮮魚店の共有七輪で隣り合わせたかったです。
節子鮮魚店(せつこせんぎょてん)
住所: | 沖縄県那覇市松尾2-8-44 |
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TEL: | 098-863-2404 |
営業時間: | 12:00~21:00(ラストオーダー20:30) |
定休日: | 木曜日 |