東京の観光名所である『上野公園』と聞いて、思いつくスポットと言えば

『動物園』『美術館』、『博物館』などの文化施設

そして『不忍池』などがある。

 

 

 

 

そして個人的にはもう一つ・・・

 

桜が咲く季節になると、上野公園は昼間から酔っ払い続出の”泥酔者製作所”になるのだ。

 

 

今年も無事立派な桜と不立派な泥酔者を拝むことが出来た。

 

 

 

 

ボクもそうなんだが、大体花見呑みをする時なんて

最初の５分くらいしか桜に興味はなく

気づいたら普通に公園で酒友と酒を呑んでるだけなのである。

 

 

 

 

結局は『花見』と理由付けて

昼から呑んだくれて、騒ぎたいどうしようもない奴らの集まりなのだ。（我含む）

 

 

 

 

勿論桜がよく見える場所が人気なのだが

花見理由付け昼呑み呑兵衛たちが

主役の桜よりも重要とするのは・・・

 

「トイレ」と「売店（追加酒が買える）」が近いってのがよっぽど大事なのである。

 

 

悲しき酒呑み花見あるあるだ。

 

 

 

上野ってただでさえ飲み屋が多い街で昼呑みなんて当たり前

コロナ禍でも関係無しで盛り上がってた凄い街だ。

 

 

上野に居る人は２人に１人は酒を呑んでても過言ではないだろう。（オレ調べ）

 

 

 

そんな人混みの飲み屋街から上野公園に逃げ込んでも

はっきり言って無駄である。

 

 

 

右を見ても左を見ても、桜の近くには確実に酒呑みが・・・

 

 

 

 

桜が舞うと同時に

酔っ払いも踊り舞う・・・

 

 

 

 

桜が散ると同時に

酔っ払いの記憶も散る・・・

 

 

 

 

酔っ払いが嫌いな人は

花見シーズンは上野を避けた方が良いかも・・・

 

 

とアドバイスしたいところだが

この記事をここまで読んでる時点で

あなたもなかなかの呑兵衛さんだろう。

 

 

 

大丈夫さ

人に迷惑をかけなければ、存分に昼から酔っ払ってくれ。

 

 

 

 

「上野にも東照宮ってあったんや・・・」

 

 

相変わらず歴史のことは全く知らない。

 

 

 

 

去年行った日光東照宮を思い出す。

 

 

 

 

 

 

そんな上野東照宮の入り口にあるのが、今回の目的酒場だ。

 

 

「東照宮第一売店」

 

 

 

東照宮までの通りは屋台が軒並んでたが、明らかに異彩を放つコチラ。

 

 

 

上野東照宮目当てじゃなくて

こっち目的で来た自分を褒めてやりたい。

 

 

 

 

しかし花見シーズンということもあってか、店前には長蛇の列が・・・

 

 

 

これを並ぶのは流石にキツい・・・

 

 

と思ったのだが、店内の様子を伺うとテーブル席は空いている。

 

 

「店内って空いてます？」

 

店員さんに確認してみると

店内は全然空いてるとの事だ。

 

 

 

 

どうやら並ばれてる皆さん、この名物『もんじゃまん』だったり、飲み物を買いたがってる様子である。

 

 

 

 

 

というわけで早速店内へライドオン。

 

 

『昭和レトロ』という言葉がマッチし過ぎてる店内。

 

 

 

 

「焼きそば追加ねぇ〜！」

 

「このカレーライスはどこに出すの？」

 

 

３人の店員さんが忙しそうに接客されていた。

 

 

 

 

相当忙しかったのだろう・・・

 

出されたお冷はコップ半分にも満たしていなかった。

 

 

 

恐らくボクの人生で

飲食店で出されたお冷の最小水量更新だ。

 

 

これは何かが起きそうな予感。

 

 

「とりあえず瓶ビールください！」

 

「はい〜料理はちょっと待ってね」

 

 

 

 

『瓶ビール』

 

 

「ありがとねぇ〜！また来てね〜！」

 

「いや、おかあさん！僕たちまだお金払ってないですよ！」

 

「あれ〜〜そうだったっけ」

 

「”姉さん”紙にちゃんと書いてないじゃん〜」

 

 

他のお客さんのやり取りをツマミにビールを呑む。

 

 

どうやら２人の女性店員さんは姉妹らしい。

 

 

 

キッチンを担当するのが”しっかり者”の妹で

接客を担当するのが”おしゃべりさん”の姉のようだ。

 

 

 

マスターはどちらかの旦那さんだろうか。

 

 

 

 

「もう歳いくと、ほんとに覚えれないね！」

 

「早くこれ運んでっ！！」

 

 

高齢ボケ漫才をしてるかような声量とバッチリなツッコミのタイミングで

店内は一気に笑いが起こる。

 

 

 

注文したモノと違うのが来ても

お釣りが間違ってても

お冷の量が少なくても

 

この雰囲気だと、怒りは１ミリも起きない。

 

むしろそんなトラブルがちょっと起きて欲しいって思ってる自分がいる。

 

 

 

 

完璧な接客も勿論良いけど、愛嬌でカバー出来るのも立派な技だ。

 

 

 

 

 

「遅くなってゴメンね、今なら手が空いてるよ」

 

「じゃあラーメンくださいっ！！」

 

 

忙しいにも関わらず、おしゃべり好きな姉さんは

「どこから来たの？」、「今日はもうずっと忙しいわ」、「私８０歳超えてるのよ！」

と色々と喋ってくれる。

 

 

 

 

「ふぅ〜、それで注文したのはなんだっけ？」

 

「あ、ラーメンです」

 

 

愛嬌って無敵だ。

 

 

 

 

 

 

『ラーメン』

 

 

しっかり者の妹さんのおかげでラーメンはすぐに出された。

 

 

見るからにノスタルジックな王道醤油ラーメン。

 

 

 

「若い子はもっとコテコテのラーメンが好きなんじゃないの？」

 

「ラーメンと恋愛は一緒で”濃厚な味は一瞬”、”あっさりな味は永遠”なんすよ」

 

「・・・・」

 

「姉さん、聞いてましたっ！？」

 

 

 

完食完飲でフィニッシュ。

 

 

 

創業７０年以上

 

ラーメン鉢の色がこの店の歴史を充分に物語ってくれた。

 

 

 

 

 

 

情報は聞けなかったけど、店名で「第一売店」と名乗ってるのだから

以前は「第二売店」、「第三売店」とあったのだろうか。

 

 

 

 

 

帰り際に店の奥にこんなモノを発見した。

 

 

 

 

『ネームバッヂ』

 

 

興味津々で見てるとママさんが

「珍しいでしょ？それもう売ってないのよ」

と教えてくれた。

 

 

 

 

好きな子の名前のバッヂを買って、それを本人にあげると

婚約指輪以上の威力を発揮するとかしないとか・・・

 

 

 

 

ボクは全名前のバッヂを入念に確認し、２つのバッヂを購入した。

 

 

 

 

 

１つは「じゅんちゃん」

これはボクの名前・・・

 

もう１つは「まゆみちゃん」

これは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクのオカンの名前だ。

 

 

 

最後まで楽しませてくれた東照宮第一売店に感謝感激。

 

 

 

 

ちなみに夏期限定で「パンダそうめん」という激ヤバメニューもあるらしいので

それも酔うチェックでお願いスマッシュ！

 

 

 

 

 

 

店の雰囲気や、ママさんのキャラ

 

そしてあとで食べた「たらこ焼きそば」の食レポ・・・

 

バッチリYouTube動画でも上げてますっ！！！

 

　　 

 

 

 

記事とは少し違った感じで雰囲気伝わると思いますので

是非ともご覧くださいっ！！！

 

そしてチャンネル登録もよろしくお願いスマッシュっ！！！！

　　  

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