この酒場を紹介していいのか 本当に悩みました その2
「あ 今日は予約でいっぱいなんです・・・」
「お席ご用意できないんですよ・・・」
「イチゲンさんはねぇ・・・」
何度試みても
その酒場の暖簾はくぐれない
宝来亭のママに相談して
攻略法を伺う
改めてお店に挨拶に行き
後日電話で予約をし
やっとこさ
入店することを許された
入店の条件が厳しい・・・
シラフで香水もつけてない
四名以上でもない
子供を連れてないアラフィフだ
ご遠慮しなくて大丈夫だろう・・・
入店した瞬間に
「お前はそぐわねえぜーー!!」
と 親爺に
ボコボコにされたり
しないよな
ふぅ
無事着席
この店が
旨い店
だという噂はかねがね
親爺さんの実家は
お肉屋さんなんだ
肉を
むさぼり食ってやろう
レバーちょっと揚げ
かつては生で提供してたであろう
鮮度抜群のレバーに
恋に落ちる
タレじゃなく塩でお願いして良かったと
心底思った
自家製焼き豚
キメ細かな透き通るような白肌を
タレで化粧して
美人チャーシューの出来上がり
脂身ではなく
いわゆる赤身の部分も
ジューシーだ
豚もつ煮込みも絶品
目の前に
煮込みの名店もある
旨すぎる煮込み酒場が
向かい合ってるなんて
エグイなこの一角
国産の牛スジ煮込みが
力強い肉肉しさ
同物同治
ココのスジ煮込みを食べてたら
アキレス腱断絶しなかったんじゃ
なかろうか
それにしても
瓶ビールの冷え具合が絶妙だ
葛飾ナンバーワン瓶ビールじゃないかしら・・・
ただ
この酒場で
ビールばっかり吞んでたら
もったいないそうで・・・
なぜなら・・・
生ホッピーが
あるんですねっ!!
うわっ!!
ジョッキも焼酎も
極限まで冷やされてますやんっ!!
ホッピーハウスである
住吉の美好や
新三郷のうねめや
他にも沢山の酒場で
生ホッピーを吞らせて頂いたが
群を抜いて一番の旨さだ・・・
親爺・・・
流通してない
特別な樽を
仕入れてませんか・・・?
カシラとニンニクの芽炒めで
生ホッピーが
ススムススム
えっ?
ココの真骨頂は
揚げ物
なんですか??
ギョッ!!
レバカツって
こんな旨かったっけっ!!
ぬほっ!!
こんなタイプのアジフライ
初めてっ!!
メンチカツの最高峰っ!!
肉汁の堤防決壊だし・・・
なにより
フライの衣の旨さがエゲつない・・・
冷静になろう・・・
この旨さには記憶があるぞ・・・
思い出せ・・・
そうやっ!!
早稲田のマキ精肉店やっ!!
7.8年前に足繫く通った
マキ精肉店
コロッケが旨すぎて
レシピを聞いてみたところ
材料はいたって普通だが
揚げ油に特徴があるとのこと
フライヤーを見せてもらうと
油の色がなんと
真っ黒
何十年も
濾しては継ぎ足しを繰り返し
深みのある香ばしさを表現できてると
店主さんが仰っていた
そういや
テリー伊藤も
わざわざコロッケを買うためだけに
クルーザーで
伊豆大島に
行くとテレビで言ってたな・・・
その
鵜飼商店という店の
揚げ油も真っ黒だった・・・
親爺の油も
NTM
だろうな・・・
ラードも
入れてるんじゃなかろうか・・・
ハムカツ
歴代1位かも・・・
いやんっ!!
メニューに揚げ物の王様
とんかつ
なんかを見つけたら
頼まない手は無い
揚げ物のトナリに
の キャッチコピーで
カレールー
なんてのもあるなら
それ諸共
お願いしちゃう
香ばしいラードの香りで
ソースをかけず
塩だけでパクリ
おふうぅぅ
噛むと脂身の甘みが
ジュワ~ン
と広がって夢見心地
肉が喉を通っていく
余韻が長くて
喉チンコ大喜び
ソースは・・・
やめとこう
カレーも
継ぎ足し煮込んでるんじゃないか
と思うほどのコクの厚み
辛さを引き
甘みを足した
と言えばわかりやすいか
懐の深い旨さ
これだけを舐めてても
堪らないツマミだが
ここはやはり・・・
とんかつでカレーを舐って
バクムシャーー!!
至福・・・
これ食って肥満になるなら
一片の悔い無し
大満足で肥満を自慢だYO
次回は
タンハツのさっと揚げ
テッポウも頼むぞ
はんぺんチーズフライも
衣の味が十二分に堪能できそうだな
あっ
コロッケまだ未食だったじゃないか
鼻息荒く
電話をかけると
もう閉店まで
常連さんしか招かないとのこと
再開発なんて嫌いだ・・・
なんて身勝手な意見か
こちらもどうぞ
↓
?(?)
住所: | 東京都葛飾区立石 |
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