梅島「国振」夜空に打ち上がる花火と、町中華の火力で、最高の火遊びは足立の夏にあった
ボクの例年の夏の記事と言えば、やはり海や夏行事を絡めてくる事が多い。
今年に関してはちょっと落ち着き気味では?
と思ってる読者の方もいらっしゃるであろう。知らんけど。
安心してください、今年もバッチリ夏感じてますから。
2023年7月22日
都内最大級の花火大会『足立の花火』が
実に4年ぶりに開催された。
”溜まりに溜まった”足立区の夏の風物詩を見逃すわけにはいかない・・・
花火師の気持ちをダイレクトに受け止めたくて、足立区へ向かった。
舞い降りたのは花火大会の最寄り駅「北千住駅」ではなく、「町屋駅」。
花火までまだ全然時間はある。
ならば、それまでの時間あそこで呑めるじゃないか。
駅から少し歩き、開店の17時より少し早めにこちらにやってきた。
バッチリ予約もして、暖簾が出た開店と同時にライドオン。
「やきとん ますだ」
あの感動からもう2年以上も経ってしまったのか。
随分と再訪を待たせてしまったな。
この日はあの名物オテンバ娘えりちゃんが、フル稼働でもつ焼きを焼かれていた。
そうそう、おしぼりは1人2つ渡されて・・・
ひとつは普通におしぼりで、もうひとつは折りたたんでコースター変わりに。
未だにおしぼり2つ出される酒場にまだココ以外で出逢った事ないなぁ。
初めて訪れた時、度肝抜かれた「もつ刺し」はやっぱり健在で・・・
ハーフサイズでも胃にズッシリ来る肉の刺し。
この写真、猥褻物と勘違いされてBANされへんかな
ってちょっと心配になってくるこの子宮のデカさと生感・・・
生肉をアレだけ沢山食べるんだから、ライオンはやっぱり凄いなぁ〜
なんて考えながらメガ酎ハイをガブ呑み。
まぁこの”飲酒”はライオンには出来ないだろうけど
ってカウンターでニヤけるライオンヘアカラーの「人間」ことオレ。
前回は時間の都合上、注文する事が出来なかった宿題のもつ焼きをコール。
写真では伝わりにくいが、圧巻のデカさ。
もつ焼きの宿題を片付けれた自分を褒めたくなるほどの旨さ。
北千住「もつ焼きやまぴー」に引けを取らないデカさで
更にびっくりしたのは、もつ焼きは注文を受けてから串に刺すスタイルなのだ。
本当はこのもつ焼きをテイクアウトして
『足立の花火にますだのもつ焼きを持ち込んで、2倍花火を楽しもう!』
企画を企んでいたのだが、お腹いっぱいで断念・・・
3杯目のメガ酎ハイを呑んでたところで、外で爆音が鳴り響く。
しまった、もうこんな時間か!!
焦るオレを見て、えりちゃんが
「ここからでも花火見えるよぉ」
と教えてくれた。
急いで、店を出ると・・・
ここで見るのも全然アリだが、それはまた来年の楽しみにしようじゃないか。
外テラス席を準備してもらおうじゃないか。
またすぐ来るよ、と約束し
ますだを後にした。
4年ぶりの足立の花火は
それは溜まりに溜まった火薬が、夜空に良い感じにブチ上がってて
最高の景色。
人の多さにも度肝抜かれた・・・
この日の来場者数は推定で70万人以上(どうやって数えたん!?)でどこかの県の人口より多いとの事だ・・・
今年も無事花火にハイタッチ・・・
無事花火を楽しめたのは良かった。
しかしこれからが一番の災難であって・・・
どうやって帰るかだ。
北千住駅方面に向かうのは自殺行為・・・
歩くのは覚悟で橋を渡って、逆から帰ってみようか・・・
梅島駅まで結構遠いな・・・
あ、でも梅島まで行くと
我らのふんどし酒場「しげG〜」があるじゃないか。
しげG〜を目指し、全然進まない道を歩いた・・・
あかん、もうこれ以上歩きたくないし
人混みから逃げたい・・・
そう思った矢先に見えたのは
赤き看板の町中華だ。
とりあえずライドオン。
いつもお世話になってる町中華に、今回はひと休憩という違う意味で助けられた・・・
「国振」
店内はカウンターのみで
カウンターの形は今まで見たことがない変則カウンターだ。
言うならば『ワの字』カウンター。
皆さん、実際に行ってみてください
「ワの字カウンターやんっ!」って興奮するくらいワですから。
そんなワの一番尖ってる席(座りにくい席)に座らせてもらった。
そんなワの字カウンターと
ホワイトボードに書かれたメニューを見て、ボクの〔酒場センサー〕が反応し出した。
「もしかしてここ・・・大当たりちゃうか」
たまたま休憩がてらに入った町中華に期待が膨らむ。
ボクが町中華で一番心配してる事
それはビール、紹興酒以外のアルコールがあるかどうかだ。
レモン酎ハイがあるかないかで
ボクのなかで驚くほど評価が変わってしまう・・・
「ここ酎ハイがあったら、ゆっくり呑みたいし、また来るのに」
って悔しい思いを何度したことか。
この町中華は・・・
バッチリあった。
マスターありがとう。
休憩じゃなくて、ガッツリ呑らせてもらうよ。
「餃子」
花火の写真でも見て、花火大会の余韻をツマミに呑もうと思っていたが
ところがどっこい!
餃子の登場で、すぐに町中華モードだ。
マスターの鍋振りと
目の前で繰り広げられる包丁捌きはずっと見てられる。
うん・・・?
”見てられる”
とういうか、なんだか
”見たことあるぞ”
この感じ・・・
ネットで店名を検索してみると・・・
ここYouTubeで見たことあったわっ!!
YouTubeで見たことあったなんて・・・
なんだか運命的。
ちょっといっぱいのつもりが当たり前に2杯目。
しげG〜ごめんね
今夜は辿り着けそうにないかも・・・
「エビとブロッコリーのニンニク炒め」
激しい火力によって中華鍋で炒められたこちらは
家庭では100%作れない一品。
足立の花火の人混みよ
ボクをここへ導いてくれてありがとう。
さぁ、どうする
休憩もできたことだし、そろそろ人も減り出して来たから
そろそろ店を出て、次の酒場へハシゴ酒するのもありだ。
しかし、ここで「おすすめラーメン」を
まんまとおすすめされるのもありだ。
激安のおすすめラーメンもだけど、隣の「国振ラーメン」も気になるぜ・・・
ダメだ、もうイってしまおう。
しげG〜ごめんね
ここで〆ちゃうから、今夜は確実に辿り着けないや。
ボクの〆ラーメンが
マスターによって
最高の火力によって
作られようとしている。
今は確実に足立の花火の輝きより
国振の火力のくびったけだ。
「国振ラーメン」
正体は高菜のあんかけラーメン。
熱々で絶対に旨いヤツ。
密かにやってたダイエット企画も余裕の中断だ。
一心不乱に啜りまくる。
先ほどナイアガラという花火を見たが
こっちは逆ナイアガラ状態だ。
それくらいの勢いですすり上げた。
花火と町中華の
絶品の「火」を堪能出来たかな。
ボクも負けてられない
より熱くなって、また帰ってくるぜ。
大人になっても火遊びって最高に酔いしれるなぁ・・・・
国振(こくしん)
住所: | 東京都足立区本木1-4-22 |
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TEL: | 03-3889-7977 |
営業時間: | 11:30~14:00×18:30~02:30 |
定休日: | 木曜日 |