中津「3ちゃん屋」大阪三大屋台酒場 その2
屋台酒場を攻める
屋台と言えば
福岡のアソコが有名だが・・・
今日は
大阪の日本一狭いホームであろう
阪急電車の駅
そう
中州ではなく中津
改札を出てスグ
名酒場いこいが
おいでおいでしてきやがる
顔を背け
なんとかその誘惑を断ち切り・・・
きった酒店とは
反対方向
御堂筋線中津駅に向かって
前進する
歩くこと6分くらい・・・
出たっ!
3ちゃん屋っ!
見上げれば高層ビル
目線を下げれば
すがれた屋台
違和感しかないぜ
この曲がり角
提灯には
たこ焼き
の文字
ココが
漫画孤独のグルメ第1巻に登場していた
大阪の下品なたこ焼き屋のモデルというのは
あまりにも有名
単行本の発売は1997年
漫画を読み直して
懐かしんだ
当時はまだ天王寺に
があったんだな
いざっ!
「いらっしゃ~い」
出たっ!
さんちゃんっ!
さんちゃんかと言われる
関西の下ネタお師匠さん
口元の
くたびれた感が
セクシーだ
店内しっかり
コノ字カウンター
外にもテーブルがあり
まぁまぁの客数を迎えれる
キャパシティー
店内の先客は
若いカップル
朝比奈彩似のスレンダー美人と
それこそLDHにいそうな
シュッっとした男性
おおよそ3ちゃん屋には
不釣り合いなルックス
お二人様
オシャレです
「さんちゃん お酒は・・・?」
「外から持ってきぃやぃ」
外・・・?
あはっ!
発泡スチロールに
缶酒がわんさか
すぐ隣には
セブンイレブン
無くなりゃ
そっから追加するんだろうな
「たこ焼き 何個でいくらとかあるんですか?」
「10個500円 それだけや」
「承知です」
「酒もぜーんぶ500円」
「分かりやすいっ!10個下さいっ!」
僕は
たこ焼きに関しては
完全なる
素焼き派
生地に出汁を
ガッツリ効かせたヤツが
大好物
関西でも
ソースありきで食べさせる
たこ焼きは多い
さんちゃんのはドッチだ・・・?
出汁バキバキ
僕好みっ!
そして
上品すぎない
このジャンク感がまたいい
なんか
郷愁を感じる
高校生の頃
梅田の阪急東通り商店街の
立ち食いたこ焼きに
ハマったことがあった
うん
あの感じ
目を閉じると
当時の景色が蘇る
あの店で焼いていた
お姉サマ・・・
にソックリだったなぁ
おやっ!
「マスター アレ安倍元総理ですか」
「せやで」
「ココに来たんですか?」
「ちゃうねん 会いに行ってん」
「お好きなんですね」
「せやねん」
「僕 安倍さんがこよなく愛した・・・」
「なんやなんや」
「ハムカツ出す大衆食堂で・・・」
「おんおん」
「ハムカツ食べたことありますよ」
「おん どこにあんの」
「あっ 東京の稲荷町で・・・」
「遠いなぁ でもいつか行くわ」
「あっ もう閉店してまして・・・」
「・・・おーん」
「・・・」
「・・・」
「お喋りなマスター 無口にしてすいませんっ!」
たこ焼き10個ぽっちじゃ
帰れない
缶ハイボールを
補充して・・・
もう一皿
旨いんで
20個ぐらいペロリだぜ
ベロベロ男性二人組が
入ってこられた
スケベトーク推奨酒場
3ちゃん屋
お二人のオカズは
対面のカップルだ
「お兄ちゃん 羨ましいわぁ」
「ごっつベッピンさん 連れてぇ」
「二人はもうヤッったん」
「ヤッってるに決まってるやん」
「もう あんま話しかけな」
「さんちゃん エエやん」
「お兄ちゃんら カンニンな」
カップルのご機嫌・・・
大丈夫だろうか
男性二人の
勢いは止まらない
「お姉ちゃ~ん」
「因みに今日はこれから~」
「チョメチョメのご予定はぁ~?」
朝比奈彩さん・・・
LDHさん・・・
大丈夫だろうか
朝比奈さんは
ジロリと男性お二人を
睨みつけ
「もう そんなんわからへんけどぉ~」
しかめっ面から一転
ニコッっと彼氏さんに微笑みかけ
「可愛いパンツは履いてきたで」
お見事っ!
ここにいる皆が
幸せになる返しっ!
朝比奈さんのパンツ姿想像して
男性陣鼻血ブー
男性お二人
一本取られて意気消沈
流石浪速女子
朝比奈さん・・・
アッパレですっ!
もう1本もう10個・・・
いや
今日は姪っ子と甥っ子が
来るから早く帰って来いと
オカン言うてたな
このぐらいで
お暇しますか
「お会計して下さい」
「2000円」
「分かりやすいっ!」
早く帰らなきゃ
阪急中津駅までの
道中酒場の誘惑に
打ち勝ちながら・・・
アカンッ!
いこいの誘惑に負けてもうたっ!
またオカンに怒られる・・・
もう50歳やのに
こちらの
大阪三大屋台酒場もどうぞ
↓
3ちゃん屋(さんちゃんや)
住所: | 大阪府大阪市北区中津1-11-30 |
---|---|
営業時間: | 18:00×00:00 |
定休日: | 日・祝 |