歌舞伎町地下酒場の未来は明るいぜっ!! 「酒とメシ ぐりすと」
深夜にオープンして、次の日の昼12時まで営業してる超変化球酒場が歌舞伎町に出来たらしいぞ
という情報はすぐにボクの元に入ってきた。
BARではなく居酒屋でその営業時間・・・
深夜からオープンする酒場といえば
野毛の「阿武茶″」を思い出す。
当時の営業時間は
3時00分~8時00分という・・・
いや、誰が行くねんっ!!
的な営業時間でびっくり仰天してたなぁ。
そんな素敵な酒場はすぐに答え合わせに行かねばならぬ。
終電が終えた時間を狙って早速歌舞伎町へ向かってみた。
Googleマップで目的の酒場へ向かうのだが・・・
あれ?地下って記載してあるけど、入り口はどこだ・・・?
ちょっと道に迷ってると、看板を発見。
歌舞伎町雑居ビルの地下へ潜入してみる。
このドキドキ感はいつまで経っても堪らない。
実は先日も入店を狙ったのだが、満席でライドオン失敗に終わったのだ。
今日こそは〔酒場の神様〕が救ってくれるだろうか・・・?
「酒とメシ ぐりすと」
「二人までの入店」
「現金払いのみ」
ナンパ、声かけ
セコイ金の話
臭い、汚い、ケチ、うるさい、頭悪い
他店飲酒の酔人
入店禁止
いや、入店禁”示”・・・
「ぐりすと」って店名なのに、臭い汚いはダメなのか・・・(そりゃそうか)
とにかくワクワクする看板だ。
今回は無事入店出来るだろうか・・・
平日ということもあって、ライドオン成功。
あの看板の注意書きを見る限り、マスターは黒かどやさん並みに怖い人だろうな。
気を張らなければ・・・
客層もイカつめかと思いきりゃ、先客の皆様は若い女性客のみ・・・
意外過ぎるぜ。
しかしこれはもしかしたらトラップなのかもしれない。
酔いが回ってきて、隣の女性客に話かけた瞬間
怒られて、結果多額の金額を請求されたりしないだろうか・・・
ここは歌舞伎町だ、まだ油断は出来ないぞ。
ていうか、そんなことより・・・
お酒安っ!!!
特製ハイボール300円
宝焼酎250円
すごい・・・
凄いけど・・・
店主が大嫌いなソフトドリンク
持ち込み3,000円か・・・
まだまだ安心は出来なさそうだ。
忘れてはいけない、ここは歌舞伎町だ。
今夜はあんまり泥酔出来ないな。
泥酔出来ないとは言えど
日本酒「王将」250円
三杯呑んだら、一杯タダ
の、サービスが泥酔を煽ってくる。
「特製ハイボール(宝焼酎)」
宝焼酎のソーダ割り(氷無し)の特製ハイボールをチョイス。
呑みやすくて
本気を出せば、10杯くらい余裕で呑めてしまう”逆に”危ない酒だ。
特製ハイボール呑みながら、手書きの渋いメニューをじっくりチェックタイム。
ほほぅ
海鮮に強い酒場ですか。
出来ることなら、このメニューを全部ちょっとずつ食べてみたい・・・
これはかなり難しい選択で頭を悩まされるぞ。
ただでさえ、悩めるメニューなのに
「仮交際5,000円」がとても気になる・・・
ボクが金持ちYouTuberだったら、まずはこれを10人前頼みたいところだ。
マスター、独特な世界観をお持ちですね・・・
っていうか
やっぱり見た目も厳つくてカッコいいですね。
店名の「ぐりすと」の由来って
飲食店の「グリストラップ」からきてるんですね・・・
ひらがな表記にすることで、ちょっとだけ可愛くなりましたね。
「ポン酢盛り」
悩みに悩んだ挙句
牡蠣、白子、えび、ホタテ、ふぐ皮が入った豪華なポン酢盛りをチョイス。
こんなもん旨すぎてナンボでも吸い込めますよ。
これが目の前に出された時、隣のお姉さんが
「それ凄く美味しそうですねっ!」
と話しかけてくれた。
ちょっと酔ってるみたいだな。
「ホントにエチエチな盛りですよねぇ〜お姉さんここよく来るんですか?終電はもう無いですけど、このあとどこか呑みにいくんですか??」
いつものように会話しようと
喉まで出かかったが、なんとか制御出来た。
何故ならここは「ナンパ禁止」だ。
悔しかったが
「これ美味しそうですよね〜」
って、お姉さんにしょうもない返事をしてしまった。
「きっとこれはハニートラップだったんだろう」
と自分に言い聞かせ、ポン酢盛りに集中した。
「宝酎ハイセット」
当たり前に旨いポン酢盛り・・・
今からでも遅くない・・・
罰金覚悟で、隣のお姉さんに堂々とナンパしてみようかな
そんなことが頭によぎったので、宝酎ハイセットで誤魔化すことにしてみた。
「厚斬りサーモン腹身焼き」
綺麗なオレンジ色のサーモン腹身の塩焼き
朝ごはんにこれが出てきたら、二日酔い関係なくご飯おかわりするだろうな。
キングオブ「酒とメシ」の二刀流
この店の看板メニューと言っても過言ではないな。
良い感じに酔ってきたので、このままお会計するもよし
まだ注文してみるもよし。
海鮮料理が旨いのはもう分かった。
もうひとつだけ確認しておきたいヤツがあって・・・
赤丸でオススメされている「もつ煮」・・・
一体どんなもつ煮なんだろうか。
パックごはんとのセットは無理だが、ラストにもつ煮をコール。
「もつ煮」
甘めの味付けじゃなくて、ちょっとしょっぱい系の好みなヤツだ。
これも酒とメシが進む大エース!
堪らず最後に特製ハイボールを追加した。
ワンオペマスターなので、喋りかけるには少し勇気がいる。
そうだ、お酒をご馳走してみよう。
「マスター、よかったら一杯呑んでください!」
「ありがとう」
「今ってもう昼の12時まで営業してないんですね!」
「そうだね」
「めっちゃ美味しかったです!絶対また来ますよ」
「ありがとう」
「・・・・」
硬派すぎるマスターの懐に入るにはあと2、3回の訪問が必要かな。
まぁ歌舞伎町で近いし、他のメニューも気になるから
絶対にすぐにまた来るだろうな。
会計を終え、雑居ビルの地下から地上に上がり
大満足で歌舞伎町の夜空を見上げると・・・
歌舞伎町は
やっぱり楽しい街だ。
酒とメシ ぐりすと(さけとめし ぐりすと)
住所: | 東京都新宿区歌舞伎町2‐39‐12 |
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TEL: | 03-6205-5597 |
営業時間: | 月・火・水・金 21:00 - 08:00 土・日 17:00 - 23:00 |
定休日: | 木曜日 |