
老舗天ぷら酒場でブチ揚げろっ!!! 中野坂上「天ふね」
先日近所のずっと寝かせてた名店「こうだ」の記事を書いたが
今回も近場でずっと寝かせてた酒場へ。
日常生活でまぁまぁな行動範囲である中野坂上
その路地裏でずっと気になってた天ぷら屋さん・・・
この圧巻の佇まい
建物の最上部に
「天ふね」
と掲げられてるのが、めちゃくちゃカッコいい。
酒処
天ぷら処
と看板に記載されている。
これは「ウチ、天ぷらで呑れまっせ」と
捉えていいだろう。
勿論酒を呑まなくてもいい
ノンアルでランチ、ディナーとしての利用も出来る。
上天ぷら定食・・・
穴子海老丼・・・
写真だけでヨダレジュるりもんだ。
しかし酒呑みの性か・・・
やっぱりこちらの一品メニューの方が実は気になったりして・・・
中が見えない店内にちょっとだけ緊張感を味わってライドオン!
店内にはイカつめのマスターと女性従業員さん
天ぷら屋で呑るなんていつぶりだろうか
今回は”組み立て”が重要になってくるぞ。
一旦レモンサワーを注文して、いつも以上に慎重にメニューを吟味する。
天ぷら中心に組み立てるのは当たり前なんだが
お刺身系があるのは予想外の展開だ・・・
それでいて焼き物まであると来ましたか・・・
マスター、実は海鮮系も自信ありなんですね。
これは久しぶりにメニュー選びに頭を抱えれる展開になってきた・・・
レモンサワーとお通しの「鶏皮ときゅうりのあえもの」で暫くゆっくりゆっくり頭の中で組み立てる。
時間はまだたっぷりある
焦る必要なんてない。
自分の中で整理が出来たんで
女性店員さんを呼ぶと
「ナニにシマスカ?」
と外国人の方のようだ。
「単品で海老と黄金袋とかきピーマンとキスと茄子と・・・」
ムム
女性店員さん、メモを取ってないが
慣れない日本語メニューを暗記スタイルですか。
と思った途端
店員さんは厨房へ戻り、メモ用紙を持ってきた。
そりゃそうですよね
日本人でも暗記するのは難しいくらい言いましたから。
日本語なんてちゃんと話せなくても良いんですよ。
愛嬌があって、真面目に働いてたら
大体はなんとかなりますから、酒場なんて。
メニューを伝えると
今度はマスターがカウンター越しに話しかけてくれた。
「ごめんね、今日黄金袋がなくて代わりに玉子天ぷらでもいい?」
「(黄金袋と玉子天ぷらは似てるのか) はい、大丈夫です!」
「あとごめんね、牡蠣がもう終わっちゃって・・・」
「分かりました!」
「ごめんね、じゃあ玉子天ぷらとまいたけとアスパラでいいね?」
ええぇ
全然メニューが伝わってない・・・
「ボク嫌いなもんないんで、もう何でも良いですよ!海老とキスだけお願いします・・・」
もう何が来ても大丈夫さ
衣付けて油で揚げてくれたら、マスターが美味しくしてくれるでしょう。
目の前でマスターが揚げてるのが見れる〔酒場アリーナ〕で待つこと数分・・・
「天ぷら各種」
出たっ!!
揚げたての天ぷら!!
これで呑りたかったんだっ!!
イキって、まずは塩で・・・
からの
天つゆへダイブっ!
ボクも最高だし、天つゆに浸かってる海老も幸せそうだ。
「これ玉子ね。醤油か塩で食べてみて」
玉子の天ぷら・・・
改めて思うが、これは相当暴力的な発想と見た目だぞ。
白米の上にこれを置いて、醤油ぶっかけたら
普通の卵かけご飯に戻れなくなりそうだな。
それくらい危険なブツだ。
「茄子も言ってたよね〜」
追加で揚げたてヤツが出てくるのが嬉しい。
改めて”揚げたて”の大事さを実感出来たかな。
「お新香」
ここに来てのお新香チョイスは
『箸休め』を意味するが・・・
オレの箸は止まんねぇぜ!!!
「つくね焼き(ゲキカラ)」
ゲキカラ味のちょっと変わったつくねがオレの箸を加速させる。
最後の〆はやっぱり気になってたアレが食べたくて・・・
「おにぎり 明太子」をチョイス。
これはこれで全然ありなのだが
常連さん曰く、〆はライスを頼んでお好みの天丼を作るのがオススメらしい。
今度はそれをやってみよう。
帰り際に気づいたのだが
どうやらこの店、2階席もあるらしい。
実はまぁまぁなキャパがあったんだな。
いつか天ふね2階席を貸切予約して
人生初の天ぷら屋で宴会をやってみたいな。
ボクと天ぷらでブチ揚げてくれる方、大募集!!!
天ふね(てんふね)
住所: | 東京都中野区本町2-47-8 |
---|---|
TEL: | 03-3320-6556 |
営業時間: | 11:30 - 14:00 18:00 - 22:30 |
定休日: | 土、日 |