
高知「四万十」この鮎酒呑まんで死ねんぜよっ!
旅に出ると
酒場以外にも見ておきたい
ロケーションがある
遊郭跡
南国土佐にも
その姿を色濃く残す?
場所がある
玉水新地
カフェー建築
モザイクタイル
なんでこんなに
ゾクゾクしちゃうんだろう
何ですって?
未だに現役ですって
玉水新地
潜入レポ・・・
今回は想像力でカバーしとこう
さて
違う欲望を満たしにいきますか
竜馬だけでなく
自由は死せずの人の
顔出しパネルも
板垣退助生誕の地近く
天神橋通りの細路地に
その店はあった
高知地元密着酒場数珠繋ぎ
丸吉食堂で出会ったお二人に連れってってもらった
旬家の女将さんに教えて頂いた
京やのお客さんに教えて頂いた
四万十
カフェー建築バリに
ゾクゾクする店構え
中から聞こえてくる
笑い声
入店前から勝ち確定
京やのお客さんありがとうございます
いざっ!
「いらっしゃい お兄さん初めて?」
「こっち空いちゅーぜよ」
「小上がり どうぞどうぞ」
声の主は全てお客さん
入店2秒で実家感
勝ち確定やん
切り盛りなさってるのは
ご夫婦と思しき
マスターと女将さん
お2人とも屈託のない笑顔で
酔客をもてなしてらっしゃる
ほとばしる人柄の良さ・・・
勝ち確定やん
お客さんに案内された小上がりに
腰を下ろし
品書きチェック
お刺身
焼き鳥
メロンの漬物
やっぱりカツオはいっときたい
「ハガツオ・・・?」
「アッサリしちゅーカツオちや」
「旨いよ それにしなよ」
「あっ はい」
「マスター ハガツオね」
僕の
吐息程度のつぶやきに
答えてくれる常連さん
「手酌は手酌は手酌は手酌は」
「うほっ!ありがとうございますっ!」
「手酌したら 打ち首ちや」
「出たっ!おきゃくの国 高知県っ!」
僕調べ
高知県に人見知りの人ゼロ人説
先輩に注いで頂いたビールと
ハガツオ刺し
鋭い歯を持っているので
歯鰹
と書くんですか
色の白さは脂のノリか?
見せてみなよアンタの
断面
カツオより淡いピンク色・・・
お味やいかに・・・?
「美味しっ!」
カツオと鯛のいいとこどり
力強さの中に感じる
白身魚のような上品な甘み
「旨いろ」
「はいっ! めっちゃ美味しいですっ!」
「フォッフォッフォッフォッ」
常連さんはウソをつかない
お店を褒められると
自分も褒められてるように
嬉しくなっちゃうので
ちょっと落ち着くと
見えてまいります
店内の貼物
マスター釣りの腕前が
達者のご様子
鮎
四万十の屋号で・・・
釣り名人で・・・・
ドリンクメニューに
鮎酒
気になる・・・
恒例のつぶやきをもひとつ・・・
「鮎酒って・・・」
「マスターが釣ってきた鮎をさ」
「はい」
「干物にしてさ」
「はい」
「ソレを刺いて呑む酒ちや」
「鮎酒下さいっ!」
「今日は グレもマスターの釣りモノで」
「グレのお刺身も下さいっ!」
スキンヘッドの先輩・・・
ギャルソンって
アダ名に違いない
あはっ!
コップ酒っ!
ビジュアル最高っ!
ビールグラスに大胆に
頭からズッポリッ!
鮎の出汁ダダ洩れっ!
こんなに味出るんですね
鮎の干物ってっ!
「鮎 旨いろ」
「はいっ!めっちゃ美味しいです」
「フォッフォッフォッフォッ」
「高知ってスゴいですね」
「ん」
「こんなお酒の呑み方があるなんて」
「フォッフォッフォッフォッ」
「へっ?」
「鮎酒があるがはココだけちや」
「えっ?」
「マスターが 多量に釣るき作れるがぜよ」
「なんと幸せな酒場四万十っ!」
「2杯目は尻尾から漬けるがぜよ」
「肝に銘じましたっ!」
ならばツマミをもう一品・・・
「マスターはイノシシも・・・」
「そう 釣りあげてしまうの ってほたえなっ!」
「あははっ!」
「フォッフォッフォッフォッ」
「イノシシ汁下さいっ!」
出ましたイノシシ汁
ご指導ご鞭撻通り
尻尾から鮎を泳がして
準備OK
うほっ!
具だくさんで
ウヒョーッ!
イノシシ頬張り
汁をジュルリとすすってからの・・・
鮎酒ツイ―ーッ!!
とびっきりの酒場に
出逢っちまった・・・・
旨いしオモろいし・・・・
ウマロイなぁ
フラッと
帰省中の広末涼子が鳥羽周作連れて
入って来ないかなぁ・・・
看護師キィーーックッ!
って叫びながら
僕のケツ蹴ってくれないかしら
広末涼子
アカン・・・
酔った・・・
おかいけ
「お兄ちゃんっ!」
「あっ はいっ!」
「ぬた 食べちょらんやろう」
「ぬた・・・?」
「高知では刺身に付けて食べるがぜよ」
「ぬた・・・?」
「カンパチ奢りちや」
「いいんすかっ!ありがとうございますっ!」
「ぬた 付けて食べてみなよ」
「ずんだ みたいな色ですね・・・」
「葉ニンニクの酢味噌ちや」
「・・・」
「・・・」
「まっこと旨いっ!」
教えてもらった酒場なのに・・・
教えたくない酒場になっちまったな
四万十
優しくて気前のいい
先輩方
きっと
四万十の常連さんの中に
本気でお願いしたら
連帯保証人になってくれる人
一人ぐらいいるゾ
コチラもどうぞ
↓
高知・大橋通「丸吉食堂」奇跡の出会いは《義務酒場》にて引き寄せられた