新板橋「SHOWA」都内最強ハイコスパ立ち飲み屋で”あの人”と再会してきた。
この日、筆者(カリスマジュンヤ)は新板橋である人と待ち合わせをしてた。
「あ、ジュンヤく~ん!今新板橋駅ついたばい!」
電話口で九州弁で話すある人とは・・・
酒場ナビを当初から読んで頂いてる人なら、ご存じの記念すべき『第1回読者飲み』の参加者である。
そう、あの人とは熊本が産んだクレイジーボーイ「タケさん」だっ!
タケさんの事を知らないぞ!という方はこちらの記事から是非ともご覧ください。
前回の読者飲みから約10カ月ぶりの再会であった。
東京に遊びに来てたみたいで、また筆者にわざわざ直接連絡してくれたのである。
「ジュンヤくん、久しぶりばい!今日は思いっきり呑むばい!!」
「絶好調ですね!何時から呑んでるんですか!?」
「今日の朝イチに東京着いて、朝8時くらいから呑んでるばいっ!」
すでに出来上がってるタケさんは地元の友達で関東在住のお友達も連れてきてくれた。
新板橋と言う事で、超激安せんべろ店の「SHOWA」を酒場ナビする事にし、3人で入店した。
さすが超人気店だけあって満席であったが、なんとか席を確保し、この店のルールを熊本人のお二人にドヤ顔で説明した。
この「SHOWA」ではまず
入店時に1100円払って100円券が10枚綴られたチケットを購入するのである。
(このチケットは3ヵ月有効なので、前回のチケットが残ってる場合は購入の必要はない)
そう、何を隠そうこの酒場は全品100円(一部のメニューを除く)なのだっ!!!
(正確には消費税分で最初に100円分取られてる)
この10枚のチケットがあればアルコール類、フード類を合わせて10品も注文が出来る魔法のチケットなのである。
板橋区民はこのチケットを『せんべろブラックカード』と呼んでるみたいで、街では夜な夜なこのチケット持った若者が女の子を「SHOWAで奢ってあげるから、一緒に呑まない~?」とナンパしてるみたいだ。
そんな魔法のチケットをドヤ顔で説明するとお二人は
「お~~~!」と絵に描いたようなリアクションで筆者を気持ちよくさせてくれた。
1杯100円の芋焼酎ロックをチビチビみながら、どれを頼むか3人で品定め。
どれもこれも全部100円なのだから・・・
『大人の100円ショップ』とはこの事であろう。
北海道産のさんまだって100円なのだから、本当に恐ろしい酒場である。
各々が選んだ100円のおつまみをカウンターへ持っていき
店員さんによって簡単な調理で作って頂き、頼んだ料理名が呼ばれると100円券と引き換えに貰うというシステムである。
勿論調理要らずの料理はその場で引き換えといった感じだ。
まずは3個で200円の生牡蠣をバキュームさせて頂いた。
生牡蠣を3つ200円で食べれる店ってこの世に存在するのであろうか・・・
「そんな破格の値段で生って危ないんじゃないの?」というお声が聞こえてきそうだが、全くをもってお腹の調子は大丈夫であった。
続いて厚切り牛タン塩。
こちらも勿論100円だ。
3切れだが分厚く切られた牛タンが100円という破格で頂けるのである。
もう一度いう、牛タンが100円なのだ。
ちなみに飲み物をホッピーセットに切り替えたのだが、セットで200円で追加の中焼酎は100円である。
ホッピーセットを200円で呑める店も初めてだ。
そして待望の北海道産さんまの塩焼き。
さんまってスーパーで買うと120~140円くらいするはずなのだが、どうやって元を取ってるのであろうか。
調理もして更には大根おろし、カットレモンまで付いて100円となると
確実に赤字だと思うのだが、普通に売られててこっちが店の事心配になるくらいである。
身内の方が北海道在住の漁師さんで無料で送ってくれたとか・・・
そんな事を考えてしまう。
そしてラストはなんとピザだ。
焼きたてで普通に立派な手作りピザを100円で食べれる酒場って・・・
イタリア人もびっくりの価格設定だ。
「ピザにはやはりワインだろ!ワインはあるのか!?」そう思うイタリアンな方にはしっかりとワインボトルを赤白と準備してあるので、心配ご無用である。
今なら「モセン・ピエレ」が1944円の所、1100円(100円券10枚)で頂く事も出来、更にワインクーラーで出されて、ボトルキープまで承ってくれるサービスの施しようである。
もしこれからピザ屋さんを始めようと考えてる方は、板橋区への出店は辞めたほうが良いと思われる。
そしてハイコスパな料理に目が行きがちではあるが、もう一つこの酒場でスポットライトを当てて欲しいのが
クレイジーな女将さんの存在である。
派手は頭髪にヒョウ柄の服を身にまとったこのお姉さんが、ここ「SHOWA」のボスである。
見た目だけでなく、しゃべりもパンチが効いてて
キッチンだけではなく是非ともホールにも出てきて、お客さんとも絡んで欲しいものだ。
今回忙しそうだったのもあって、『カリスマジュンヤの酒場 de 2Shot!!!!』は実現しなかったが、これは次回の宿題にしておこう。
今までこの「SHOWA」のネットでは何度も他ライターさんの記事を拝見させて頂いたのだが、やはり筆者が見た中ではこの女将さんを紹介してる記事はひとつもなかった。
やはり今後も酒場ナビではこういった人間味もしっかりとスポットライト当てて行きたいと強く思う。
この貼り紙もよく見たら面白い。
戦争は嫌いだ。爆発は嫌いだ。
皆さん、イカ料理は絶対に電子レンジで温めないように注意してください。
3人分の1000円チケットを何とか消費し、店をあとにした。
ここで1000円使い切るのは本当に時間がかかるので、最高の1000円の使い方を出来た有意義な時間だった。
最後になったが、タケさんの友人「ユースケさん」と酒場 de 2 Shot!!!!
関東在住なので、今後酒場ナビに登場するであろう酒友になれたはずだ。
この後何軒か酒場をハシゴ酒したのだが
まだ時間も早かったので、街をブラブラしてると
遠くからひとつの赤提灯が『おいでおいで』をしてるのが見えた。
「やきとん 赤尾」
そう、ここは以前に『妄想酒場』で
味論氏が会社の女上司と訪れた酒場なのである。
その時の様子はこちらから。
運よく3名入れ、筆者は大好きな焼酎ハイボール、熊本組ははじめて呑むと言う”シャリキン レモン”で酒ゴングを鳴らした。
金宮焼酎を凍らしたシャリキンはやはり熊本では見た事がなかったみたいで、お二人さんは
「これウマいばいっ!!」と声を合わせ、ご満悦のようであった。
ハシゴ酒によって、お腹もいっぱいだったので
さほど料理を頼めなかったが、なんとなく頼んだこの「ガツ刺し」が良い意味で酔いが冷めるほど美味しかったのを今でも鮮明に覚えてる。
よく見かけるガツ刺しと言えば、細かく細切りに切られたものをイメージするが
「やきとん 赤尾」のガツ刺しは分厚く切られ、歯ごたえが強めの新食感って感じであった。
もつ系は下処理で決まると言われてるのが全面に分かるくらい臭みもなく、大変美味しかったので
訪問の際は是非とも頼んで欲しい一品である。
「やきとん 赤尾」を出て
泥酔状態で板橋から家路に着くと、タケさんは朝から歩き続けた為、足を負傷してたみたいだった。
足の痛さを我慢し、ここまで身体を張れるのは新の”サカバー“である事は間違いない。
あとから聞いたのだが、筆者が寝たあとも
不眠不休で吞み続け、朝になりそのまま飛行機で熊本に帰ったらしい・・・
時間にして東京で20時間以上呑み続けたとの事だ。
やはりこの男凄まじい・・・
【閉店】SHOWA(しょうわ)
住所: | 東京都北区滝野川6-47-3 |
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TEL: | 03-3576-6266 |
営業時間: | 17:00~翌0:30 |
定休日: | 日曜 祝日 |