先日の関西出張酒場ナビの間、単独行動の時間があったので

少し贅沢に1人焼肉でもしようかと何となく思いつき、かなり久しぶりに「鶴橋」へやって来た。

 

 

難波から近鉄電車に揺られて

鶴橋駅を降りた瞬間に匂う煙臭・・・

 

 

 

「あれ？こんなに煙たい街やったっけ？」

と思いながらも、この”悪くない”煙の匂いが

テンションを一気に上昇させる。

 

 

 

鶴橋と言えば

酒場ナビの記事で

以前「空」と「いか焼き 牧野」の記事が上がっていた。

 

 

この２つともボクは参加してなかったので

電車の中で改めて記事を読んでた事もあっていざ実際に鶴橋に舞い降りて

この匂いを嗅ぐと・・・

〔酒場ムラムラ〕が発症したのだ。

 

勿論、この大阪の匂いに

“喉ちんこ“も反応しっぱなしだ。

 

 

 

誘惑の多い狭い路地を

左右両方に〔酒場センサー〕をビンビンに張って

酔い酒場を見つけ出す事に徹した。

 

 

ちなみにこのハンチング帽子を被られてる白髪の先輩も

ボクと同じく１人で店を探してる様子だったのだが・・・

看板を見る度に

「ホルモン〜♪ホルモン〜♪ホ〜〜〜ルモンっ！♪♪♪」

とオリジナルソングを口ずさんでるではないか。

 

ボクもこのくらい高ぶらせていかなあかんな！って思いました。

先輩、勉強になります。

 

 

 

「空」は案の定行列で断念・・・

せっかくやし、肉が食べたいなと思ったので「いか焼き 牧野」も断念・・・

 

特にビビっと来る酒場も見つからず、知らず知らずのうちに

路地を１周し、鶴橋駅へ戻って来てしまった。

 

 

 

しかしこれが不幸中の幸いで

逆方向の高架下方面へ歩いて見ると・・・

 

 

 

なんやこの〔バキバキ〕の高架下はっ！！

 

 

 

 

鶴橋駅の高架下って、こんな店立ち並んでたんや・・・

 

 

 

渋い高架下には串焼きの酒場が３軒バリバリで営業していた。

 

 

・・・うん？

この光景どこかで見た事あるぞ・・・

 

高架下に３軒酒場が立ち並んでる・・・？？

 

 

『西成ドリームガード下』やっ！！！！

 

 

〔西成ドリームガード下〕とは

『新今宮駅』を降りてすぐの高架線下にある『権兵衛』『いわたや食堂』『岩田屋酒店』の総称である。

（詳しくはサカペディアよりご覧ください）

 

 

 

そんな夢のようなガード下が

鶴橋にもあったなんて・・・

 

〔酒場の神様〕、本当にいつもいつもありがとうございます。

 

 

そんな３軒の中から

個人的に一番看板がイカしてた「茂利屋」へライドオンする事にした。

 

 

と言ってもここは鶴橋、そしてこちらは１人・・・

暖簾越しからでもビンビンに伝わって来る”ナニワ臭”に少しだけ緊張した。

 

 

そうだ、こんな時は焦らずに”酒場のおまじない“をすれば良いと

イカにあれほど教え込まれたじゃないか。

 

 

 

伝家の宝刀、イカ直伝の酒場おまじない

手の平に「串」と３回書いて飲み込み

躊躇なく突撃した。

 

 

「まいどぉ〜！１人やけど、いけまっか？」

 

 

 

ま、まいど・・・？

いやいや、普段そんな関西弁使わへんやん！

何でそんな無理してキャラ作ったん！？

語尾もちょっと調子乗ってるし・・・

うわぁ〜最悪や、絶対店員さん「は？何コイツ？」って思ってるやん・・・

今すぐ出直したい・・・・・

 

 

 

 

「・・・兄ちゃん、聞こえてる？カウンター座って！」

 

恥ずかしさで意識が朦朧としてるところに

ゴリゴリの関西弁のママさんが出迎えてくれた。

 

 

もう闘うしかないようだ。

 

 

 

ママさんに「チューハイ」をお願いし

緊張を酒で誤魔化す為、鶴橋に着いた時から勃起しっぱなしの喉ちんこを沈静化させた。

 

 

 

 

串焼きは豚だけでなく牛もあったので

いつも行ってる焼きとん屋さんと違って、多少迷うところがある。

 

 

 

 

 

メニューを吟味したり、店内観察してると・・・

 

これまたゴリゴリの関西弁の中年男性客が入店してきた。

 

 

「姉さん、オレの事覚えてる？」

 

「あ〜久しぶり〜！生きててくれてよかったわ〜」

 

 

何気ないこのキャッチボールが

いちいち面白い。

 

 

関西人以外の方、もしくはもう関西を離れて何年も経つ方は

飛び交う関西弁もこれまたツマミになるのではないでしょうか。

 

 

 

 

そうこうしてるうちに

まずはお通しのキャベツと特製タレが出された。

 

 

 

串カツだけでなく、串焼きにでもお通しにキャベツを使う感じ・・・

 

お好み焼きやったり、キャベツ焼きやったり

大阪人ってキャベツに頼りがちやねんなぁ〜。

 

 

 

何本かテキトーに串を注文すると

あとで店員さんに確認を取られたのだが

この店の串焼きは２本縛りとの事だった。

 

 

回転寿司にしても、焼き鳥にしても

何故”同じモノ”を２貫だったり、２本からの注文だったりするルールがあるのだろうか・・・

 

 

個人的意見だが

ボクは色んなモノを少しずつ頂きたいので

この「縛りルール」は１人客には適用しない方が良いと思う。

 

 

 

 

左から「ハラミ（一本150円）」、「テッチャン（一本100円）」、「ツラミ 豚（一本100円）

 

 

とは言いつつ

同じ部位でも２本なんてあっという間に食べれるくらいの美味しい串焼きであった。

 

 

 

１本は塩で

もう１本は特製のタレで

「同じ部位でも味を変えて楽しみなさい」という

店側からのメッセージなのであろうか。

 

 

 

まだまだ肉が食べたかったので

追加で注文しようと思ったのだが

このあと合流するイカから

「そろそろ布施向かうわぁ〜」とのLINEが来たので、お会計。

 

 

 

ホールの人、すぐお酒のご注文忘れちゃう癖があるのかなぁ〜。

 

 

 

 

チューハイ一気に飲み干して

さらば茂利屋、さらば鶴橋！

 

残り２つの立ち並ぶ串焼き屋さんは後日責任持って訪問します。

 

 

 

 

 

「茂利屋」、「大門」、「松よし」の３軒の串焼き屋さんが立ち並ぶこの高架下を

酒場ナビでは〔鶴橋ドリームガード下〕と呼ばしていただきます。