稲田堤「たぬきや」ボクの大好きな酒場
この日は特に何も予定の無い休日。
いつものようにボクは
今日どこで呑むかをリサーチすべくスマホをイジイジ。
まだまだ夏真っ盛りだった今日は稲城長沼Cityにて『ブラジルフェスタ2016』というイベントが開催されてたようだったんで行ってみることに。
乗った事のない少しローカルな線に乗って、目指すは「稲城長沼駅」っ!
稲城長沼駅に着くとすぐにサンバのリズムでお出迎え。
会場は老若男女問わず家族ぐるみで多いに盛り上がってる様子であった。
ブラジルと言えば、そう!
シュラスコである。
肉の塊を鉄串に刺して、炭火でじっくり焼き
それを食べやすいサイズに切り落として、思いっきりがっつく料理である。
それが食べたいが為にこの街へやってきたのだ。
良い感じに焼かれたシュラスコを食べながらサンバを見る。
・・・
今日は珍しくブラジリアンな酒場ナビになりそうである。
焼かれたシュラスコをテイクアウトして野外で缶チューハイと共に頂いたのだが
これがまた最高に美味しいのだ!
外で食べるから、より一層に旨みは増すのである。
「昼の早い時間」、「野外」、「サンバ」、「シュラスコ」
という最高の酔い条件が整ったので、勿論お酒はいつも以上に進みまくる!!
本場ブラジル人による本気のサンバダンスを堪能する事が出来たのだ。
初めて来た稲城長沼という街・・・
お世辞にも栄えてるとは言い難いがこんなイベントを開催してるし・・・
そして何故かサンバダンスが行われてる駅前の広場の裏側には
こんなデカいガンダムが居たのだ。
とにかく町起こしに必死な姿勢が見られたので、筆者はまた来年どのくらい町起こし出来たのか確認するためにも
この「稲城長沼」という街にまた来ないといけないなと思ったのである。
そして稲城長沼を後にしたのだが・・・
勿論日はまだ明るい。
これからどこの酒場を放浪しようか。
駅の路線図を見ながら、自分の持ってる酒場データを絞り出す。
ほほう。
帰り道に「稲田堤駅」を通るではないか。
そう稲田堤と言えば、ボクが愛して止まない最高の酒場があるのである。
早速電車に乗って、「稲田堤駅」へ向かい
駅から15分ほど歩くと、多摩川に到着した。
そしてまさかの
多摩川沿いにあるのがここ・・・
『たぬきや』なのである。
え!?
海の家!?!?
と思われた読者の皆さまも居られるであろうが、間違いなく海の家ではない。
海ではなく、川沿いだからだ。
とにかくはじめて見る人はこれが何のお店なのか、全く分からないであろう・・・。
色んな変わったDEEP酒場を訪れてきたが、ここ「たぬきや」はその中でも指折りのヤバイ酒場である。
地元の方たちはこの「たぬきや」の事を何と呼んでるのであろうか。
地元の何も知らないガキんちょたちは「ホーム◯スの家」なんて名前でこの店の事を呼んでないだろうか・・・
台風などで川の水位が上がってくると、水没したりするのではないか・・・
色んな思いを募らせながら、早速入店してみた。
店内に入ってみると、失礼ではあるが意外にも大盛況ではないか。
小雨が降ってなかったなら、皆外のベンチで呑むみたいだ。
お座敷も幾つかあったりで、大人数や家族連れなどでも来やすい環境である。
テレビの競馬中継を見ながら酒を呑む先輩
焼きそばを仲良く頬張るカップル
子供を連れて、ゆったりしてる家族連れ
ワイワイ騒いで呑んでる若者たち
散歩の休憩で寄ってるであろう老夫婦
ランニング終わりに打ち上げがてらに一杯飲んでるランナーの方
はたまた、犬の散歩中に犬を店内に連れ込む方まで居て・・・
とにかく誰でも大歓迎と言ったスタイルであった。
老若男女、ペット、ホームレス・・・
とにかく誰でも来れる、この「たぬきや」のゆる〜〜〜いスタンスが最高であったのだ。
そして気になるメニューはこんな感じである。
全てキャッシュオンで
飲み物はここからセルフで取り出すのである。
あ〜
この時点で最高に楽しい。
美味しそうなおでんがあったので、夏場だろうが関係なくおでんを注文した。
しばらくすると
店員さんが大きな声で「おでんの方〜〜〜!」と叫ばれたので
それに反応して「は〜い!ボクです!!」と返事する。
「おでん盛り合わせ」
”たぬきやマジック”にかかったおでんは絶品であった。
そしてこの方が一人で必死で料理から飲み物まで作る唯一の店員さんである。
このキャパの広さをたった一人で切り盛りされてるのである。
手伝ってあげたい気持ちなったのは、恐らくボクだけではないであろう。
店内に味のある焼き台を発見してしまったので「焼き鳥盛り合わせ」も注文してみる事にした。
待ってる間に雨もすっかり止み、外のベンチに移動する事にした。
川沿いで多摩川とそれを跨ぐ橋を見ながら呑めるって環境だけで最高のシチュエーションである。
店内に居たお客さんたちもつられて、外のベンチに移動してきた。
やはり「たぬきや」の醍醐味は多摩川沿いで呑む『外呑み』なのだ。
すっかりスイッチの入った筆者は
持ち込みの缶チューハイから、トマトハイ濃い目に切り替えたのであった。
たぬきや(たぬきや)
住所: | 神奈川県川崎市多摩区 |
---|---|
営業時間: | [土日] 12:00~19:00 [平日] 15:00~19:00 |
定休日: | 月曜・木曜 |