最近酒場ナビYouTubeチャンネルではもっぱら西成ネタだが

今回は東のドヤ街「山谷」の酒場へ・・・

 

 

 

南千住・・・

 

通称「ミナミ」

 

酒場ナビでは南千住の事を「ミナミ」と呼んでるが

これは決して大阪のミナミと掛けてるわけではない。

本当だ。

 

 

 

そんなミナミといえば

一時は閉店を噂されたこちら

 

 

山谷最高峰のドン的酒場「大林」先輩ですが

 

休業されてただけで、今現在はまた営業されてる様子である。

 

 

ちなみにこの時色々あって

店側から入店拒否をされたのだが・・・

 

その時の詳しい様子はYouTubeで確認出来ます。

 

 

 

 

とは言ってもここは山谷、”保険の酒場”はいくらでもあるので

次なる酒場を目指して、山谷散歩。

 

 

 

駅から２０分ほど歩いただろうか

距離的になかなかの陸の孤島である。

 

 

 

そんな住宅街の一角に突如現した「もつやき」と書かれた赤い看板。

 

 

 

暖簾が出てたので営業はしてるであろう。

 

 

しかしこの暖簾・・・

手拭いらしき布を組み合わせた独特過ぎる暖簾だ・・・

 

 

さすが南千住だけあって、見事な先制パンチを喰らった。

 

 

 

この補修されたデカめの赤提灯も存在感抜群である。

 

店名はネットの情報通り「橋場」であってるのだろうか？

 

 

すぐさま答え合わせをすべく、店内へ入ると

「ごめんねぇ～１７時からなんだよ～」

目の前には渋めのマスターが立っていた。

 

「あとで来ます～！」

とりあえず確実に営業をしてる情報を知る事が出来たので

再度出直す事にした。

 

 

 

 

 

１７時過ぎ

有意義な南千住散歩を終え、再度「橋場」へ来ると

赤提灯が灯されてたので、〔暖簾引き〕を敢行し、今度こそ店内へライドオン。

 

 

 

我々は入口すぐの焼き台の前という最高の〔酒場アリーナ〕を確保する事が出来、幸先の良いスタートを切れた。

 

 

これでもかってくらい白Tシャツが似合うマスターが存在感抜群すぎる。

 

ご夫婦さんであろうか、ママさんと二人経営の様子だ。

 

 

 

ママさんに酎ハイを注文すると

氷の入ったグラスにタンサンと焼酎

自分で濃さを決めれる下町スタイルだ。

 

そうそう、酎ハイの濃さは自分で決めたいのよ。

 

 

注目すべき点は

焼酎を徳利に入れてだしてくれるところ。

 

この感じ、下町感をビンビンに感じれて最高だ。

 

 

 

自分好みの濃さの酎ハイをすすりながら

今度は厨房のライブ感を楽しむのである。

 

 

マスターがお通しの準備をしてくれてるのだが

そんな事よりも圧倒的に目が行ってしまうのが

マスターの”手の黒さ”だ。

 

 

この黒さ、建築関係の親方でもなかなか出せない色じゃないだろうか。

 

とにかく只者ではない事はすぐに分かった。

 

 

 

 

「お通し」

 

 

お通しに「ムール貝」・・・

 

ほれみろ、このお通しが全てを物語ってやがる。

 

 

南千住のもつ焼き屋さんで

ムール貝が食べれるなんて誰が予想するか。

 

 

 

この瞬間ボクはすでにこの夜の勝利を確信したのであった。

 

 

 

続いてマスターが焼きとんを仕込んでくれるのだが

素人でも見ただけで分かる焼きとんの立派な串打ち具合。

 

”輝く”串を見るからに、良い豚使ってるんだろなぁ～ってのが

これまたビンビンに伝わってくる。

 

 

 

もう何万本焼いたか分からないであろうマスターの手によって

しかも炭火で目の前で焼かれるだ。

 

そりゃもう、言うまでもなく

生唾もんだ・・・

 

 

 

 

 

 

誰かが注文したアジフライは

注文されてから仕込まれてるので

目の前で繰り広げられるライブ感に思わず〔ツマミ泥棒〕をしてしまいそうになる。

 

 

というか

泥棒せん方が難しいやろ、これ・・・

 

 

 

 

 

「焼きとん盛り合わせ」

 

焼きとんを存分に堪能したくて、各部位を塩とタレで１本ずつ。

 

ボクが良くお願いするスタイルだ。

 

 

もう言わなくても分かると思うが

めちゃくちゃ美味しい。

 

しかも結構おおぶりの焼きとん・・・

 

これが１本１００円ちょいで食べれるのだから

日本はまだまだ平和だ。

 

 

 

そして店内とマスターの雰囲気から

なんとなく三河島のもつ焼き屋「豚太郎」を思い出させてくれる味。

 

 

 

タレも勿論美味しいが

濃い目に味付けされた塩味が抜群に美味しい。

 

 

タレの力なんかを借りなくても

肉本来の味で勝負できてる。

 

 

「化粧なんてしなくても、私自分に自信あるからさ」

と言わんばかりの実力派だ。

 

 

 

絶品焼きとんと下町酎ハイの最強コンボをキメながら店内観察・・・

すぐに「橋場」は常連さんたちで埋め尽くされていた。

 

 

 

別々で来てるのに、皆さん当たり前のように会話をしてらっしゃる。

 

「ここに来れば誰かがいる」

みたいな地元の溜まり場になっているのだろう。

 

 

 

 

 

 

・・・

う、うん！？

 

あの正面のお客さん、どっかで見た事ある顔や・・・

 

 

 

あっ！

 

あの人南千住「日正カレー」のマスターやっ！！！！

 

 

やはりこの七福神顔が特徴の人が良さそうな「日正カレー」のマスター、ご本人様でした。

 

 

そういえば日正カレーはここからすぐ近くのところにあるし

昼営業しかしてないから仕事終わりに来られたのだろうか。

 

とにかくマスターとまさか呑み屋で再会できるなんて嬉しい限りだ！

 

 

以前酒場ナビの

『ドヤ街カツカレー対決』で「ニューダイカマ」と熱き一戦を交え

見事勝利したあの「日正カレー」・・・

 

今でも鮮明に覚えてます。

 

 

そしてマスター、またあの絶品カツカレーを食べに行きますね。

 

 

 

 

 

 

南千住で呑む際は

「日正カレー」からの「橋場」という酒場ナビがオススメする黄金コースでハシゴ酒するのはいかがでしょうか。