四日市「あさひ食堂」昼から泥酔者続出・・・恐るべし酒泥棒、四日市名物トンテキのタレが凄い!!!
先日記事にした「株式会社宮﨑本店」への聖地巡礼の前に
時間に余裕があったので、四日市市に立ち寄った。
こちらも初めて来た街なので、一切情報がない。
行きの新幹線でいつものようにネットサーフィンで
街の酒場情報をリサーチ。
検索方法と言えばGoogleさんで
[〇〇←(地名)␣ 昼呑み]
[〇〇← ␣ 焼きとん]
[〇〇← ␣ 角打ち]
[〇〇← ␣ 大衆酒場]
など、その街の名店たちを絞り出すパワーワードでいくつか検索をかけるのだ。
するとやはり大体は
「この店匂うなぁ~」なんて酒場がいくつかピックアップされるのである。
時間がある時なんかは
某グルメサイトのジャンル検索でその土地の「レストラン」検索で
ランキング順で上から最後まで全部目を通して、気になる酒場をメモっておいたりなんかもする。
そして今回四日市市で昼から呑める店で一番気になった酒場が・・・
こちらっ!!!
「あさひ食堂」
まずは情報量が多くて、カッコいい外観を一つずつ解説をしていきたいと思う。
「大衆酒場」ではなく「大衆”盛場”」と書かれた看板は初めて見た。
「とにかくこの場で盛り上がってくれ!」と言った店側からのメッセージであろうか。
だとするとこれは酔って騒がずにはいられない。
あ~叫びたい
いや”酒”びたい・・・
正面から外観を見るとどうだろうか。
白をバックに赤と青の文字で書かれた看板は最強にカッコいい。
立派な暖簾には
「はやい・うまい・やすい」の三拍子の文字が掲げてあった。
外観に掲げてあるメニューも見るからに多い・・・
これはオーダーに苦戦にしそうだと予想出来る。
営業時間のところに
11時~16時までは「大衆食堂」
16時~21時までは「大衆盛場」
と書かれてるのだが、これは16時を境に何か大きくシステムが変わるのであろうか?
そんな謎を解きに、いざ店内へライドオン。
カウンター席なしでテーブル席のみの店内
店員さんは
「空いてる席どうぞ~」と言ってくださったので、入口手前のテーブル席に座らせてもらう事にした。
まず座って最初にびっくりしたのが
まだ昼過ぎだというのに、お客さん8割以上が・・・
いやちゃんと確認すると全員がお酒を呑んでいる・・・
11時~16時までは”食堂”というテイだが
どうやら最初から全開で”盛場”同様のようだ。
もはや食堂と酒場の定義が崩壊している。
しかもよく考えるとこの日はド平日のお昼・・・
ボクも含めて、皆さん普段は何をされてるのだろう?
しかしそんな濃いお客さんのなかで
一際目立ってた・・・いや大きな声で”盛り上がって”たのは、この女性店員さんだった。
100%年上であろうお客さんたちに
タメ口で接客し、ホールを一人で回してるお姉さんが印象的であった。
昼から泥酔されてる先輩の常連さんを相手にできるなんて・・・
しかも会話も楽しそうに・・・
一体どんな人生を歩んできたら、こんな素晴らしい接客が出来るのだろうか。
やはり四日市市という事で
キンミヤ焼酎が置いてある様子だったので、ソーダ割りをチョイス。
「キンミヤソーダ割り(400円)」
キンミヤを呑みながら、本日のスターティングおつまみを考える。
壁に掲げられた、この数の多いメニュー短冊だけで呑めるぜ。
メニューと睨めっこしながら、真剣におつまみを考えるのだが・・・
ある方のせいで、どうしても集中できない。
先輩!
もう酔いつぶれてますやんっ!!!
時刻はまだお昼過ぎ・・・
一体この先輩は何時から呑まれてたのだろうか・・・
この店が1軒目ではない事を彷彿とさせる酔いつぶれっぷりだ。
普通なら店員さんが
「寝ないでください」と注意するのが当たり前だが
この店は誰も注意しない。
ゆる~~い感じがまた酔い。
メニューの一番端っこにあった「ねぎやき」というのが
気になったので、それを店員さんにコール。
そしてすぐに提供されたのがこちら
「ねぎやき(200円)」
その佇まいに一瞬だけ
「特大餃子っ!?!?」
なんて思ったが
れっきとしたねぎやきであった。
ボクは関西人だが、ソースがあまり好きじゃないので
ソースの主張が弱い感じも好みで嬉しい。
生地を大胆にも”やらしく”めくってみると
なかにはネギ、桜エビ、鰹節が仲良く交わってした。
このおっぴろげ具合もグッドだったので
キンミヤソーダ割りが進みに進む。
そして四日市に来たという事で
やはり外せないのが名物のトンテキ。
「肩ローストンテキ(1100円)」
「豚っ!!!」
出された時、思わずこう叫んでしまった。
ドデカくて分厚い肩ロースを、オリジナルのタレで焼かれたこのトンテキは食べる前から
「絶対うまいヤツやん」
と思わせてくれるビジュアル。
幼児の拳くらいあるトンテキをかぶりつくと、分厚さからは想像出来ない柔らかさで
めちゃくちゃ旨い。
このトンテキの決め手は
やはりニンニクの量であろう。
すりおろしでもなく、カットもしてないそのままのニンニクは
玉ねぎかと思ってしまうくらい沢山入っているのだ。
もう一度別角度から見てみよう・・・
お酒にも合うが、ごはんにも合う
超ユーティリティープレイヤーだ!
そしてこのトンテキの最大の旨みポイントは
『タレ』であろう。
旨味成分ギンギンのタレは
恐らく何にかけても美味しいであろう。
今回はお皿にキャベセンが盛られてたので
こちらのタレを絡めていただいたが・・・
もはやキャベセンを食べるというより
”タレを飲む”と言った方が表現としては正しいとのではないだろうか。
明らかに主役と脇役が形勢逆転状態・・・
今回はキャベセンを絡めてみたが
正直このタレなら、その辺の雑草を絡めても美味しいであろう。
本来ならマヨネーズが欲しいところだが
マヨネーズじゃなくて、タレに絡めてキャベセンを食べてみてくださいという店側からの無言のメッセージなのであろう。
キャベセンだけでは物足らなく、まだまだ極上のタレが残ってたので
ねぎやきまでもタレにダイブ!!
ソース感が弱めのねぎやきは
もしかしたら「トンテキのタレに絡めても楽しめますよ」と
店側からの配慮だったのではないだろうか。
そう思ってしまうくらい万能なタレである。
時間もなかったので、サクッとお会計をしようと席をたつと・・・
キッチン側にこんな素晴らしい〔OHS〕があるのを見逃してたのである・・・
これは座った席が悪かったのか
非常に残念であるが、こちらは次回の宿題として残しておこうと深く誓った。
帰り際、ふとあのおやっさんに目をやると・・・
いや、まだ寝とんかいっ!!!
きっと絶品トンテキにお酒が進み過ぎてしまったのであろう・・・
四日市の昼呑み食堂は酒もアテも客層も濃い目でした。
あさひ食堂(あさひしょくどう)
住所: | 三重県四日市市諏訪栄町6-15 |
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TEL: | 059-352-7752 |
営業時間: | ランチ11:00~14:00 ディナー16:00~21:00(LO 20:30) |
定休日: | 火曜・第三月曜 |