神奈川県
一福(三大酒場シリーズ)
2017年5月18日
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店の外観からは、一見”町中華屋”の様にも見えるが、年季の入った暖簾が横須賀港からの海風で揺れ、または居酒屋の様にも見える。
中に入ると、これまた内観も古いがとても広い。奥の厨房では店主の両親と思われる老夫婦が手際よく料理を作る。
店主も、はじめはぶっきらぼうな感じであるものの、時折ニッコリとひとことふたことを話しかけてくれる。
数席あるカウンター席で店主と語らいながら定食を食べるもよし、テレビや大量にある漫画を見ながら瓶ビールでカツ丼を食べるもよし。
気が付いて店を出る頃には、夜の港町の灯りを頼りに千鳥足で家に帰るのだ──。