著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 354件
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- 新潟、酒、ときどきレトロ建築。旅の締めくくりに長岡クロスロード(十字路)
- 8日前
親戚に酒好きの叔母さんがいるのだが、なぜ好きになったかの理由が面白い。昔から極度の低血圧に悩まされていた叔母さんは、病院で血圧を上げるために「少しお酒を飲んだらいい」と言われたとのこと。それまで酒を飲まなか […] -
- 花火になめろう、そして〇〇も…?新潟長岡には日本三大が多すぎる件/「割烹 魚仙」
- 17日前
新潟第二の都市『長岡』へやってきた。長岡と言ったらまず思い浮かぶのは、『日本三大花火大会』のひとつを担う〝花火の街〟だ。駅の改札を出たとたん、巨大な花火玉が出迎え、駅前のあちこちで花火アピールを見ることがで […] -
- 廃墟(風)駅舎と洋風カツ丼!醸造の街・長岡B級グルメで昼飲み/宮内(新潟県)「一福食堂」
- 26日前
この数か月間で二度、新潟を訪れた。一度目は新潟市内から新発田へ、二度目は長岡を起点に港町の直江津、城下町高田をぐるりと回った。新潟は南米チリのように海岸沿いに長い土地なので、どこの景色も同じようなものかと思 […] -
- 港町の昼飲みは〝幻〟のように…/直江津「瀬里奈」
- 2月25日
新潟県直江津の朝市へやってきた。 直江津……電車一本で富山や金沢に行けることは知っているが、我ながらまったく想像もつかない土地だ。激安の野菜や果物、衣類なんかも並ぶが、大雨のせいだろう、残念な […] -
- 私は酒場で出逢いたい/高田「みあり」
- 2月16日
はじめての、新潟県高田で一泊をした朝10時。私は旅先の朝には、必ず喫茶店でモーニングをすることに決めている。知らない街の純喫茶……これが酒場と通ずるものがあって、たまらないのだ。 訪れたのは純 […] -
- 【結論】新潟はふたたび訪れたくなる…そんな街の酒場はふたたび訪れたくなる/高田「一平食堂」
- 2月7日
アイドルやゲームなんかに虜になる、なんてことはある……というか、実際に私も洗脳というべき程、虜になったことがある。それは分かるのだが、まさかね……〝街〟自体に虜になることがあるとは夢にも思っていなかった。 […] -
- 老化に抗え!「おじゃれ」で蘇る食欲…基地のある街で味わう肉汁大作戦
- 1月29日
〝食べ放題〟に行かなくなってどれくらいだろうか。先日、はじめて食べ放題の『しゃぶ葉』に行ったのだが、これがなかなか……いや、おいしくてコスパも最高だったが、とにかく肉がほとんど食えない。ビュッフェスタイルで […] -
- 元祖の味にWow!アメリカンな町中華で満腹アイヤ~/福生「韮菜万頭」
- 1月20日
〝元祖〟って言葉に弱いのは、きっと私だけではないはず。なぜなら、そこが存在しなかったらそのものが存在しなかったかもしれないからだ。 たとえば、銀座の『煉瓦亭』がなかったらエビフライやハンバーグ […] -
- 名建築で昼飲みを!明治創業の「来福亭」で元祖・西洋料理に酔いしれる
- 1月11日
実際にある店を舞台としたテレビドラマが増えた。古参の『孤独のグルメ』など年末特番の常連と化しているし、『ワカコ酒』なんてシーズン8まで来てて、そのうちゴールデンタイムのドラマを追い抜く長寿番組になるのかもし […] -
- 真の昼飲み酒場を求めて…川崎大師「とと家」で至福の参拝帰り酒を!
- 1月2日
酒場で酒を飲む=イコール〝夜〟であるイメージが真っ当な社会人だと思うが、私のように真っ当ではない社会人からすると、夜はもちろん〝昼に酒場で飲む〟ことに関しても、大変重要なことなのだ。その昼飲みにおいて、非常 […] -
- 一年で最も愛する時間…ちょいと贅沢な酒場で年末年始を/武蔵小金井「入船」
- 2024年12月21日
一年に季節は4つ、最近は〝秋〟が消滅したという説もあるが、その時折々の気候やイベントが楽しく、四季のある日本に生まれてよかったとしみじみ想う。季節のほかに〝期間〟があって、私は年末年始のみにある独特な期間が […] -
- 食堂飲みでは必ず〝単品で〟を忘れずに!高級住宅街とスキッド・ロウの交差点「にのみや食堂」にて
- 2024年12月12日
好きな言葉に〝光が強ければ影もまた濃い〟がある。言い出しっぺはゲーテなのかバンドボーカルのMCだったか分からないが、とにかく〝その通り〟だなと思える言葉だ。特に大都会における光と影の落差だ。 […] -
- 「○○でいい酒場ある?」と訊かれたら、今のところココを教えることにしているシリーズ/新潟「鳥仙」
- 2024年12月3日
はじめての新潟に訪れていたのもあり、せっかくなので日本海が拝みたいなと思って調べていた。〝せっかく〟というのには理由があって、私の地元は秋田県の沿岸部で思いっきり日本海を眺めて育ったのだが、よくよく考えてみ […] -
- 廃墟?裏で見つけた、宝石のような「割烹かさご」のピカピカ料理たち
- 2024年11月24日
〝廃墟マニア〟と言えるほどではないが、廃墟な建物が好きだ。おそらくレトロ建築好きの延長なのだが、廃墟にはレトロ建築と同じく、〝当時の時間をそのまま〟を止とどめているという良さがある。 いままで […] -
- 渋谷じゃなく新発田(しばた)の「鳥竹」で、ホッピーと唐揚げのちょ~どイイ夜
- 2024年11月15日
大雨の影響により新潟駅で足止めをくらっていたが、およそ三時間ほどで在来線は動き出した。 今回は完全なひとり旅だったので待ちぼうけにはかなり堪えたが、とりあえず動き出したのだからよしとしよう。目指すは新発田( […] -
- 大雨で電車がストップ!どうしよう…じゃあソムリエAIが選んだ酒を飲んで待とう!/ぽんしゅ館 利き酒番所
- 2024年11月6日
旅には予期しないトラブルが付きもの。いや、それがまた旅の醍醐味である。 新潟の酒場旅へ訪れていた私は、さっそく予期しないトラブルに見舞われた。JR白新線に乗って隣町の新発田市へ行こうと思ってい […] -
- <食べログ百名店にも選出>料理に夢中!新潟「喜ぐち」で〝酒忘れ〟の夜
- 2024年10月28日
みなさんは〝晩酌〟をしていますか? なるほど、毎日ですか。なにを隠そう、私も毎日晩酌をしている。元々はあまり酒を飲まない方だったのだが、いつしか……おそらくは『酒場ナビ』なんてものを始めたくらいに晩酌をする […] -
- 改札から0分!駅ナカ角打ちでイキナリ酔おう!/新潟「日本酒Bar角打ち」
- 2024年10月19日
もうだいぶ前に潰れて今は更地となってしまったが、実家の近くに『川口酒店』という酒屋があった。もはや私の記憶でしか残っていないが、ザ・昭和のモルタル一階建て平屋で、中はつねに埃っぽく薄暗い。コンクリ剥き出しの […] -
- 今、新潟が熱い!(と思っている)大都会と世界遺産の間で独酌の夜/「居酒家こばちゃん」
- 2024年10月10日
〝新潟は東北地方じゃないって、何度言ったら分かるんだ!〟 これは新潟や東北出身者の〝あるあるネタ〟で、東京や西日本の出身者と地理の話になれば、高確率で〝新潟県は東北地方である〟と誤解されていることが分かる。 […] -
- 物理的にも隠れた名店!信州上田の地下街酒場で〝きれい〟な酒を味わう/「酒蔵 信濃」
- 2024年9月22日
この曲を聴くと〝当時〟のことを思い出す……なんて経験はないだろうか。 私は1997年に発売されたGLAYの『口唇』とT.M.Revolutionの『LEVEL 4』という二曲を聴くと、高校三年生の時に大好き […] -
- 聖地巡礼? 信州上田で見つけた昭和レトロ食堂で“味っ子”への思いを馳せる/別所温泉『日野出食堂』
- 2024年9月13日
誰もが夢想することのひとつに、「漫画やアニメの世界に行けるとしたらどこに行きたいか?」がある。最近は、実在する場所を舞台にしたアニメが多いが、やはり私は漫画アニメならではの架空の舞台に行きたい。『ルパン三世 […] -
- ムッチリと美味の共演!長野県上田「こはまや」の絶品★美味だれ焼き鳥
- 2024年9月4日
旅先での楽しみといえばやはりグルメ、それも酒場へ行くことが我ら共通の価値観であることは周知のとおりである。初めて行く旅先の観光名所へ行く──いいでしょう。温泉に入ってゆっくりする──大いに結構。どれだけ小さ […] -
- 長野県上田市名物「美味だれ」ってナニ? 83歳のマスターが営む焼き鳥屋『かわしま』で答え合わせ!
- 2024年8月26日
どんな街にも歴史が存在して、時に悲しく、時にドラマチックな出来事を刻んでいる。私のふるさとも大きな港町で、かつては北前船の寄港地であり、それによって花街としても栄えた歴史がある。 それなりに自慢できる街なの […] -
- こんなところに…?ぼくらの天国は千曲川のほとりにありました/「鯉西 つけば小屋」
- 2024年8月14日
「すいません、12時から二名でお願いしたいんですが」 「はいはい、二名様ですね。えーと……」 私が飲食店でまずやらないことのひとつに〝待つ〟ことがある。どれだけ料理がおいしかろう安かろうと、戦 […] -
- 〝酒場感〟が導いた「大学酒蔵」のコの字カウンターで大いに学ぶ
- 2024年8月5日
二十歳を過ぎた頃から、私には〝霊感〟的なものが(たぶん)宿った。いわゆる〝見えないもの〟が見えたり〝虫の知らせ〟を感じたり、頻繁にではないが感じるようになったのだ。 特に感じやすいのは〝場所の違和感〟だ。例 […]