著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 355件
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- 山形「スズラン」東北人が改めて東北で飲る旅 山形編
- 2022年1月24日
高校卒業を間近の冬、ちょうど今くらいだろうか。友人らは次々に運転免許を取得すると、親の車を借りて連日のようにドライブをしていた。北は青森、南は宮城や新潟。地元の秋田から行けるレベルの範囲なら、ほとんど行った […] -
- 松島「さんとり茶屋」東北人が改めて東北で飲る旅 宮城編②
- 2022年1月15日
『修学旅行』ってのは、今思えば〝もったいなかった〟気がする。 いやね、青春の1ページとしては欠かすことのできない人生行事ではあると思うが、修学旅行で行くところなんて、大抵の子供は初めて行くところばかりでしょ […] -
- 仙台「八仙」東北人が改めて東北で飲る旅 宮城編①
- 2022年1月6日
その駅に降りた瞬間、ざわざわと滾たぎる興奮が込み上げてきた。未開拓な関西、九州の駅に降りても、ワクワクはするのだが、こんな感覚は〝こっち側〟でしか感じることはない。 「俺って、東北人なんだなぁ […] -
- 飯田橋「三州屋」おかえり、小さな大衆酒場の日常
- 2021年12月25日
今年ばっかりは〝やっと〟と言うべきか、それとも〝もう〟と言うべきか……災禍の年が、もうすぐ終わろうとしている。2020年もさることながら、今年はそれ以上に大変な年で、特に酒場を含む飲食店へのダメージは甚大で […] -
- 武蔵小金井「壱番館」都会であるがための不幸、そして幸福
- 2021年12月16日
〝酒場道楽〟なんてものはじめてからというもの、都内の酒場では飽き足らず、地方都市に行くことが多くなった。最近は〝新コロ〟の大馬鹿野郎のせいで行くことは出来なかったが、徐々にその活動を再開しつつある。 自分の […] -
- 神楽坂「カド」これぞリアル!戦後昭和の宅飲みを体験できる酒場
- 2021年12月7日
私は〝達成感〟というものが人一倍感じやすいのか、何事も一度それを体験しまうと満足してしまい、今後それと同じことをすることはほとんどない。ことに観光地に関しては、よほどのことがない限り行くことはない。楽しかっ […] -
- 大井町「だるまや」ノンベイひとり、苦手料理が好物になる瞬間
- 2021年11月28日
だいぶ前になるが、『魚釣り』にド嵌りしていた。初心者なのに、初めからハイエンドの竿、リール、仕掛けを買いそろえ、極めつけは釣り場に行くために三十五歳にして車の免許を取得したほどだ。完全に〝形から入るタイプ〟 […] -
- 思い出横丁「ささもと」逆に外国人観光客になったつもりで飲ってみる
- 2021年11月19日
だいぶコロ助・・・の野郎が落ち着いてきたので、このままコロッと終息しちゃったりして。そうなったらなったで、旅行にバンバン行って、その地の酒と料理をバグバグ飲やっちゃうので忙しくなりそうだ。 国内旅行はもちろ […] -
- 大森「とん兵衛」その酒場、茶色につき
- 2021年11月10日
「酒場とは、1%の茶色と99%の茶色である」 トーマス・エジソン(1847 – 1931) ──と、かの偉人は言ってなかったが、私が後世に残す言葉はこれしかないと思っている。 呑 […] -
- 南阿佐ヶ谷「つきのや」ひとり酒はこれからも
- 2021年11月1日
早いもので、緊急事態宣言が明けて一か月ほど経つ。このまま静かに終息して、来年の今頃に「あれ、そういやマスクしてねぇな」なんて、酒場のネタになっていることを願ってやまない。 宣言のおかげ……とい […] -
- 平和島「信濃路」酒場日本史A(2時限目)
- 2021年10月23日
キーンコーン、カーンコーン ハイハイ、席ついてー。 こら、お前は机に座るんじゃない、角打ちじゃねえんだぞ! いいかー、じゃあ『酒場日本史』始めるぞ。前回に引き続いてだな、もう一度 […] -
- 高砂町「坊っちゃん」おでんに醤油、冷やしトマトには日本酒
- 2021年10月14日
母親の〝偏食舌〟を譲り受けてか、気が付かないうちに私ももれなく偏食舌になっていた。一緒に住んでいるときは、それが当たり前だったので何も感じなかったが、上京して他地域の人間と食事をして唖然とされる〝食べ方〟が […] -
- 外国初心者が行く!日本の世界の酒場から【韓国編】
- 2021年10月5日
二年前の暮れ、「来年の2020年に必ずやろう」と思っていたことがあった。それはズバリ〝結婚〟だ。男四十歳、これからは人生の伴侶と共に、不安定な生活から一変したい……と思っていた矢先に、新コロの大馬鹿野郎がや […] -
- 阿佐ヶ谷「川名」ひとめぼれ酒場で飲って惚れる
- 2021年9月26日
いわゆる〝ひと目惚れ〟をする方で、昔から自分のタイプだとなるとすぐに嵌ってしまい、そうなると気になってしょうがなくなる。思い返せば、鷲尾いさ子、菅野美穂、『らんま1/2』の天道なびきに北川景子……最近でいう […] -
- 新小岩「わか」飲食業が出来ない男が酒場をやろうと思える時
- 2021年9月17日
これまでに色々な仕事をしてきてきたが、こればっかりは向き不向きがあって、これが合わないと酷でしかない。高校生では『某フライドチキン店』の裏方でバイトしてみたものの、あまりの規律の厳しさから数日で辞め、二十歳 […] -
- 横浜「みなと刺身専門店」専門酒場列島最前線『極みの刺身』
- 2021年9月8日
『専門』とは──専らその分野だけに、深く携わっている仕事や学問。また、その学問や職業。(Weblio国語辞典) このありふれた言葉を名乗るとなると、実はなかなか勇気がいる。いくら自負できること […] -
- 有楽町「八起」或るガード下のリリシズム
- 2021年8月30日
昔のドラマやコント番組、あと漫画やアニメなんかで、ガード下の一杯飲み屋でオッサンが独酌しているのだが、電車が通るたびに「ガタン、ゴトン」と通過音が店内に響いく、というシーンを覚えていないだろうか。本当ならた […] -
- 武蔵小金井「大黒屋」フォー・デザイア Get up×3, SAKA-Burning love
- 2021年8月21日
人間の三大欲求とは『食欲』『性欲』『睡眠欲』であることは有名であるが、実はもう一つ、人間の五感でいうところのシックス・センスのようなもので、〝四つ目の欲〟というものが存在する。〝フォー・デザイア〟とでもいお […] -
- 祖師ヶ谷大蔵「さか本そば店」独酌万華鏡ダイアリー(3)
- 2021年8月12日
酒場で飲やっていると、ちょっと気になることがある。 カウンターにひとり、小皿だけで何時間も飲やる青年作業服。肘を付きながら、つまらなそうにグラスをぶらつかせる妙齢美人。くるんと巻いた文庫本を片手に飲やる中年 […] -
- 大森「蔦八」酒場と恋愛はアタックしろってね!
- 2021年8月3日
誰にでも〝どうしても苦手〟というものがいくつかある。勉強、スポーツ、大人だったら人間関係なんてものもあるだろう。それに近いもので〝恋愛〟なんてものがある。恋愛……一見、そんなのに苦手もクソもあるのか思うが、 […] -
- 池上「ら京」神様、もう一杯だけ!寺町酒場めぐり 池上本門寺編
- 2021年7月25日
ある日、工場近くの酒場でひとり飲やっていて、ふと気が付いた。 工場地帯、博打、風俗のある町には、その特有の産業の恩恵から酒場も発展するのだが、同じように寺で栄えた町〝寺町〟にも、それが当てはまるのではないだ […] -
- 虎の門「升本」大人スーツ、まみれて呑兵衛Tシャツ
- 2021年7月16日
『霞が関』 新宿の高層ビル群は、どうしてもバブリーな感じがするが、こちらは少し違う。官公庁のビル群は、超の付く山の手というのもあるが、とにかくビル自体に〝品〟がある。 街を歩いている人々も、ど […] -
- 亀戸「松ちゃん」東京のダウンタウンでごっつええ秘密にしたい酒場
- 2021年7月7日
「あぁぁぁ……! マジでここ、マジでイイなぁぁぁ……」 どんなものでも、心の底からいいなと思うと、大声だろうが小声だろうが、一人だろうが十人いようが〝マジの叫び〟をしてしまわないだろうか。例えば、本当にいい […] -
- 阿佐ヶ谷「とり成」焼鳥屋で見つけた驚きの隠れウマ料理
- 2021年6月25日
商売と名の付くものだったら、何にしても〝隠してはいけない〟と、商売の素人ながら思ってしまうのだが、そんな商売をしている店……まぁ私からしたら酒場なのだが、そんな酒場ほど名店が多いという事実もある。 &nbs […] -
- 深大寺「青木屋」その休日の早起き、朝酒場でいかが?
- 2021年6月16日
急に出来た休日なのに、目覚ましアラームを消し忘れていて、いつもの時間に目が覚めてしまうことが、あるでしょう?「もったいない」と思ってアラームを消して、二度寝に入ろうとすると……眠れない。あれ、おかしいなと思 […]