著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 355件
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- 練馬「千曲食堂」酒場珍耳袋 第一話「え? 今、なんて言った……?」
- 2020年2月24日
ひとり酒場で飲やっていると、聴くともなく聴こえてくるマスターや女将さん、そして先輩らの会話。 これがまたいい酒の肴になるもので、くだらないダジャレや猥雑な下ネタだけかと思いきや、逆にホロリとする人情ばなしな […] -
- 門前仲町「ますらお」マニアック・オン・ザ・カウンター
- 2020年2月15日
子供の頃から度を越えた〝凝り性〟で、一度ハマりだすと有り金すべてをそれに注ぎ込んできた。エアガン、ラジコン、プラモデル、ギター、釣り……数えだしたらキリがないのだが、一貫していえるのは〝物体があるもの〟にし […] -
- 大宮「いづみや」女の子2人を《はべらせて》センベロをした結果──
- 2020年2月6日
「……なんですか、ここ?」 「キャップ被ったオジサンばっかり……」 今回、何度か私が記事にしている〝女の子をはべらせ〟シリーズの続編となるのだが、実はその後もあの2人組の女の子たちとは何度か飲 […] -
- 溝の口「かとりや」独酌万華鏡ダイアリー(1)
- 2020年1月28日
酒場で飲やっていると、ちょっと気になることがある。 カウンターにひとり、ボーっと厨房を見つめる赤ら顔のオジサン。何やら真剣な面持ちで、ジョッキを握ったままの青年サラリーマン。お通しの煮つけをまじまじと見ては […] -
- 神田「立ち飲み 大松」0次会なう!のススメ
- 2020年1月19日
呑兵衛のSNSを見ているとよく〝0次会〟という言葉を目にするのだけれども、前から実にうまい表現だなと感心していた。みんなで集まってする一次会、二次会という『本会』の前に、ひとり集合時間から30分も一時間も前 […] -
- 武蔵小杉「割烹 こすぎ」割烹の割烹による割烹のための中華料理屋
- 2020年1月10日
酒場の屋号ひとつにしても、色々な『見出し』あるのだけれども、それはその酒場のイメージを大きく左右させる重要な存在なのだ。ここでいう見出しというのは、例えば『大衆酒場 〇〇』『酒処 〇〇』『立呑 〇〇』『小料 […] -
- 溝の口「十字屋」センパイレゾンデートル
- 2019年12月29日
おそらく、酒場ナビの記事において一番使われているであろう言葉が《先輩》なのだが、この先輩というのは、どの酒場にも必ず棲みついている、所謂〝常連客〟のことで、我々酒場ナビメンバーは、その紳士淑女に対して最大級 […] -
- 甲府「くさ笛」南アルプスに思い出せない名物女将
- 2019年12月20日
もうね、40歳になってからというもの〝人の名前が思い出せない〟とういうのが著しい。最大の原因は老化なのだが、連日連夜からなる慢性的な宿酔も要因のひとつなのでしょう。普段はそれでもいいのだが(本当はよくない) […] -
- 溝の口「おばちゃん八百屋」ウマい!安い!野菜!おもしろ二毛作酒場で一盃
- 2019年12月11日
〝二毛作酒場〟がおもしろい。 世の酒場には、一風変わった酒場が数多く存在しており、その中でも〝二毛作〟で営む酒場に興味がある。二毛作の酒場とは、同じ店舗で一般的な飲み屋以外にも別業種で営業をする酒場のこと。 […] -
- 鹿児島中央「西駅豚太郎」あの酒場を逃げ候こと 本懐にあらず
- 2019年12月2日
今でこそ、小さな古酒場でシッポリ飲やるのが好きだが、そのもっと前はまったく違った。 大箱の一部を貸し切りにして、20~30人、本当に多いときは100人くらいの大人数でドンチャンするのが好きだった。幹事をする […] -
- 天文館通「どさんこ おにぎり」はじめての鹿児島酒場入門(2)
- 2019年11月23日
『夫は自分で靴下を履くことがなく、裸足をどんと出せば、妻はそれに靴下を履かせてやる』 『男が台所を覗くなどもってのほか。洗い終わった衣類を男女一緒に干すことも許されない』 これは鹿児島県民につ […] -
- 天文館通「小料理 はる日」はじめての鹿児島酒場入門(1)
- 2019年11月14日
〝〇〇県出身者の友人が多い気がする〟 自分の付き合いの中で、そんな事を思ったことがないだろうか。以前からなんとなく感じていたのだが、私は『鹿児島県』出身者の友人が多い。人口のおよそ5割の地方出身者が住む江戸 […] -
- 巣鴨「千成 本店」スガモな街の怪しい関係
- 2019年11月5日
『おばあちゃんの原宿』として有名な東京・巣鴨スガモには少しだけ抵抗がある。抵抗があるといっても街にあるわけではなく、巣鴨というその〝地名〟にあるのだ。 私の出身地である秋田の方言の中に『ガモ』という言葉があ […] -
- 浜松町「秋田屋」東京タワーを見上げればノスタルジア
- 2019年10月27日
『東京タワー』 東京のシンボルタワーといえばすっかり『スカイツリー』になりつつあるが、20年以上前に上京してきた私のような田舎者にとって東京タワーは特別な存在だ。地元秋田の高校を卒業してすぐに上京して、真っ […] -
- 野毛「大衆食堂2.0 とぽす」大衆食堂の最新バージョンが見つかりました 更新方法はこちらをお読みください
- 2019年10月18日
『大衆食堂』という酒場が大好きで、酒場探しでは特に意識している。大衆食堂といえば昼白色の蛍光灯にビニール丸イス、ハムエッグと焼き魚をつまみながらテレビを観て飲やるのが醍醐味。真っ昼から飲やっても〝食堂〟とい […] -
- 吉祥寺「闇太郎」憧れの冬酒場で逢いましょう
- 2019年10月9日
──冬が待ち遠しい。 うんざりするほど暑かった今年の夏を経験すれば、そう思う人も少なくないと思うが、私が冬を待ちわびる理由はひとつ、酒場である。 『冬酒場』、特に古い大衆酒場なんかは冬の冷たい […] -
- 田端「立飲スタンド三楽」いい日、立ち飲み 涼しさをさがしに…
- 2019年9月30日
『文明の利器』 自動車、テレビ、洗濯機、パソコン……現代社会は偉人たちが残した数々の英知に溢れ、それを当たり前のように手にして、当たり前のように使っている。 だが、それらを〝ありがたや〟とする機会は、科学が […] -
- 銀座「三州屋」庶民だからこそ行きたい『セレブ街』の名酒場
- 2019年9月21日
今度行こう、いや、また今度でいいか……待った! やはり来週に行こう── 東京には名酒場がまだまだ多すぎて、行ってみようと自分の中で何度も思っていても気づいたら何年も行けていない酒場が山積になっ […] -
- 【台湾】HOW TO『熱炒』これだけは知っておきたい台湾酒場「10のこと」
- 2019年9月12日
はじめて訪れる酒場で気になることといえば、どんな酒や料理があるのか、注文の仕方やその店特有のルール、店員さんはどんな人だろうかなどであるが、そもそも酒場だけではなく、その酒場のある街が初めてだったりするとさ […] -
- 【台湾】士林「正宗嘉義雞肉飯」ニーハオ,TSUNDERE!世界の強すぎる女将シリーズ
- 2019年8月31日
台湾観光といえば、アニメ『千と千尋の神隠し』のモデル『九份』や台湾のベニス『淡水』、509メートルの超高層タワー『台北101』などが有名で、古い歴史や近代文化の両方を楽しむことが出来る。 古い […] -
- 【台湾】龍山寺「天天来海鮮」台湾酒場でも発見!特殊先輩の謎行動を追跡せよ
- 2019年8月22日
「外国の酒場ってどんなだろう……?」 純粋に酒場というものに興味を持ち、東に名酒場があれば趣き、西に珍酒肴があれば馳せ参じる──。そんな事ばかりをしていれば〝外の酒場〟が気になってくるのは、《サカバー》とし […] -
- 神田「みますや」日本最古の酒場『100年酒場』でタイムスリップ
- 2019年8月13日
2019年現在から100年遡ったとして、そこに何があるのか── その通り、『酒場』である。 今から100年ほど前と言えば、明治時代の後期。その頃の日本など吉幾三の歌がリアル世界な […] -
- 松山「清香園」なぜか色々な動物が集まる不思議な酒場の正体
- 2019年8月4日
はじめての愛媛酒場では、『サービス精神』たっぷりの年配夫婦が切り盛りする『小判道場』、地元の話を詳しく教えてくれる女将さんの『みよし』、おしゃべり好きで埼玉出身のマスターがいる『太閤』など、とにかく観光酔客 […] -
- 西荻窪「千鳥」TOKYO名カウンターズコレクション(1)
- 2019年7月26日
いつの日からか、酒場の『カウンター席』というものが好きになっていた。 目の前の厨房で料理を作るのを眺めながら酒を飲やり、しばらく隣いる客の世間話を耳にしていると目の前にできたての料理がポン、同時に「酎ハイお […] -
- 門前仲町「折原商店」おつかい角打ちノミタルジー
- 2019年7月17日
酒屋の一角で酒が飲める『角打ち』の魅力とは、やはり〝手軽〟で〝安い〟ことが一番の理由なのだと思うが、私が思う角打ちの魅力とは、それに加えて店に漂う独特な〝雰囲気〟というものがある。 下町の薄暗くて煤汚れた定 […]