著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 355件
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- 立川「玉河」アフターBBQに必ず行きたい酒場のススメ ─秋川編─
- 2022年9月15日
夏が去り、読者諸兄姉みなさん。今年もBBQは楽しんだだろうか? 私はBBQが大好きで、一時期は季節関係なく毎月誰かを誘って、一種の〝定例会〟のようにBBQをしていたこともある。多い時だと五十人くらいで、場所 […] -
- 大泉学園「酒蔵あっけし」ニガい思い出の町でウマい酒を飲む日
- 2022年9月6日
〝製本工場の仕事〟がどんなかものかご存じだろうか。ベルトコンベアで流れてきた本を書店ごとに振り分けたり、印刷されたバラバラのページを、馬鹿デカイ機械にひたすら流し込むという作業など、私は二十代前半にこの日雇 […] -
- 新中野「藤吉郎」ただいま更新中!私の中の泥酔無記憶ランキング
- 2022年8月28日
酒場で飲やり過ぎて、気が付いたら〝見慣れた、天井〟よろしく、自宅で目が醒めるなんてことは呑兵衛読者あなたならよくあるはず。大抵は「あー、頭が痛てぇ」で、ぼんやりと昨夜の愚行を思い出したりするのだが、稀にスト […] -
- 全国〝入りやすい食堂〟飲みくらべ!「半田屋」×「わが家の食堂」
- 2022年8月19日
何を隠そう、私は大の〝食堂好き〟である。 そもそも酒場ナビの第一回目の投稿が食堂でもあったほど、食堂への思い入れは深い。まず一番に、食堂は昼から……いや、朝から飲やれるところがいい。酒類こそ少ないこともある […] -
- 湯島「岩手屋本店」今宵もまた、最高の居心地を求めて
- 2022年8月10日
呑兵衛の命題ともいえる〝良いい酒場〟とは何たるや。美味しい酒に、料理、それがまた安くて候。鉄火肌の女将に愛想のいい店主、横には独酌の相客。なんだか、居心地がいい──そうなのだ、結局のところ、大衆酒場に求める […] -
- 異世界の「無人村」に迷い込んで酒を飲んできた話
- 2022年8月1日
「ここは、どこなんだ……?」 駅で降りたことまでは覚えている。日差しの強い、真夏日だった。止まらぬ汗と共に、あてもなく歩いていると、辺りはみるみるうちに深い森に包まれていったのだ。 &nb […] -
- 【続】新宿「番番」新宿三大酒場 その1
- 2022年7月23日
「もしもし、味論くん? ワイ、同じバイトのもんやけど」 「はぁ、はじめまして……」 約二十年前、家にいるとFOMAの携帯電話に知らない電話番号の着信があった。電話に出ると、どぎつい関西弁の男が突然バイトのシ […] -
- 江戸っ子は〇〇がアテだった!数百年前の飲り方に魅せられて
- 2022年7月14日
『居酒屋の誕生』(飯野良一)という、学生の教科書みたいな本を読んだのだが、これが本当に教科書そのものだった。 時は江戸時代、我慢できなくなった呑兵衛が酒屋の一角で飲やるようになったのが酒場の始 […] -
- 「こマねちZ」三鷹イチ入りづらい?そこには異世界酒場が待っていた!
- 2022年7月5日
私は、散歩が好きだ。 たとえば、行きたい場所があれば、あえて最寄りの駅からひとつ前の駅で降りて向かうし、ちょっと道に迷っても〝おっ、散歩できるじゃん〟と頭に過り、なんならルンルン気分だ。もちろん、その片手に […] -
- 大山「ろくふみ」雨の日は立ち止まり、雨宿りで酒を飲む
- 2022年6月23日
「あれ? 雨降ってんじゃん……」 地下鉄駅から出てみると、雨がパラパラと降りだしていた。いっそ土砂降りだったら色々諦めがつくものの、この半端な雨量が鬱陶しい……梅雨だなぁ。 ・ ・ ・ &nb […] -
- 八王子「一平」今日は何かな?先輩に教わる酒場の〝献立〟考察記
- 2022年6月14日
これはちょっと、どうかとは思うのだけれど……ひとりで飲やろうって酒場に行きますよね? それから店先で「こりゃいい外観だ」とか、酒場の中に入って「いい渋み、出してまんなぁ」とか、まずはカウンターや照明の雰囲気 […] -
- 飯田橋「おけ以」行列餃子に並ぶ幸せへのパラドックス
- 2022年6月5日
〝並んでまで物を食べたいという気持ちが卑いやしいな〟 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の、大原部長のセリフだ。この言葉、はじめて読んだ当時から甚いたく共感した。というのも、私も何かに〝並ぶ〟という行為が大嫌 […] -
- 珍酒「牛乳ハイ」で北海道を吞み込め!板橋「北海 三四郎」で酔わされる大地
- 2022年5月27日
絶対にチビにはなりたくなかった私は、中学校の三年間を牛乳漬けで過ごした。朝、昼はもちろん、家に帰ってからは必ず1リットル飲むのである。それが功を奏したのか、おかげさまでチビになることはなかったが、〝飲み癖〟 […] -
- 王子「宝泉」TOKYO名カウンターズコレクション(3)
- 2022年5月18日
酒場で飲やる席、いわゆる『酒座』には〝アタリ〟と〝ハズレ〟があり、その日の酒場の良し悪しは酒座によって決まるというのは、吞兵衛の諸氏なら周知のとおりだ。 店が空いている時だとある程度は選べるが、余程タイミン […] -
- 酒場は封印?今日は京都で〝ベタ〟観光なり
- 2022年5月9日
2021年の秋に友人らと関西へ行く機会があり、短い時間だったが京都の町を歩くことになった。前回行ったのは新コロの前で、その時は酒場ナビメンバーのイカと二人で行った。しかしこの男と一緒となると、いわゆる〝ベタ […] -
- はじめての町と酒場は不思議だらけ!大津「利やん」でワンダーノンダー
- 2022年4月30日
はじめてその土地に立った瞬間、今まで感じたことがない〝水の気配〟に包まれた。感覚から察すると、海が近いはずなのだが肝心の〝磯の香り〟がしないのである。 『琵琶湖』 滋賀県を代表する日本一大きい […] -
- 東の人間が西の名店「居酒屋とよ」に行ってみるということ
- 2022年4月21日
酒場ナビメンバーのイカから、「あの酒場の記事はお前が書け」と言われている酒場が何軒かある。大概は関西地方なのだが、その理由として〝東北人目線の方が、関西が面白くなる〟ということだった。私が秋田出身で、イカが […] -
- 恋ヶ窪「六左衛門」リアル古民家で釜めしをカッカッカッ!ビールをグビビビッ!
- 2022年4月12日
神楽坂にある酒場『カド』に魅せられてから、〝リアル古民家〟で飲やることに嵌はまっている。〝リアル〟が付くのは、よくある〝古民家風・〟みたいな、どこかお洒落に着飾ったアレとは違うからだ。実際に何十年も前から民 […] -
- 大将…いいえ、女将さんの背中は語る 三軒茶屋「味とめ」
- 2022年4月3日
世田谷の『三軒茶屋』は、私が住んでいるところから割と遠いのだが、二十年も前からなぜか所縁ゆかりがある。住んだこそないのものの、三茶に住んでいる友人宅に集まって飲やることが多く、過去には週3、4で集まることも […] -
- 神保町「北京亭」その酒場、茶色につき
- 2022年3月19日
「茶色が為す事は、茶色のみぞ知る。」 坂本龍馬(1836 – 1867) ──と、かの偉人は言ってなかったが、茶色というのは茶色にしかない尊い色……そう、それは酒場において顕著である。 良い […] -
- そこにあったか!我らが〝使い勝手のいい〟酒場たち
- 2022年3月10日
先日の記事で〝ボルシチ〟で一杯飲やりたいということを書いた矢先、彼かの〝某国〟が、この現代において他国へ侵略などという、時代遅れも甚だしい暴挙に出た。 思えば私の地元の秋田県沿岸部は、その某国 […] -
- 新ジャンル〝実家系〟酒場でノスタルジッカを体験したい!
- 2022年3月1日
私も大好きな人気のラーメンに〝家系〟があるが、酒場にも 家系が存在する。それが〝実家系〟だ。酒場好きなら大体察しが付くだろう、久しぶりに実家に帰った時に感じるあの〝落ち着き〟を彷彿させる酒場だ。 何千回と開 […] -
- 外国初心者が行く!日本の世界の酒場から【ベトナム編】
- 2022年2月20日
読書があまり得意でない私は、文庫本一冊を読むに早くても一か月はかかる。のび太みたいに二、三行読むのと目が回って、一ページも読まないうちに寝てしまうまではないが、十ページも読めばそれに近い状態になる。加えて、 […] -
- あの世界大戦と同い年!日本橋「ふくべ」の最後ではじまりの日
- 2022年2月11日
酒場人にとって、とても忌み嫌う言葉がある。それが〝改装〟だ。 言葉の意味としては決して悪い意味ではないし、世間一般からすれば〝良いこと〟の方が多いだろう。しかし、酒場人……そう、古き良き酒場を愛する酒場人か […] -
- 仙台「源氏」私、人生で最高の酒場に出会いました
- 2022年2月2日
酒場めぐりの愉しみ方というのは、実際にその店に行って体験をすることで間違いない。ただ、もうひとつの愉しみ方があって、それが酒場のことを〝知る〟ということなのだ。 酒場の歴史が長くなればなるほど、そこでの出来 […]