著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 365件
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- 大宮「大阪屋」応援することだけは自粛しない
- 2021年1月23日
忌まわしき疫病禍にみまわれて、早くも一年が経った。楽しい時間は過ぎるのが早く感じるというが、嫌な時間も案外早く感じるものだ。「それならとっとと終息おわってくれねぇか」と哀訴嘆願するのは、毎日のように目にする […] -
- 四谷三丁目「福よし」山の手の中心で、大衆をさがす(1)
- 2021年1月14日
JR山手線の内側にある〝山の手〟で飲やることがあまりない。飲やれないということもないが、どうしても敷居が高いというイメージが付いて離れないのである。西に青山、六本木、白金高輪と高級住宅街を構え、東に銀座や丸 […] -
- 吉祥寺「千尋」ここで飲らせてください!親しい街にも酒場隠し
- 2021年1月5日
〝灯台下暗し〟とはいったもので、慣れたものほど見落としていることはよくあり、同様にして『親しい街』にも、まだ出逢っていない酒場が多く隠れている。私にとっての親しい街とは、かれこれ15年以上の付き合いで、サン […] -
- 葛西「千里」手がかりは「特盛500円定食」忘却の酒場を訪ねて
- 2020年12月24日
二十年前には想像もしていなかったことが当たり前となっていて、携帯電話やスマホがこんな流行るとは思ってもいなかったし、そこで使う便利なアプリひとつも、至極当然と生活の一部になっている。例えば、私は酒場ブロガー […] -
- 高尾山「やまびこ茶屋」東京で天国にいちばん近い酒場
- 2020年12月15日
花の名峰『高尾山』といえば都心からのアクセスも良く、気軽に登山が愉しめるので一般登山客以外にも家族やカップルなどに人気の観光スポットだ。私が住むところからも一時間弱で行くことができるので、昔からよく遊びに行 […] -
- 金町「深川酒場」やっちまった!無記憶酒場の答え合わせに臍を噛む
- 2020年12月6日
いつも気絶するまで飲やってらっしゃるノンベヱ読者の諸氏ならば十分にご理解いただけると思うが、一日に5、6軒も回っていると〝記憶がない状態〟に陥ってしまうことがある。あとで〝お会計したっけなぁ?〟や〝どうやっ […] -
- 大森「いかり亭」安くてウマい!大衆酒場はそれがいいじゃない
- 2020年11月27日
私は酒を出す場所なら、高級老舗店だろうと学生食堂だろうと、「そこで飲やってみたい」と思えばどこへでも足を運ぶ。ましてや〝値段〟なんてものは、二の次三の次で、とにかく読者の方々に様々な酒場へ行って欲しいという […] -
- 吉祥寺「火弖ル」カウンターハック!口開け酒場のススメ
- 2020年11月18日
口開けの酒場に入るのは面白い。「営やってます?」「えぇ、もう大丈夫ですよ」なんていう店主とのやりとりをして、まだ誰も居ない酒場に入る。静謐な空気と、厨房の奥からはトントントンという仕込み中の包丁の音が聴こえ […] -
- 吉祥寺「神田まつや」粋をやってみた
- 2020年11月9日
釣りと酒場を嗜んでいる者として、釣り人が最後に辿り着くところは〝川釣り〟というが、酒場でいうところ、それは〝蕎麦屋〟だと思っている。川釣りは他の釣りの様に、派手な仕掛けや高性能なリールは一切ない。長い竿に糸 […] -
- 森下「はやふね食堂」理想的なモーニングルーティン
- 2020年10月31日
最近はアーティスト、スポーツ選手、アイドル、ユーチューバーなどの著名人が『モーニングルーティン』などという、プライベートな朝の習慣をメディア配信しているみたいだ。朝に目が覚めるところから始まり、身支度してか […] -
- 秩父「餃子菜苑」混ぜればおいしいツンデレ味
- 2020年10月22日
ツンデレ女将酒場の愉しみ方の心得 ひとつ、『ツン』を感じろ ひとつ、『ツン』を拒まない ひとつ、『デレ』を感じろ ひとつ、『デレ』を求めない 大衆酒場ファンであれば、もちろんご存じであ […] -
- 清澄白河「だるま」TOKYO名カウンターズコレクション(2)
- 2020年10月13日
私が『日本名カウンターの会』に入信したのは、かれこれ3年前になる。その夜、雰囲気のいい酒場のカウンターで飲やっていると、ふいに「あら? この便意を催す感じは何かしら……」という〝青木まり子現象〟に陥ったのだ […] -
- 府中「武蔵野うどん」フラり、休憩酒場のススメ
- 2020年10月4日
〝はしご酒〟を家業にしている酒場ライターさんは〝あるある〟の話だと思うのだけれども、3軒4軒と記事のネタを意識しながら飲やり進めると、酔っ払うというよりは精神的に疲れてくる。特に老舗酒場ばかりが続き、5軒目 […] -
- 新子安「市民酒蔵 諸星」あなたと私の酒場探求の道
- 2020年9月25日
かの有名な居酒屋研究家である『太田和彦』先生は、兵庫県三宮にある『森井本店』に訪れたことにより〝酒場探求〟という道を志したという。それを訊いた時に、果たして私の〝酒場探求〟の道は、どこから始まったのだろうか […] -
- 吉祥寺「鹿角」アキタ ブルー『秋田の味』が恋しければここさ行げ!
- 2020年9月16日
『鹿角』 ──これを見て、果たしてどれだけの人が間違わずに読めるのだろうか。私の故郷である秋田県にある町で〝シカカク〟という、思わず奥歯が抜けてしまいそうな読みづらさ……ではなく、正しくは〝カヅノ〟と読む。 […] -
- 【リライト】大衆食堂のルーツ 高円寺「民生食堂 天平」
- 2020年9月7日
酒場ナビを開設して4年以上は経つだろうか。よくもまあ飽きずに続けられているものだと、ふと、他人事のように感心する。数えてみれば、私だけでも100本以上の記事は書いているというからさらに驚きだ。そんな過去の記 […] -
- 中野新橋「ホルモン 良ちゃん」超絶品!!ホモルン料理の名店で誕生日パーティー
- 2020年8月29日
〝〇〇会〟という名の飲み会は色々ある。歓迎会、送別会、新年会、忘年会……結局のところ酒なのだが、酒が飲める〝会〟というのは楽しい。特に〝誕生日会〟──いいですよね。一年365日、必ず開かれている唯一の会。そ […] -
- 東神奈川「武藤酒店」一見さんでは飲りづらい?『さっくり』恥ずかしいい気分
- 2020年8月20日
先日、横浜の反町と東神奈川の間にある『三国屋』という角打ちの記事を書いたのだけれども、これがまた『じっくり』と飲やれるすばらしい酒場だった。店内の雰囲気、イスの座り心地、力を入れ過ぎない料理。どれをとっても […] -
- 東神奈川「三国屋」一見さんでも飲りやすい!『じっくり』居心地いい気分
- 2020年8月11日
角打ちには〝2つ〟の愉しみ方があると思っている。 ひとつ目は『さっくり』と愉しむ方法で、これは角打ち本来の飲やり方だ。例えば、仕事の帰り道にひとりで店に立ち寄り、業務用のデカい冷蔵庫から缶チューハイを取り出 […] -
- 白楽「ふじや」美人がいる酒場…ではなく美人好きがいる酒場に美人を連れて行った話
- 2020年8月2日
私は〝美人〟が好きで、なるべく長い時間を美人と一緒にいることを人生信条としている。もちろん、酒を飲みに行くのも美人がいい。〝そんなのお前だけじゃねーよ〟という声が聴こえなくもないが、美人と飲む酒は格別にウマ […] -
- 池袋「うな達」実は飲りやすい!幻にも出逢える『鰻酒場』万能論
- 2020年7月24日
〝串打ち3年、裂き8年、焼き一生〟といって、鰻職人の修行というのは他の業種と比べて大変に険しい道のりなのだそうだ。少年料理人漫画『ミスター味っ子』で習ったのだが、鰻という食材自体も他の食材とは違い〝独自の仕 […] -
- 川崎「丸大ホール」5年目の酒場ぐらい大目にシンクロニシティ
- 2020年7月15日
まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。 酒場ナビメンバー『イカ』という人物が写っているのが分かるだろう。いいえ、右・ではなく、左・の男の方である。右はこの酒場の女将さんのひとりで、私が201 […] -
- 荻窪「かみや」48日後にサイカイする酒場たち
- 2020年7月3日
〝東京都の感染者数は……〟 〝緊急事態宣言は、来週にも解除される見通しで……〟 店内のテレビからは、ニュースキャスターが淡々とニュースを読み上げる。店の表と裏の扉は開かれ風通しがよく、疎らに居 […] -
- 船堀「百味家」傘を片手に一寸一杯『雨酒場』の誘い
- 2020年6月23日
──雨の季節。 好きか嫌いかと訊けば、ほとんどの人は嫌いと答えるんじゃないだろうか。この時期は、天気予報を見る度に「まーた、雨かよ」とウンザリする日が続き、外に出るのでさえ億劫だ。しかし、雨の日にある酒場と […] -
- 【台湾】北門『富宏牛肉麺』朝飲みに棲むニュウロウメンの妖精
- 2020年6月12日
2020年の予定では、少なくとも国内旅行を2か所に海外旅行は1か所を行くはずだったのだが、新型・・のド阿呆が邪魔に邪魔をしまくっている。旅行どころか地元に帰ることさえ憚はばかるという、とんでもなく迷惑な話だ […]