著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 318件
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- 川崎「丸大ホール」5年目の酒場ぐらい大目にシンクロニシティ
- 2020年7月15日
まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。 酒場ナビメンバー『イカ』という人物が写っているのが分かるだろう。いいえ、右・ではなく、左・の男の方である。右はこの酒場の女将さんのひとりで、私が201 […] -
- 荻窪「かみや」48日後にサイカイする酒場たち
- 2020年7月3日
〝東京都の感染者数は……〟 〝緊急事態宣言は、来週にも解除される見通しで……〟 店内のテレビからは、ニュースキャスターが淡々とニュースを読み上げる。店の表と裏の扉は開かれ風通しがよく、疎らに居 […] -
- 船堀「百味家」傘を片手に一寸一杯『雨酒場』の誘い
- 2020年6月23日
──雨の季節。 好きか嫌いかと訊けば、ほとんどの人は嫌いと答えるんじゃないだろうか。この時期は、天気予報を見る度に「まーた、雨かよ」とウンザリする日が続き、外に出るのでさえ億劫だ。しかし、雨の日にある酒場と […] -
- 【台湾】北門『富宏牛肉麺』朝飲みに棲むニュウロウメンの妖精
- 2020年6月12日
2020年の予定では、少なくとも国内旅行を2か所に海外旅行は1か所を行くはずだったのだが、新型・・のド阿呆が邪魔に邪魔をしまくっている。旅行どころか地元に帰ることさえ憚はばかるという、とんでもなく迷惑な話だ […] -
- 岸和田「鳥美」キシワダ粉モンジェラシー
- 2020年6月2日
『粉こなモン文化』というのは、東北人の私にとって〝皆無〟といっていい文化だ。今でこそ、関西人という人種とつるむ・・・ようになったので、その文化の素晴らしさが理解できるが、それまでは粉モンの代表『お好み焼き』 […] -
- 沼袋「ホルモン」酒場日本史A(1時限目)
- 2020年5月23日
キーンコーン、カーンコーン ホラぁ、全員席に着けぇ。授業始まってんぞー。 席着いたかー? それじゃ今日から4年間、諸君らには『酒場日本史』を学んでもらう。まずは教科書の5ページ、 […] -
- 船堀「竹のこ」大穴を狙え!酒場探しで「万呑券」的中◎
- 2020年5月13日
まったくの嘘の話なのだが、高校生の頃に『競艇』に嵌ったことがあった。土日になると、アルバイトで稼いだ軍資金一万円を握りしめ、秋田駅前から出ている『ボートピア河辺』行きのバスに同級生二人と乗り込む。いっちょ前 […] -
- 町屋「ときわ」お婆ちゃんとデパート食堂の昼下がり
- 2020年5月1日
我が家の家系には〝専業主婦〟という女子はおらず、美容関係という職業柄、土日や夜も問わずバリバリ働いているのが当たり前であった。特にお婆ちゃんは痴呆症で施設へブチ込まれる前まで、それはそれは大したキャリアウー […] -
- 塙山キャバレー「めぐみ」魅力度最下位を返上せよ!茨城キャバレーの部
- 2020年4月22日
〝魅力度7年連続の最下位〟 47都道府県あるなかで、7年間連続の魅力度最下位だという茨城県。酒場においては、せめて最下位ではないで欲しいという気持ちで実際に訪れてみたが、常陸多賀にある『ひかり […] -
- 常陸多賀「ひかり食堂」魅力度最下位を返上せよ!茨城大衆食堂の部
- 2020年4月12日
ネットニュースは毎日欠かさずチェックしているのだが、去年の暮にこんな見出しを見つけた。 〝都道府県魅力度ランキング2019〟 おっ、いいねぇ。こんなタイトルは大好きだ。東京に住ん […] -
- 日本全国「酒場」これが終わったら、酒場に行こう
- 2020年4月1日
ちょっと、そこのあなた。 そう、あなたですよ。 なんか、元気ないんじゃない? え? 今の混沌とした世の中に疲れたって? え? ナントカっていう病気が怖いし、マスクもない、人もザワ […] -
- 小岩「銚子屋」親父と大将と下町酒場フィルムス
- 2020年3月23日
ウチの親父オヤジが映画好きで、子供の頃は土日となると必ず近くの『ビデオランド』というレンタルショップビデオ屋に連れていかれ、親父は映画を数本、私はドラえもんを借りて観るのが週末の愉しみであった。親父の映画の […] -
- 新丸子「三ちゃん食堂」酒場珍耳袋 第二話「あれ? 俺、何してんだろう……?」
- 2020年3月13日
ひとり酒場で飲ややっていると、見るともなく目に入ってくる客の頼んだ酒肴。他人ひとが食べているものとは、何故ああもウマそうに見えるのだろうか。 「おまたせしました」というマスターの声と共に、もうもうと湯気を上 […] -
- 西永福「武蔵野園」#釣り #昼飲み #うまい #全部ある #そんな酒場と繋がりたい
- 2020年3月4日
最近はめっきりと行かなくなってしまったのだが、魚釣りに行って糸と垂らしていると、必ず思うことがあった。 「酒が、飲みてえな……」 まぁ、思うだけではなく実際には缶酎ハイを片手に飲みながら釣やっ […] -
- 練馬「千曲食堂」酒場珍耳袋 第一話「え? 今、なんて言った……?」
- 2020年2月24日
ひとり酒場で飲やっていると、聴くともなく聴こえてくるマスターや女将さん、そして先輩らの会話。 これがまたいい酒の肴になるもので、くだらないダジャレや猥雑な下ネタだけかと思いきや、逆にホロリとする人情ばなしな […] -
- 門前仲町「ますらお」マニアック・オン・ザ・カウンター
- 2020年2月15日
子供の頃から度を越えた〝凝り性〟で、一度ハマりだすと有り金すべてをそれに注ぎ込んできた。エアガン、ラジコン、プラモデル、ギター、釣り……数えだしたらキリがないのだが、一貫していえるのは〝物体があるもの〟にし […] -
- 大宮「いづみや」女の子2人を《はべらせて》センベロをした結果──
- 2020年2月6日
「……なんですか、ここ?」 「キャップ被ったオジサンばっかり……」 今回、何度か私が記事にしている〝女の子をはべらせ〟シリーズの続編となるのだが、実はその後もあの2人組の女の子たちとは何度か飲 […] -
- 溝の口「かとりや」独酌万華鏡ダイアリー(1)
- 2020年1月28日
酒場で飲やっていると、ちょっと気になることがある。 カウンターにひとり、ボーっと厨房を見つめる赤ら顔のオジサン。何やら真剣な面持ちで、ジョッキを握ったままの青年サラリーマン。お通しの煮つけをまじまじと見ては […] -
- 神田「立ち飲み 大松」0次会なう!のススメ
- 2020年1月19日
呑兵衛のSNSを見ているとよく〝0次会〟という言葉を目にするのだけれども、前から実にうまい表現だなと感心していた。みんなで集まってする一次会、二次会という『本会』の前に、ひとり集合時間から30分も一時間も前 […] -
- 武蔵小杉「割烹 こすぎ」割烹の割烹による割烹のための中華料理屋
- 2020年1月10日
酒場の屋号ひとつにしても、色々な『見出し』あるのだけれども、それはその酒場のイメージを大きく左右させる重要な存在なのだ。ここでいう見出しというのは、例えば『大衆酒場 〇〇』『酒処 〇〇』『立呑 〇〇』『小料 […] -
- 溝の口「十字屋」センパイレゾンデートル
- 2019年12月29日
おそらく、酒場ナビの記事において一番使われているであろう言葉が《先輩》なのだが、この先輩というのは、どの酒場にも必ず棲みついている、所謂〝常連客〟のことで、我々酒場ナビメンバーは、その紳士淑女に対して最大級 […] -
- 甲府「くさ笛」南アルプスに思い出せない名物女将
- 2019年12月20日
もうね、40歳になってからというもの〝人の名前が思い出せない〟とういうのが著しい。最大の原因は老化なのだが、連日連夜からなる慢性的な宿酔も要因のひとつなのでしょう。普段はそれでもいいのだが(本当はよくない) […] -
- 溝の口「おばちゃん八百屋」ウマい!安い!野菜!おもしろ二毛作酒場で一盃
- 2019年12月11日
〝二毛作酒場〟がおもしろい。 世の酒場には、一風変わった酒場が数多く存在しており、その中でも〝二毛作〟で営む酒場に興味がある。二毛作の酒場とは、同じ店舗で一般的な飲み屋以外にも別業種で営業をする酒場のこと。 […] -
- 鹿児島中央「西駅豚太郎」あの酒場を逃げ候こと 本懐にあらず
- 2019年12月2日
今でこそ、小さな古酒場でシッポリ飲やるのが好きだが、そのもっと前はまったく違った。 大箱の一部を貸し切りにして、20~30人、本当に多いときは100人くらいの大人数でドンチャンするのが好きだった。幹事をする […] -
- 天文館通「どさんこ おにぎり」はじめての鹿児島酒場入門(2)
- 2019年11月23日
『夫は自分で靴下を履くことがなく、裸足をどんと出せば、妻はそれに靴下を履かせてやる』 『男が台所を覗くなどもってのほか。洗い終わった衣類を男女一緒に干すことも許されない』 これは鹿児島県民につ […]