著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 355件
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- 〝酒場感〟が導いた「大学酒蔵」のコの字カウンターで大いに学ぶ
- 2024年8月5日
二十歳を過ぎた頃から、私には〝霊感〟的なものが(たぶん)宿った。いわゆる〝見えないもの〟が見えたり〝虫の知らせ〟を感じたり、頻繁にではないが感じるようになったのだ。 特に感じやすいのは〝場所の違和感〟だ。例 […] -
- 100年に一度は行かなきゃ!小田原「だるま料理店」で味わう歴史と美食の饗宴
- 2024年7月27日
前回、私の〝レトロ建築〟についてどれほどの愛情を抱いているかを、多少ではあるが語らせていただいた。そこに畳みかけたいというわけではないが、私が知りうるレトロ建築で、さらにそこで〝飲やれる〟においては最高峰と […] -
- 100年に一度は行かなきゃ!浅草「神谷バー」で味わう歴史と美食の饗宴
- 2024年7月18日
実は私が本当に好きなのは、酒場ではなく〝レトロ建築〟なんじゃないかと疑っている。「お前、今更なに言ってやがる」と読者さまから𠮟責されてしまいそうだが……それというのも、最近はレトロ建築ばかり行っているのだ。 […] -
- 旅の終わりは、やっぱり酒場!秋田「めぐろ」でよろしく旅愁
- 2024年7月9日
旅の終わりは、独特な寂しさがある。 旅の最中は天気がずっとよかったな、あのお城は立派だったな。街の人には親切にしてもらったし、ご当地グルメも全部おいしかったな…… ほんの少しの滞在時間なのに、 […] -
- 豪雨災害に遭った秋田イチの繁華街「川反」そこで出会った酒場「味美」と謎の客「センセイ」
- 2024年6月27日
2023年7月に起こった秋田豪雨災害。当時、ニュースやSNSで見て〝えっ……嘘だろ? えっ、あそこがこんなことに……?〟などと、見慣れた光景の豹変ぶりに目を疑い、心を痛めた。 それから年を跨いで2024年の […] -
- 店先の小さな魅惑! 食品サンプルのショーケースに心奪われる名店5選
- 2024年6月18日
「ご飯を食べに行こう!」と決めたら、店選びの基準は何があるだろうか? 趣のある店構え、前もって調べた料理の口コミ、良い意味で癖のある店の主人を目当てにすることだってあるだろう。私の店選びも、大抵はこれらを考 […] -
- 弘前「ます酒」津軽弁交響曲/東北人が改めて東北で飲る旅 青森編④
- 2024年6月9日
地方の旅はいい。何がいいって、なんといっても都会にはない地方特有の〝空間〟で酒を飲めることだ。短い滞在時間、その土地の気候に馴染みつつ、名産物をアテにそこで流れる水で作った酒を飲む。二、三日もいれば、故郷の […] -
- 弘前「鳥ふじ」酒場を酒場で例えるというパラドックス/東北人が改めて東北で飲る旅 青森編③
- 2024年5月31日
何年も酒場のことを調べて記事にしてを繰り返していると、ある時ふと、自分が酒場に対して〝病的〟であることに気が付く。例えば、ある酒場へ行って〝ここのカウンターは〇〇(違う酒場)の造りに似ている〟とか〝そんなに […] -
- 弘前「弥三郎」駅舎とお女将さんに惚れた夜/東北人が改めて東北で飲る旅 青森編②
- 2024年5月22日
ニッチなマニアに問いたい。 駅周辺の街並みを気に入ることがあっても、〝駅舎自体〟を気に入るなんてことはあるだろうか。あったとしても〝この駅のトイレはキレイだ〟や〝乗り換えが便利だ〟くらいで、少なくとも私には […] -
- 弘前「銀水食堂」東北人が改めて東北で飲る旅 青森編①
- 2024年5月13日
私の地元である秋田県は国土が大きくて、チートの北海道を除けば日本で第五位の大きさを誇る。大きいのはいいのだが、なにせ公共機関の交通網が貧弱で、その広大な国土を縦断するのには何時間もかかってしまうルートばかり […] -
- 二十年目の謎解き!怠け者の思い出の地、花小金井の「虎居」へ初トラーイ!
- 2024年5月4日
人生において唯一、二十代前半が本当に嫌〜な期間で、とにかく金が無いのが最大の要因だった。本格的にやっていたバンド活動は異常なほど金がかかり、活動資金を最優先するあまり、食事は出来ず、光熱費は毎月どれかは止め […] -
- 多摩湖畔の古き良き食堂『富士屋』で出合った、素朴な料理と会話の温もり
- 2024年4月25日
最近、ある酒場を訪れたときのこと。そこでは“スマホ注文システム”を導入していて、私はこの日はじめて体験することになった。手元や店の壁などにメニューなし、スマホの小さい画面の小さな写真のみで料理を頼むシステム […] -
- お通しが寿司、点数無視の刺身盛り!入りづらいからこそ、その先に待つ極上酒場/三鷹「むさしの弁慶」
- 2024年4月16日
「すいません、ホッピー下さい」 「ウチ、ホッピーやってないよ」 「あっ……じゃあ、酎ハイは……」 「酎ハイもやってないよ」 こ、怖い……私にはちょっと、レベルが高すぎる酒場なのかもしれない── […] -
- 頑張る自分に!自由が丘デパート「味の一番」で、すき焼き&とんかつのご褒美を!
- 2024年4月7日
どちらかというと、子供の頃は裕福な家庭に育った。親に欲しいおもちゃをねだった・・・・記憶がないし、週末は外食で焼肉か寿司を食べに行くのが当たり前。旅行だって年に何度も行っていた。今思えば考えられないが、小学 […] -
- お洒落な街に潜む異空間!「大衆酒場DOUZE12+」で濃すぎるホッピーと絶品料理に本気酔い!
- 2024年3月29日
お洒落な街、苦手ですね。銀座、表参道、代官山、原宿……まぁ、行きませんよ。理由なんてひとつしかない。酒場がないからだ。「いや、めちゃくちゃあるじゃないか」と思ったあなた、さてはお洒落れだな? […] -
- 神保町「ランチョン」ビールと洋食好きのためのビアホールエクスペリエンス
- 2024年3月20日
最近のニュースで唖然としたのが〝食卓のハム離れ〟というものだ。なんでも、家庭で消費するハムの量がここ10年で20%以上減っているとか。そんな馬鹿な! なんでも〝離れ〟にする傾向は如何なものかと、ハム好きの私 […] -
- 川と食堂のマリアージュ ~飯能「橋本屋」で欲張り過ぎるひとときを~
- 2024年3月11日
〝ハンバーグカレー〟を考え出した人物は、つくづく欲張りだなと思う。だってね、ハンバーグという単独でも人気ランキング上位の料理を、絶対的王者であるカレーと合わせて一品の料理にしちゃうんだから、そりゃ欲張りと言 […] -
- 飯能「おらく」私は運がいい。だって、こんな酒場に〝呼ばれた〟のだから
- 2024年3月2日
酒場めぐりをしていて困ることが、少なくとも2つある。まず1つ目は〝方向音痴〟だ。自分でもびっくりするほど方向音痴の私は、今までに何度となく道に迷っている。それでいて妙に自信を持って進むものだから、数十分歩い […] -
- 中野富士見町のもつ焼き屋が魅せる、味、人、雰囲気の三位一体
- 2024年2月22日
酒場というものに対する〝評価〟とは人それぞれである。大まかに〝味〟と〝人〟と〝雰囲気〟の三つに分類されると私は思っているが、人によって評価するポイントが違うのだ。ほとんどの人は〝味〟に少なからずこだわるだろ […] -
- 夢のような自由酒場を追い求めて… 下落合「鳥ふじ」
- 2024年2月13日
理想……というか、ほとんど〝夢物語〟みたいな飲やり方がある。それが〝好きな酒場で自由に飲み食いする〟ことだ。それって飲み食べ放題のこと?そんなのどこにでもあるじゃないかと思われるが、私が言うのは自分好みの酒 […] -
- 酒場への信念――今の自分が求める理想の酒場像はこれだ!
- 2024年2月4日
何だかんだ、今まで酒場にはたくさん行ってきたつもりだ。そこには単に大衆酒場というものだけではなく、食堂や町中華、角打ちに市場なんかもその中に入る。最高に居心地が好いところもあれば、もう二度と行きたくない所も […] -
- 今夜も未知なる場所、未知なる酒場で乾杯/多磨霊園「山越」
- 2024年1月26日
長いのか、短いのか、そんな不確かな人生というものにおいて何を指針としているのかといえば〝悔いのないように〟ということになる。ただ、四十年以上生きていれば〝あの時こうしていれば……〟という悔いも無きにしも非ず […] -
- 物価高時代、酒場という魅力を求めて…/石神井公園「ゆたか」
- 2024年1月17日
目標というものは立てない方なのだが、最近になって意識して立たせている。ダイエットに健康管理……いやいや、外ならぬ〝酒場〟だ。酒場へ〝もっと行こう〟と目論んでいるのだ。 というのも、最近記事でよく書いているの […] -
- 小平「鳥勝 小平北口店」迷子の末にめぐり会った〝110円鍋〟の衝撃…!
- 2024年1月8日
今から二十年以上前に上京して、それからずっと西武新宿線の駅に住んでいた。『西武柳沢』の学生寮から始まり、隣の『田無』に移り住み、さらに隣の『花小金井』には数年間住んでいた。ややこしいのが、最寄り駅は花小金井 […] -
- わざわざ…いや、あえて行きたい東京の奥地・青梅の激シブ酒場「銀嶺」
- 2023年12月27日
世の中の大抵の道楽は楽しいことばかりで、その魅力というものを理解できるつもりだ。例えばスポーツ観戦、アイドルの追っかけ、サバゲー、資格マニア……おそらく、ちょっとしたきっかけさえあれば、一気にのめり込む自信 […]