
富山のラストエンペラー酒場「無頼漢」の”えこひいきシステム”が凄かった・・・
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「深夜酒場Hano」で盛り上がり、店を出たのは深夜3時ぐらいだっただろうか。
結構酔ってるし、明日も早い・・・
このままホテルへ帰ろうか?
しかし立ち呑み屋のイチロウマスターが教えてくれた酒場のことを思い出した。
確か
「朝5時までやってて、富山のどうしようもない呑兵衛が最後に集まる溜まり場的な呑み屋があります」
って言ってたな。
富山に宿題を残すわけにはいかないので
深夜にその酒場へ向かうことにした。
歩いて行けない距離ではないが、まぁまぁ距離はあるし閉店まで時間もない。
そして何より、外は寒い。
タクシーを捕まえようとするも・・・
全く走ってない。
深夜の富山はタクシーがあまり走ってないんだな・・・
っていうか繁華街から離れて、街の灯もだいぶ減ってきたぞ・・・
本当に店は営業してるんだろうか?
30分以上歩いただろうか・・・
確実に深夜に歩いて行く距離じゃなかったような記憶がある。
「新世界」という目印の看板!
そしてその手前の店は電気がついてるぞっ!!
「無頼漢」
よかった
無事店は営業してるようだが・・・
改めて考えてみると凄い店名だ。
これは相当ヤバい店主と危ないお客さんたちで溢れてるだろうな・・・
まぁこっちは酒場ナビの看板を背負ってるくらいだから
怖くなんかねぇぜ。
むむっ!
入り口には可愛すぎる店員さんが・・・
これはあまりにも予想外すぎる展開だぜ。
『無頼漢』
調べてみると
その言葉は
無頼な男。ならず者。ごろつき。
という意味らしい。
そもそも
『無頼』とは・・・
(定職を持たず)無法な行いをすること。そういう人。
とのことだ。
意味をまとめてみると
定職を持たずに無法な行いをするならず者
ということか・・・
オレ様に似てるなぁ。
勝手に仲間意識を持って、店内へライドオン!
おっと、意外にも先客はお一人さんで
しかも女性客だぞ。
「ウチは90分飲み放題2000円です」
ミスター無頼漢なマスターが説明してくれた。
対戦相手は無頼漢
一応粗相のないよう低姿勢に、かつ慎重に接してみるとしますか。
ていうかこのお酒のラインナップかつ、ビールまで呑み放題で90分2000円って破格だな・・・
そしてそれより気になるのが、このシステム・・・
「無頼漢えこひいきシステム」だと・・・?
要するに・・・
1ヶ月の間に沢山来れば来るほど、同じ2000円でも長い時間呑めるということだ。
1日から31日までの1ヶ月の間に10回くれば(3日に1回計算か)
開店から閉店まで無制限2000円呑み放題・・・
”えこひいき”というか
常連さんに優しすぎるシステムだ。
ボクも店を始めて1年経ったが
やっぱり常連さんはとにかく大事にしないといけないなって思います。
ツマミも100円からなので、3000円握り締めれば
90分は余裕で遊べる計算だ。
この時間から呑み放題か・・・
すでにベロベロだけど、これは呑みまくるしかないようだ。
目指せ、焼酎全メニュー制覇!
「田苑(鹿児島)ソーダ割り」
焼酎メニューの上から順番に焼酎を呑むことにした。
思ってたより静かな店内・・・
ボクは酒をハイペースで呑みながら、ひたすら店内観察をするのみ。
え・・・
基本は夕方6時から朝5時まで営業
水曜日と土曜日は22時から朝6時〜8時くらいまでの営業
これだけでも凄いことだが、なんと休み無しっ!!
とんでもない企業努力だ・・・
「アヒージョ風かまぼこ」
鍋だったり、焼きカレーというメニューも気になったが
やっぱり一番気になったこちらをチョイス。
かまぼこをアヒージョ風にすると言う暴挙
ディスってるわけではないが
本当にかまぼこでよかったのか?と考えさせられる一品だ。
これぞ無頼漢である。
ボクが思うアヒージョって
具材から出た旨味が入ったオイルをバケットで片付けるって思ってたが
これはどうやら違うな。
だからアヒージョ”風”なのかな?
まぁまぁ食レポなんて出来る立場じゃないので、この辺で。
結局
ベロベロの状態で、しかもジョッキで出されたもんだから焼酎ジョッキ4杯でストップ。
一番下の泡盛は、また沖縄へ行った時に呑めばいいかな。
はじめてみた「えこひいきシステム」
条件次第では最大11時間を2000円で過ごすことが出来る神システム。
お店をやっていく上で
依存させることって大事なんだろうな。
延長させて帰らせない
目標訪問数を作らせて、来店を日常化させる。
なんだか本当に怖くて素晴らしいシステムだな・・・
「タクシー呼べるけどどうする?」
「あ、じゃあお願いします!」
「これお菓子好きなの選んで」
無頼漢のマスターは
予想に反する優しいマスターだった。
タクシーが来たので
お会計を済ませ、店を出ると
見送りまでしてくれる可愛い店員さん。
ありがとう。
・・・
ていうか店名のイメージと全然違うかったやんっ!
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無頼漢(ぶらいかん)
住所: | 富山県富山市中央通り3丁目2 |
---|---|
TEL: | 090-4329-2541 |
営業時間: | 水曜日 22時00分~0時00分 木曜日 0時00分~6時00分, 18時00分~5時00分 金曜日 18時00分~5時00分 土曜日 22時00分~6時00分 日曜日 18時00分~5時00分 月曜日 18時00分~5時00分 火曜日 18時00分~5時00分 |
定休日: | 無休 |