中河原「ヤキトリヤ」府中市に焼き鳥ブームを起こした若店主 ~焼き鳥第7世代~はここから始まる
よく知り合いから
「いつもどうやってあんな渋い店を探してくるの?」
と聞かれる事が多い。
大体はネット情報でたまに信頼できるグルメさんからの口コミなんかで
情報を収集するのである。
ほとんどがネット情報であるが
最近はもっぱらInstagramで酔い情報を得る事が多い。
ある日いつものようにネットサーフィン、インスタサーフィンをしていると
こんな素敵な写真を投稿してるアカウントを見つけたのだ。
写真もすごいけど
「ヤキトリヤ」という名前の焼き鳥屋さん?
「中河原」ってどこだ??
そしてボクの〔酒場センサー〕が反応する決定打を浴びたのが
こちらの1枚の写真。
外観しぶっ!!!
店の外観や内観は酒場ナビ的にはある意味料理よりも大事なポイントなのである。
ボクは京王線に揺られ、初めていく街「中河原」を目指した。
駅を降りると、近くのコンビニで
恐らく部活を終えた中学野球部の少年たちが
汚れたユニフォームのままアイスを食べていた。
良い。
最初から印象の良い中河原。
ボクは目的の酒場を目指した。
少し歩くと、道を挟んだ大通り沿いに
赤く照らす赤提灯がすぐに見えた。
膨らむ期待
信号待ちの時間がいつもより圧倒的に長く感じる。
というのも実は今回が2回目の訪問だったのだ。
はじめて訪れた時は
予約無しで訪れたのだが、満席で入れず。
しかしマスターは
次の日にわざわざネットで自分の店の名前をエゴサーチして
店に入れなかったボクの投稿を見てメッセージをくれたのだ。
今回はしっかり予約をしてのリベンジ。
「ヤキトリヤ」
この圧倒的存在感!!
歴史がありそうなこんな外観だから
きっと高齢のご夫婦さんでやられてるのだろうなぁ~
と思いけりゃ
なんとマスターはボクと同世代くらいのイケイケなお兄さん。
早速店内へライドオンすると
店内は既に大盛況。
さすがの人気店である。
しかもビックリなのが
カウンター席とお座敷があるキャパにも関わらずにワンオペで店をまわされてるマスター。
この〔企業努力〕は期待しか生まれない。
ではどれどれ
メニューはどうであろう。
料理名のセンスをビンビンに感じるラインナップに
思わずに「一通り全部コースでっ!」と注文したくなったくらいだ。
まずは当たり前に注文したキンミヤ酎ハイを呑みながら
最高のオーダーを考える事にした。
「これあそこまで回して~!」
マスターから常連さんの”中継”で運ばれてきたキンミヤボトル「最強サワー」セット。
「店員がお客さんを使う店」
「お客さんが自ら働く店」
名店説・・・
ホワイトボードに書かれた本日のオススメも見逃す事なく
最高のオーダーを紙に書き、忙しそうな店主さんに・・・
いやその近くにいらっしゃった常連らしき”お客さん”にオーダー紙を渡した。
もう名店なのは大体わかっている。
あとはひたすら喰らうのみ。
キンミヤ最強レモンサワーを呑んで
こちらのウォーミングアップは完璧だ。
「ハツ刺しボイル」
いきなりやってきた本日の優勝候補!
このビジュアル、絶対旨いに決まってやがる・・・
豚のハツを低温調理したヤツ
店主さんがなにやら喋ってる。
「そのまま塩で食べるのもよし、わさび醤油、にんにく醤油で・・・」
ダメだ
早く食べた過ぎて、全く会話が耳に入って来ない・・・
ブリンブリンのハツ刺し・・・
一口食べた瞬間に今夜の勝利を絶対的に確信した。
「ホームラン確信歩き」ならぬ
「泥酔確信ジョッキ」を浴びた。
あとはバットではなく、割りばしをテーブル上で
ひたすらに振り回すのみだ。
「牛すじ煮込み」
日替わりの煮込み
この日は牛すじ煮込みとの事。
ネギではなく、カイワレをトッピングするあたりが
「いぶし銀」だ。
すじ煮込み、第七世代はカイワレで行こう。
「豚バラがつん盛り」
酒泥棒、米泥棒なコイツ・・・
どこの酒場でも危険な豚バラさん。
「レバ」
よく「うちの店はレバ嫌いな方でも美味しくいただけます」という売り文句をよく聞くが
その売り文句を自信満々に宣伝して良いくらい美味しいレバ。
レバ好きな方は一人で5本くらい注文していいだろう。
「厚揚げ」
既製品の厚揚げを焼いたのではなく
ちゃんと豆腐を揚げたヤツ。
酒場の王道メニューだからこそあえて
手間をかけてくる感じ・・・
マスター
酒呑みのツボを分かってやがるぜ。
「焼き鳥各種」
1本1本にこだわりをビンビンに感じる「ヤキトリヤ」の焼き鳥。
これが府中人の舌を虜にさせたのか。
最初にキャベツが出されて、その上に焼き鳥を置いていくスタイルは
博多の焼き鳥屋さんを意識してるのだろうか。
「あゆの塩焼き」
ラストはまさかの鮎!
焼き鳥屋さんで鮎の塩焼きを食べれる日が来るとは思ってもなかったし
炭火で焼かれた鮎の塩焼き、めっちゃうまっ!!
子供の頃、おじいちゃんが鮎を大量に釣ってきて
よく食べさせられたけど、”当時は”あんまり好きじゃなかったな~。
注文が落ち着いたマスターとようやく酒ゴング。
「カリスマさん、焼き鳥焼きません?」
「・・・え?」
「ちょっと焼くの疲れたんで・・・焼きません?」
「はい!!!」
何故か「ヤキトリヤ」で焼き鳥を焼く事に・・・
酒場で焼き鳥を焼くなんて
熊本「やきとん赤穂屋」で一日店長をした時以来だっ!!
蘇る熊本での素敵な思い出・・・
「ヤキトリヤ」で焼き鳥を焼いてる様子は
カリスマジュンヤの個人YouTubeアカウントに限定公開で上げてます。
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焼き鳥を焼きながら
一人でこのキャパを回すマスターの凄さを身を持って体験出来ました。
さらに楽しいやり取りは続く・・・
「自分のステッカー好きなところに貼って良いですよ!」
「え!?ありがとうございます!!」
ボクは遠慮なく、一番目立つであろうテレビの横にマイステッカーを貼らせていただいた。
「サインも書いちゃって良いっすよ~~!」
結構なんでもオッケーなマスターが頼もしい。
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酒場ナビYouTubeもですが
こちらも超不定期に更新していくんで、チャンネル登録よろしくお願いします!
自分の名前を間違えてしまうという大チョンボをしてしまったが
中河原「ヤキトリヤ」に爪痕を残す事は出来たはずだ。
これから酒場道を学ぼうと思ってる20代、30代のサカバー第7世代の皆様に
こちらの「ヤキトリヤ」を全力でオススメします。
ヤキトリヤ(やきとりや)
住所: | 東京都府中市住吉町5-7-12 森田ビル 1F |
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TEL: | 042-364-3090 |
営業時間: | 17:00~23:00 |
定休日: | 日曜 月曜 |