【聖地巡礼シリーズ第2弾】武蔵小山「立呑み 晩杯屋 本店」せんべろの聖地で出会った優しいお兄さん。
「せんべろ」
去年の酒場界的流行語大賞はこのワードだと筆者(カリスマジュンヤ)は考える。
様々なメディアで「せんべろ特集」を目の当たりにした。
世間は密かにせんべろブームが来てて
色んな酒場がせんべろ出来るように「料金改正」、「せんべろセットの導入」と対策を練ったであろう。
東京には色んなせんべろ酒場があるが、その中でも都内に何店舗も展開してる最強せんべろ店
株式会社アクティブソースさんの『晩杯屋』がせんべろ界を引っ張ってるように思える。
もはや説明不要の超激安立ち飲みチェーン酒場『晩杯屋』であるが、知らない人の為に
簡単に説明しようではないか。
『晩杯屋』とは都内に25店舗も(2/27現在)展開してる立ち飲み屋で、お酒はゴールデンチュウハイ250円などを筆頭に低価格で
ツマミもほとんどが100円台とかなり安い価格設定で、せんべろ界を盛り上げてくれる超優良酒場なのである。
ファーストフード店、牛丼チェーン店と同様に一駅に一店舗は欲しい酒場である。
そこで筆者は以前に酒場ナビのイカ氏が新しく始めた新コーナー「聖地巡礼シリーズ」で
『晩杯屋本店』を訪れてみる事にした。
ちなみに第1回目は新井薬師の『四文屋本店』である。
早速、武蔵小山にある『晩杯屋本店』を伺ってみる事にした。
まずは恒例の街散歩で下町感漂う戸越銀座商店街へ。
「好きですこの街」
と書かれたキャッチフレーズ?的なものが地元愛を感じさせるではないか。
商店街の中には何店舗か飲み屋もあって、酒場センサーが反応し、思わず吸い込まれてしまいそうになってしまったが
目的の酒場は決まってたので、ここはグッと我慢である。
戸越銀座通りを抜けて、武蔵小山方面へぶらぶら。
あっという間武蔵小山商店街へ到着。
『晩杯屋本店』の場所が分からなかったのでスマホのマップを頼りに向かう事にしたのだが
本店らしい佇まいであったため遠くからでも分かり、ほとんどスマホのマップ機能は使わないくらいであった。
立ち飲み屋とは思えないこのデカさである。
「立呑み 晩杯屋 武蔵小山本店-仮店舗-」
「お〜〜〜。」
あまりの迫力に筆者は声に出し、圧倒された。
そんな『晩杯屋本店』であるが、看板を見て頂きたい。
仮店舗と大きく書かれてるではないか。
更に気になるのは屋外テラスの文字である。
本店は屋外でも飲めるのか!?
そして仮店舗の真相を調査すべく、早速本店に駆け込んだ。
一人だったので、店内がよく見渡せる入り口付近のカウンター席へ案内された。
この席の位置っていうのが結構重要で、我々のように良く写真を撮るサカバー野郎は
店内が見渡せる席というのを好むのである。
何はともあれここ聖地『晩杯屋本店』で
1杯250円のゴールデンチューハイにやっと辿りつくことが出来た。
相変わらず、安すぎるメニューに興奮しながら
メニューを吟味する。
しかしここは聖地巡礼と言うことで、あまり攻めたツマミで勝負するのではなく
あえて王道のツマミを注文する事にした。
『晩杯屋』の人気メニューである「なす生姜」と「黒胡椒メンマ」をチョイス。
なんとどちらもまさかの130円である。
もしあの人気番組「帰れ〇10」の『晩杯屋』バージョンがあるのなら、この2品は確実にトップ10入りを果たしてるであろう。
「帰れ〇10」で晩杯屋が舞台になる日はそう遠くはなさそうだ。
あの『信濃路マラソン』のように同じメニューでも店舗ごとに味付けが違うのかと思ったのだが
それは完全になさそうである。
しかし改めてメニューを見ると、どれも「スーパーで買うより安つくのでは?」と思えるくらいの値段設定である。
そして一際目立ってたメニューがこれである。
おしぼり70円!!!!!
まさかあのおしぼりが有料なのである。
そう簡単におしぼりも頂けないって事か・・・
これはかなりの酒場ナビ的”企業努力“である。
激安酒場業界では
もう当たり前のように、おしぼりを貰える時代は終わろうとしてるである。
勿論これは経費削減の為であって、その分お客様にお酒、料理を安く提供する為の
発案だと思うので、全く嫌な気持ちにはならない。
これを見て「何でおしぼりにお金払わなあかんのや!」って思われる方は
すぐさま『晩杯屋』さんからリターンして帰った方が良いであろう。
そのくらいメッセージ性の強いメニューに感じとれた。
ここで話はそれるが、安い酒場でやたらサービスを求めようとする輩をたまに見かける。
おしぼりで言うと、何度もおしぼり交換を促したり・・・
ちょっと料理の盛り付けが雑であったりするものなら文句を言ったり・・・
店員さんの接客にいちゃもんつけたりなど・・・
そんなにサービスして欲しいのなら、もっと高い店に行けよ!って思うのが我々サカバーの本音である。
酒場では社長であろうが、政治家であろうが、セレブであろうが、ニートであろうが、ホームレスであろうが・・・
皆平等なのである。
それと同様に店側と客側も同等の関係性で良いのではないかと思う。
勘違いしてはいけない。
酒場ナビで紹介する酒場はほとんどが「お客様は神様です」の営業スタイルではないのだ。
良い酒場というのは店側と客側の関係性が大事になってくるのだから、こういう安い酒場で呑む際は
こういった事を常に心がけるべきだと筆者は考える。
好感度をバチバチに上げれた所で話を戻そうではないか。
そう、本題は「なぜ仮店舗なのか?」である。
ちょうど筆者の前に、ベテラン風の店員さんがいらっしゃたので聞いてみた。
筆者「何でここは仮店舗っていうんですか?」
店員「昔は違う場所に本店があったんだけど、立ち退きの関係でとりあえずここに移動する事になったんだよ。」
筆者「あ〜そうんなんですねぇ。あと屋外テラスって今も開放されてるんですか?もし開放してるんだったら、ボクもそっちで飲みたいんですけど・・・」
店員「ごめんねぇ〜屋外は苦情が来ちゃって、今は開放してないんだよ。」
おそらく本当にベテランの方なのであろう。
いかにも昔から『晩杯屋』を守ってるって感じがした。
そんな感じで店員さんと話しながら
激安の酒とツマミを堪能してると・・・
いきなり背後から見知らぬ男性が筆者に声をかけてきたのだ。
男性「あの〜酒場ナビのカリスマジュンヤさんですよね〜?」
あまりのいきなりの出来事にビックリ・・・
しそうになったが、それじゃダサいんで冷静を装って
「そうですよ!」とクールに答えるのが精一杯だった。
どうやら、筆者のInstagramをフォローしてくれてたみたいで
リアルタイムであげてた”晩杯屋本店で呑んでる”写真の投稿を見てくれて
わざわざ会いに来てくれたのだ。
嬉しすぎて、一気にお酒の酔いが回ってきた。
本当は今飲んでるお酒を飲んだら、帰ろうと思ってた所なのだが
わざわざ来てもらえたので勿論のごとく仕切り直しで飲み直しである。
今度は楽しく酒ゴングだ!
酒場ナビの記事も読んでくれてたみたいで、嬉しかった。
飲み会を途中で先抜けしてくれて、わざわざ武蔵小山まで来てくれたみたいで・・・
筆者がまだ帰らず居てくれて良かったとお言葉頂いた。
この時生まれて初めて、「1杯で帰らず2杯目を注文して良かった〜。」って心の底から思えた。
1杯で帰る勇気も良し、2杯目を注文するのもたまには良し!
と言ったところであるか。
そんなお兄さんと色んな話で盛り上がり(ほとんどが酒場事情の話であった)
色んな情報も得られたんで有意義な時間を過ごせた。
結果2杯が5杯になり
まぁまぁ酔いが回ってきた所で家族持ちのお兄さんは嫁さんに怒られないうちに
帰るという事でお開きになった。
しかしここでプチ事件発生・・・
ただでさえ手持ちが少なかった筆者は、お会計で予算オーバーしてしまい
500円ほど奢ってもらうハメになってしまったのだ。
しかもお釣りもちゃっかり頂いたりして・・・
本当にありがとうございました。
そんな優しいお兄さん、hiroponさんと「酒場 de 2 Shot」!!!
会社の同僚の方も酒場ナビを見て頂けてるみたいで
またどこかで皆さんと酒場ナビメンバーで飲みたいなと勝手に思ってます。
これにて聖地巡礼シリーズ第2弾『晩杯屋本店』完了。
最後にどデカイ看板バックにカリスマポーズで、記念撮影。
(hiroponさん撮影)
立呑み 晩杯屋 武蔵小山本店(ばんぱいや むさしこやまほんてん)
住所: | 東京都品川区小山3-24-10 |
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TEL: | 03-3785-7635 |
営業時間: | 11:00~23:30(フードL.O.23:00) |
定休日: | 無休 |