秋津「焼き鳥野島」西のホッピー通りは違った意味で都内一電車の乗り換えが難しい
日本で一番電車が動いてるのは東京
という事は電車の乗り換えが一番複雑な都道府県はおそらく東京だろう。
ボクは普段あまり電車に乗らない事もあって、スマホアプリ無しじゃ東京の電車乗り換えは未だに不安だ。
今までで一番難しかった乗り換えは?と聞かれたら・・・
ボクはある意味”あそこ”が一番難しかったかなと答えるだろう。
ある日の休日・・・
その日は用事でボクのバンドメンバーであるホッタポーと所沢に居たのであった。
夜まで
遊んだり、バンドミーティングしたり、遊んだりして
所沢とお別れし、帰路をいつものようにスマホアプリで調べてたのだが・・・
「新秋津駅から秋津駅の乗り換えやわ」
「まじか、ちゃんと乗り換えできるかな・・・」
「え?そんな乗り換えむずいん??」
「まぁオレからしたらな・・・」
新秋津駅の改札を出ると、半分以上の乗客は秋津駅方向へ向かうのだが・・・
少し距離はあるが、みんながそっち方面に歩いてるから別に迷う事などない。
じゃあ何故ボクからしたらその乗り換えが難しいのか?
それはずばり赤提灯の誘惑が多いからだ。
新秋津駅前には懐かしの「サラリーマン」があり
新秋津駅〜秋津駅の道は帰路する者たちを
これでもかってくらいに赤提灯が誘惑してくるのだ。
そしてこの日も”定刻通り”にスムーズな乗り換えがうまくいく事なく・・・
「一杯だけ呑んで帰らへん・・・?」
ボクはスマホアプリが提案してきた乗り換え案内を無視し、ホッタポーに立ち飲みを提案してしまったのだ。
「焼き鳥野島」
秋津CITYの老舗激安立ち飲み屋だ。
相変わらず人気店だけあって、残念ながらカウンターで呑む事は出来なかったが
奥の立ち飲みスペースを案内してくれた。
奥の立ち飲みスペースもほぼ満席でさすがの人気店である。
ここへ来るのはいつぶりだろうか・・・
酎ハイを呑みながら、ケータイのデータフォルダを辿ってみた。
2016年6月
5年以上前に来てたらしい。
写真を見る限り、5年前も大人気の様子・・・
しかも昼なのに。
2016年6月ということは『酒場ナビ〜〜すいません、焼酎濃い目でお願いします〜』が結成された前の月だ・・・
時代を感じるぜ・・・
確か初めて来た時はカウンターで呑めたんだっけな。
パンパンに詰められた店内はぎゅうぎゅうで、身体を斜めにしながら呑んだ記憶がある。
この時もハシゴ酒の最中だったから、もつ焼きを3本だけ頼んだのだが
これが結果的に大正解で・・・
というのも、1本1本がとてもデカくて・・・
(特にレバーなんてあり得ないくらいデカかった)
3本食べるのがキツかったくらいだった。
隣の常連さんが
「兄ちゃん、初めて来たの?にしては本数の選択が上手だね〜」
と言われたほどだ。
焼き鳥が焼き上がった時は若い女性店員さんに
「じゅんやさ〜ん!」
って言われたなぁ。
ここでは名前を聞かれて、名前で呼ばれる珍しいシステムなのだ。
あれから5年以上経つが、未だにこのシステムの酒場に出逢った事はない。
ていうかこの時ウーロンハイとか呑んでたんや・・・
今では考えられないアルコールのチョイス。
5年後、10年後
ボクは一体何を呑んでるんだろうか。
焼き鳥、焼きとん意外のメニューも充実してるコチラですが
とりあえずチョイスしたのは・・・
「もつ煮込み」
早速煮込みをいただこうとすると
「お兄さんはじめて?ニンニク入れると美味しいよ」
と隣で呑んでらっしゃった先輩がアドバイスしてくれた。
前に来た時と同様に隣の常連さんに話しかけられた。
言われた通りにニンニクを煮込みにぶち込んでみると
パンチ力倍増で更に酒が進む味に進化したのであった。
立ち飲みの最大のメリットは初対面の人でも一気に距離が縮まる事だ。
立って呑んでれば、酔い出逢いがあるかもしれないし
恋も生まれるかもしれない。
寂しさも誤魔化せる・・・
クリスマスが迫って来てますが
今年は近所の立ち飲み屋へ行ってみようかな・・・
話は逸れてしまったが・・・
その後も同じテーブルで呑む他の常連さんたちとも会話が弾んだ。
「ここはじめて来るんだっけ?」
「いや、5年くらい前に1回来て・・・レバーめちゃくちゃデカいですよねっ!?」
「お〜〜知ってるねぇ〜。けど野島はまだまだオススメがあるよ」
「是非レクチャーお願いしますっ!!!」
「お姉さん、この人たちに”アレにアレをトッピングしたの”作ってあげてよ!」
ボクが立ち飲みで先輩と話す時に気をつけてる事は
「相手をめちゃくちゃ煽てる事」だ。
知ってる事でも知らないフリをして
「え〜〜!!そういう事だったんですかぁっ!!!」
とオーバーリアクションするのだ。
そうすればたまに気持ち良くなってしまった先輩がお酒を奢ってくれるのである。
しかし!気を付けて欲しいのは奢ってくれる確率はめちゃくちゃ低いのを肝に命じといて欲しい。
おっと!
また話が逸れてしまったぜ・・・
先ほど先輩が頼んでくれた裏メニュー
「湯豆腐(つくねトッピング)」
酒場で湯豆腐・・・
注文するのはいつぶりだろうか・・・
酒場歴が浅いボクなんかが湯豆腐で呑むにはまだまだ早いので
そのカロリー的、そして塩分的な物足りなさをつくねでカバーしてると言ったところか。
先輩、寒くなってきたことだし
嬉しいチョイスをありがとうございました。
他にもある野島の裏メニューについて、皆さんでワイワイガヤガヤしてると
奥の冷蔵庫から串を持った店員さんが通りかかったので、思わずパシャリ。
そうだ、まだ肝心の串物を注文してなかった・・・
ついでに何本か串をお願いしたのだが、前回みたいに名前は聞かれなかった。
奥のテーブル席は名前が聞かれないシステムなのだろうか・・・
また前みたいに店員さんに名前を呼んで欲しかったなぁ。
「つくね、豚バラ」
ボクがそのまま食べようとすると
「あ~!!ダメだよ、そんな食べ方しちゃあ!!」
と先輩から愛の注意を受けた。
続いて
「野島の焼き鳥はね、そのまま食べても美味しいんだけど、マヨネーズつけた方が美味しいんだよ」
「店員さんに言えば、色んな調味料貰えるから」
とレクチャーしていただいたので、言われた通り調味料を貰って
一口食べるごとに味変してみた。
『卓上に調味料が豊富にある飲食店は信頼できる』
ボクの揺るがない酒場信念だ。
気づけば入店して30分くらいしか経ってないのに
同じテーブル席で立ち呑んでる方全員と仲良く呑んでた。
連絡先やSNSを交換したり・・・
全ては立ち呑みのおかげだ。
ボクは野島を出た後、まだ秋津で呑もうとしていた。
「この辺で他のオススメの店教えてくださいよ!」
「いや、オレたちはここ(野島)でしか呑まないよ」
「ここで呑んだら、あとは家に帰るだけ」
常連さんたちは口を揃えてそう言った。
酒場をハシゴしない常連さん・・・
電車の乗り換えがめんどくさかったらしなければいいってのは無理な話だが
酒場の乗り換えは別にしなくても大丈夫である。
西のホッピー通り線野島ワンマンカーに乗った常連さんは
他の駅に乗り換えをするつもりがないようです。
焼き鳥野島(やきとりのじま)
住所: | 東京都東村山市秋津町5-8-1 |
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TEL: | 042-397-3455 |
営業時間: | [月~金] 15:00~22:00(LO) [土] 15:00~21:00(LO) |
定休日: | 日曜日 |