大阪で一番シブいお好み焼き屋さんと世界一安いたこ焼き 伝法「福島」
2009年に阪神なんば線が開業し
神戸と奈良が繋がったが
僕が実家に住んでた頃は
尼崎から西九条までの
阪神西大阪線と呼ばれる路線だった
当時はユニバも無い時代
高校生だった僕が
西九条に興味を持つはずもなく
全く利用したことがなっかた
初めて西大阪線の駅で降りたのは
もうなんば線になってずいぶん経つ
2021年
ホルモンみのやをお目当てに
千鳥橋駅で下車した
キャラクターの強いお母サマが
焼いてらっしゃって
面白かった
カリスマジュンヤが攻めた
同じく千鳥橋の
ぎ一郎も魅力的
他の駅はどうなんだろう・・・?
阪神旧西大阪線界隈・・・
なんとなく地味なイメージだが・・・
オモロイトコロ探しに
彷徨いたくなった
伝法駅にやってきた
無人駅かと見まごう
こじんまりとした駅・・・
駅前
なんもないやん・・・
静かな街だ
人どころか野良猫一匹見あたらねぇ
とは言い過ぎだが
とにかく静かな街だ
あれは
うどん屋かな・・・?
おんや?
錆びたコーラ看板発見っ!!
そして
昼寝中のお母さんも発見っ!!
お母サマ・・・
息ありますよね・・・
こんな住宅街に
酒場などあるのだろうか・・・?
大丈夫
こんな不安は
何百回も経験している
出たっ!!
お好み焼き福島っ!!
この外観・・・
今まで激シブな酒場を
銘打ってきたが
ここも言いたい
ボロお好みっ!!
オラ ワクワクすっぞ・・・
腕が いや
喉が鳴るぜ・・・
それはさておき
営業してるよな
12時開店で
お母サマは12時に来られるのか・・・
僕も常連さんらしき方も
1分ほど待った
暖簾とか出さないんだな・・・
おそらく中も
香ばしいだろう・・・
いざっ!!
うわぁぁぁぁぁ
人ん家の台所ぉぉぉぉ
サカペディアで言うところの
ただの家やんっ!!
壁には色褪せたモンローとかが
貼ってある
画鋲を刺しても
大丈夫なくらいの
耐震性はある模様
川崎の島田屋も
こんなポスター貼ってたっけな
「これ 良かったら」
「わっ いいんすか」
「ビールとか呑むんやったら 冷蔵庫な」
「いただきますっ!!」
お母サマお一人で
切り盛りされてそうだ
この
勝手にお酒を取る感じ好きだ
なんというか
お店の領域に入れてる
かのような優越感がある
お好み焼き屋さんなら
ご勝手にスタイルだったな
発泡酒をチョイスした
ん??
「お母さん 豆天ってなんすか?」
「豆の天ぷらや」
「かきあげみたいな・・・?」
「ちゃう 薄っぺたーいのや」
「どん兵衛の 天ぷらみたいな・・・」
「せやせや」
「おツマミで 食べるんですか?」
「ちゃうちゃう お好みに入れんねん」
「トッピングですか」
「せやせや」
「ほな僕 豆天のお好み焼きにします」
「豆天 切らしてんねん」
「そうですか・・・」
「ミックスってなんですか?」
「ブタイカにエビや」
「玉そば はモダン焼きみたいな?」
「そやな」
「持ち込みって・・・?」
「まぁ ご飯とか持ってきやる人おるしな」
「さすが大阪っ!!」」
「なんする?」
「ミックス玉そばお願いしますっ!!」
大阪のお好み焼き
久しぶりやな・・・
楽しみや
生地敷いて
キャベツ
そば
キャベツの順に重ねて・・・
えっ?
イカ エビのせて・・・
えっ?えっ?
ブタのせて・・・
んっ?
その上にまた
生地かけて・・・
んっ?んんっ?
それを
玉子落とした上に重ね・・・
ひっくり返して
ソースぬって・・・
むむむっ!!
「はい おまっとうさん」
「いや 広島焼きやないすかっ!!」
「うっとこは こうやねん」
「混ぜないんすね」
「元々 お好み焼きとも言うてへんかったしな」
「ほな なんて」
「洋食焼き いうてたわ」
「一銭洋食とか 聞いたことあります」
「お母さん 旨いすっ!!」
「おおきにー」
「ダシ効いてるこの感じ 堪りまへんわ」
「せやろ」
「豆天も食うてみたかったですわ」
「また 来たらよろし」
「なんで 福島って屋号なんですか?」
「ウチの母親が やり始めた店なんやけどな」
「お母サマの お母サマが」
「母親が福島出身やったから 福島でええかいうて」
「お隣の福島区ですね」
「ウチが高校生の頃 開店してんけどな」
「はい」
「そん時は この上に住んどってん」
「お好み焼き屋の2階が住居っ!羨ましいっ!!」
「アホ言うわ」
「何でですか?」
「ウチ お好み焼き臭いって イジめられててんで」
「思春期にツラいすね」
「もう染み付いてとれへんわ 匂い」
「お母さん 今 ご飯買ってきて持ち込んでいいすか」
「なんでや」
「お母さん嗅ぎながら ご飯食べたなってきました」
「アホかっ!!」
お昼時
お客さんがどんどん入ってくる
もっといろいろお話したいが
長居はやめとこう
福島を後にして
もう一軒
粉モンから粉モンの
ハシゴだ
外に
洗濯物が干してあるのが
似合いそうな
路地を抜け
たこ焼甘栄堂へ
ココのたこ焼き
なんと・・・
15個
150円っ!!
数年前までは
15個100円だったというから
尚のこと驚愕
スーパーのOKストアみたいに
他店より高い商品がございましたら
お知らせください
値下げします
と 店頭でアナウンスしてても
こいつぁ知らせは来ないだろうな
現在
持ち帰り専門なので
1人前包んでもらって・・・
缶ビールも用意して
近所の公園で
いただきます
ジャブジャブのソースが
太陽に照らされ
最高のしずる感
懐かしい味
中はトロッ
外もトロッの
やらか~いヤツ
小学校の頃
住んでた団地の近所に
おばあちゃんが1人でやってた
たこ焼き屋があったな
あの味だ
阪神旧西大阪線界隈
楽しいぞ
福 出来島も
攻めてみるか
阪神なんば線
西九条の酒場もどうぞ
↓
福島(ふくしま)
住所: | 大阪府大阪市此花区伝法2-3-17 |
---|---|
TEL: | 080-5323-8370 |