最近SNSで大バズりしてるせんべろ酒場がある。

 

 

その名は「大衆酒場食堂 ななつぼし」

酒場ナビを見てる方なら、一度くらいは名前を聞いたことがあるだろう。

 

 

人気過ぎて予約が取れない

1ヶ月分の予約もすぐに埋まる

そもそもTwitterで相互フォローしてないと予約ができない

 

 

並ぶのも予約するもの苦手なボクは

この酒場とは縁がないだろうなと思っていたが

ひょんなことからまさかの貸切宴会にお誘いいただき、ついに訪問出来る時がやってきた。

 

 

 

東武練馬駅

駅前にはレトロチックなお店が立ち並ぶ。

 

 

そしてこちらも激渋な「北町アーケード」

 

 

 

 

都市開発でいつ無くなってもおかしくないようなアーケード内には

気になる町中華、居酒屋、スナックが現役バリバリで営業されてらっしゃる。

 

 

いつまでもこのままであって欲しい雰囲気だ。

 

 

 

 

そしてこの素敵な通りにあるのが、今回の目的酒場

「大衆酒場食堂 ななつぼし」

 

 

 

 

店内へライドオンすると

今か今かと鼻息を荒らした呑兵衛たちが勢揃いしていた。

 

 

店内は無音

嵐の前の静けさとはこのことだ。

 

 

ボクも挨拶をほどほどに静かにカウンターに座らせていただいた。

 

 

 

お店はマスターのみのワンオペスタイル

こちらが普段のメニューだが、リアルガチのせんべろ料金でびっくり仰天・・・

 

 

 

 

 

 

 

メニューの説明文もあって、思わず読んでしまう。

 

 

「マスターに１杯３００円」

ってなんて謙虚なんだ・・・

 

 

 

気になるメニューはめちゃくちゃあるが、今回はコース料理なので

黒板に書かれたこちらのラインナップ。

 

 

 

マスター、健大高崎高校野球部のファンなんですか。

 

 

 

まずは生ビール（大）で酒ゴング。

 

 

 

呑み放題あるあるで

”生ビールは追加料金が必要です”

なんてのはよくあることだが、ここは追加料金一切なし。

いきなり脱帽です。

 

 

 

 

お通しにスナック菓子があったが、ボクはスナック菓子でお腹を膨らませるのはなんだかお店側に失礼だなと思ったので

一旦スナック菓子はスルーさせていただいた。

 

 

 

 

 

初めましての方がいる宴会なので

乾杯直後でも酔いも回らず、まだ皆さん表情の硬い雰囲気。

 

 

そんな我々にななつぼしの先制攻撃。

 

 

 

 

みんなな大好き

漬物、ポテサラ、ウインナーが盛られた２皿がやってきた。

 

 

健大高崎並みの１番２番のスピード攻撃。

 

 

 

ボクも負けてはいられない

生ビール大を一気に呑み切って酎ハイ（大）をすかさずコール。

 

 

 

正直これだけのツマミで３、４０分はもつのだが

続いて向かったのはセルフモツ鍋コーナーだ。

 

 

 

塩味の牛モツ鍋

 

こいつが本当にレベル高くてウマッシュ！！

 

 

 

 

プリプリ過ぎる牛のモツ

 

これがあれば更に”もつ”かな。

 

 

 

圧倒的なモツ鍋に、アルコールは更に加速する。

 

 

「北町ボール（大）」

 

 

 

 

宴会ってのは、やっぱり一緒に呑む人たちとの会話を楽しむものなので

ついつい料理に目がいかず、味を覚えてないことが多いし

ほとんど料理に手をつけない人がいがちだが・・・

 

今日は違う。

 

 

 

会話よりも料理に注目してしまい

話の内容が入ってこない・・・

 

 

 

 

目線が相手の目じゃなくて、料理に行ってしまい

 

「あ、こいつ話聞いてないな」

 

って思われてたに違いない。

 

 

 

酒の最高のツマミは雰囲気と会話と思ってたが

なんやかんやで料理もやっぱり負けてないな

 

絶品料理で酒が進みまくる。

 

 

 

 

酔いも回ってきて、店内が温まってきたところでマスターが動き出した。

 

 

あれはもしや・・・

 

 

 

あれは間違いなく、ななつぼし名物のせんべろ刺し盛りだ。

 

 

この圧巻の盛りが一気に店内の空気を変える。

 

 

 

刺しも完璧だが、添えられた薬味たちもぬかりない。

 

 

 

 

 

お、

刺し盛りの凄さに感極まった「umedaya」マスターが

シャンパンを開け出したぞ。

 

 

 

 

まだまだ畳み掛けてくるななつぼし。

 

お腹いっぱいでも食べれてしまうのが

酒に合う肴の証拠だろう。

 

 

 

 

 

 

 

モツ鍋が好みすぎたので、おかわりに向かうと

さっきまでのモツ鍋はこの有様・・・

 

 

 

おつまみカレーに進化するという・・・

 

まったく油断も隙もねぇぜ。

 

 

 

 

 

最高過ぎる流れでラストの

「この店で一番高い炒飯」を作りにかかるマスター。

 

 

ベロベロの呑兵衛たちが〆の炭水化物を求めている。

 

 

 

炒飯の上にステーキが乗ったヤバいブツ。

 

 

「酒場ワタナベ」のマスターが嬉しそうに持つ姿を

羨ましそうに「酒場へGO！」のネモトさんが見ている。

 

 

 

お味は勿論のこと

星みっつどころか星ななつ！

 

 

 

 

 

こんな素敵なコースが破格で食べれる優良せんべろ店。

 

 

 

今一度、せんべろについて考えてみよう。

 

「美味しい酒と料理をいただけて、安く済んでよかったな」

 

果たしてそれだけでいいのか。

 

 

 

ありがとうの気持ちと

こんな奇跡の店がいつまでも続いて欲しいという気持ち

 

店側が頑張ってるなら、お客さんの応援も必要じゃないのかって。

 

 

 

無理して格好つけてもいいから

「釣りはいらねぇよ」

って多めに出せるプロの飲み師になりたいな。

 

 

 

アコムで借金してでも、ならなければならないなぁ〜