住吉東「お好み焼き きよみ」”五大力石”に込められた願い・・・
先日須磨海岸からの新開地で呑んだ記事を書いたが
まだ関西に居たボクはこの日大阪に居た。
この日はボクが毎日熱心に更新してるInstagramで(ボクのアカウントはこちら)
フォロワーさんが教えてくださったオススメの酒場へ訪問すべく、阪堺線のレトロな路面電車に乗って「住吉鳥居前駅」へやって来た。
路面電車を降りるとすぐに見えるのが関西人なら皆ご存知の「住吉大社」だ。
どうしてもこのインスタ映えな橋の上で写真が撮りたくて
道行く外国人観光客の方にお願いし・・・
日本語が通じず、何度かリテイクはあったものの
ナイスなショットが撮れたのだ。
大阪に住んでたが
よく考えると「住吉大社」って意外と大晦日の日に1度しか来た事がなかったし
境内の雰囲気もそこまで覚えてなかった。
はじめて来たくらいの感覚で観光してると
何やら気になる看板が・・・
「パワースポット 五大力石守」
パワースポットとなると
これは行かねば・・・
説明書きを読んでると
隣にいらっしゃった先輩が詳しく教えてくださった。
「この石の玉垣のなかにな、手を突っ込んで[五]、[大]、[力]と書かれた石を3つ探すねん。ほんでその3つの石を持ってあっちの『神符教授所』に行って、お守り袋を買うんや。そのお守り袋に石を入れて願い事すれば願いが叶うっちゅう話や。」
先輩ありがとうございます!
せっかくなんでやってみます!
言われた通りに[五]、[大]、[力]と書かれた石を集め、早速「神符教授所」行ってみた。
ここで「五大力守袋」を300円(初穂料)で買い、3つの石を袋に入れて願い事をするのである。
その願いが叶ったら、またここでお礼参拝をするのだが
その時に自宅付近に落ちてる小石に[五]、[大]、[力]と書き、元の3つと合わせて全部で6個の石を元の場所へ倍返しするとの事だ。
願い事は何にしよっかなぁ~と考えながら「住吉大社」をあとにした。
「住吉大社」から歩いて、数分・・・
今回の目的の酒場へ到着した。
「お好み焼き きよみ」
外観だけみると
どこにでもありそうな普通のお好み焼き屋さんである。
なぜあえてこの酒場をオススメされたかと言うと・・・
入店直後にその答えは待っていた。
「きよみさんやぁ~~~!!!!」
思わず口に出てしまった。
「いらっしゃい~」
きよみさんは優しい口調で
初見の金髪を迎え入れてくれた。
そうこの酒場の最大のオススメポイントはママのきよみさんの事だ。
メッセージをいただいたフォロワーさんから
「是非とも『お好み焼き きよみ』のきよみママを堪能してきてください。チャーミングママ選手権大阪代表です。」
とご紹介を受けたのだ。
酒場ナビでは
と言うのを定期的に行ってるので、これは行かねばとなったのだが
一瞬で来て良かったと思えた。
「デレンめがのすけ」さんナイス情報ありがとうございました!
きよみさんに早速瓶ビールをお願いすると
「後ろの冷蔵庫から自分で取ってなぁ~ごめんなぁ~」
飲み物はセルフ式のようだ。
乾ききった喉をスーパードライで喉掃除の儀式をするのだが
雰囲気もあいまって最高だ。
「瓶ビール大(550円)」
しかもお客さんはボク一人で
きよみさんを独占出来る最高の状況。
メニューは「焼きめし」、「モダン焼き」、「焼きそば」、「お好み焼き」と
炭水化物のオンパレードでどれも気になる。
目の前の鉄板で調理されるのだからどれも美味しいに違いない・・・
焼きめしなんてメニューも気になるが
やはりここは大阪なので、王道のお好み焼きをチョイスした。
きよみさんに「油かす玉」を伝えると
早速きよみさんが調理を開始してくれた。
一体どんなコテさばきを見せてくれるのだろうか・・・
鉄板焼き屋さんの最大の武器はなんと言っても自分の目の前で調理が見れる事だ。
これはライブと同じ感覚で
店員さんは演者で、お客さんは観客なのだ。
ボクのお好み焼きを焼いてもらってる間は
きよみさんとトークタイム。
このトークがツマミになり、お酒も進むのである。
「マヨネーズはかけといて大丈夫?」
「ぶっかけといてくださいっ!」
きよみさんと楽しく会話してると
常連さんであろう方が入って来られて
入店されるや否や、後ろの冷蔵庫から慣れた手つきで瓶ビールを取り出し
きよみさんに「焼きそば大盛りっ!」とだけ告げた。
この一連の言動で
にじみ出る常連感・・・
10回、20回くらいの来店ではここまで常連感は出ないであろう・・・
この方も”きよみチルドレン”のお一人なんだろう。
焼きそばをオーダーされたきよみさんはおもむろにポッケから”ガラケー”を取り出して
誰かに電話をし始めた。
焼きそば用の麺が切れてて
急遽業者さんに電話したのだろうか。
電話の内容は聞き取れなかったが
「・・・○○ちゃん、お願いな・・・」
とだけかすかに聞き取れた。
その電話後1分も経たないうちに
店に一人の女性が入って来られて、すかさずキッチンに入ったのだ。
そしてすぐさま慣れた手つきで焼きそばを作り始められた。
なるほど、きよみさん以外にも店員さんは居るのか。
焼きそば担当はこのお姉さんなのか。
きよみさんは
このお姉さんが来られてからは椅子に座り、全ての工程を任せたのだ。
「お兄さん、マヨネーズは・・・」
「かけといてだって」
「は~い」
最低限の会話しかしない
きよみさんとお姉さんの関係をみるからに
きよみさんの息子さんの嫁さんであろうか?(違ってたらすみません。)
「油かす玉(550円)」
お待ちしておりました!
きよみさん特製油かす玉!!
お姉さんのマヨネーズのかけ具合が個人的に百点満点です。
これより少ないともっとマヨネーズが欲しくなるし
これより多いとマヨネーズの味が強くなってしまうし・・・
肝心のお味は・・・
手作り感満載の優しい味で
これぞ大阪のお好み焼きって感じで美味しかったです。
ちゃんと油かすが良い感じにアクセントになって・・・
“追い油かす”をお願いしたいところでした。
興奮のあまりに
「きよみさん!めっちゃ美味しいです!!」と伝えると・・・
「ありがと~。お兄さんはこの辺の人ちゃうやろ?どこから来たん??」
とわざわざ椅子から立ち上がってお話していただけたのだ。
東京から来た旨をお伝えすると
「遠いところからありがと~。」
とナイスな接客。
これは来た甲斐がありますぜ、きよみさん。
どうやら聞くところによると
「お好み焼き きよみ」は去年の12月でなんと60周年を迎えたらしく
60年祝いでこの暖簾をプレゼントされたみたいです。
なのでこの記事を書いてる今、61周年目を迎えてる事になるのだ。
きよみさん・・・
何歳の時に店を出して、今何歳なんですか・・・?
ちなみにきよみさんに年齢を聞くと、答えてくれず
お姉さんからも「年齢不詳なんです」と言われたのだ。
ご訪問の際、年齢を聞くのは辞めた方が良いかもしれません。
とにかく身体に気を付けて、1日でも長くお店に立たれる事を願ってます。
そういえばまだ先ほどの
「五大力石」の願い事考えてなかったなぁ~・・・
この「五大力石」には
きよみさんの”寿力“を願う事にしますか。
また石を返却する時に逢いに来ますので
いつまでも元気にお好み焼き焼いててください!!
お好み焼き きよみ(おこのみやき きよみ)
住所: | 大阪府大阪市住吉区上住吉2丁目3-22 |
---|---|
TEL: | 06-6673-6403 |
営業時間: | 11:30~20:30 |
定休日: | 水曜日、木曜日 |