「西成は元気無くなったなぁ～」

 

 

酒場ナビの西成の記事でマスターやママがほぼ毎回口を揃えてこう呟く。

 

 

酒場ナビでアクセス上位を占めてるのは西成だし、西成の記事は反響が大きい。

 

定期的に西成には行っておきたいという事で

昨年夏、久しぶりに西成へ舞い降りた。

 

 

 

色々行きたい酒場はあるのだが・・・

 

やっぱりどうしても”アソコ”だけは現状を確認しておきたいという事で・・・

 

 

この日終電で東京に帰らないと行けなかったのだが、３０分ほどだったら時間的に呑めそうだったので

「かんむりや」へやってきた。

 

 

２年ほど前に、ボクがこの酒場の記事を書いたのだが

まだまだ奥は深いだろうという事で再訪してみたのだ。

 

よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

↓

西成「かんむりや」日本最恐酒場の首謀者に会いに西成へ。

 

 

 

 

年中無休で有名な「かんむりや」は

雨が降ってたが、この日も絶好調の様子。

 

 

 

店主のモミさんに

「いけますか？」と聞くと

「ど、ど、ど、どうぞ」と相変わらずの”ども”り具合で迎え入れてくれた。

 

 

 

相変わらずカオスな店内を見ると

テンションも上がる。

 

 

酒場ではなかなか味わう事が出来ない、ファンタジーで刺激的な気分・・・

 

「オレは今すごい場所で呑もうとしてるんだぜ」

 

と男心をがっしり掴んでくれる。

 

 

 

「かんむりや」でしか出せない雰囲気、匂い、味、人柄・・・

全てがとにかく良い意味で『カオス』。

 

 

 

 

カオスな店内でありながら

マスターの性格は人並み以上に『ポップ』なのだから面白いし、お客さんに愛されるわけである。

 

 

 

 

そんな西成酒場からでも頭一つ分飛びぬけてる「かんむりや」・・・

 

冒頭でも話した

「西成は元気無くなったなぁ～」

の言葉を良い意味で覆してくれる酒場だ。

 

 

 

 

 

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そして先月のGWにボクはまたしても西成に居た。

 

 

 

 

年に１、２回は訪れときたい西成・・・

 

大阪に来るとどうしても来てしまう西成・・・

 

 

なんとなく西成「釜ヶ崎三角公園」へ来てみると

なにやらイベントが行われてる様子。

 

 

 

どうやらこの日は「釜ヶ崎プロレス」というプロレス団体が昼から野外でプロレスをやってるとの事だ。

 

 

 

特設リングを囲んで、皆さん盛り上がってる様子で

更に無料というのも素晴らしい。

 

 

 

プロレスの事も「釜ヶ崎プロレス」の事もほとんど知らないが

せっかくなので近くの自販機で缶チューハイを買って観戦する事にした。

 

 

 

何も知らないくせにイキって盛り上がってると

背後から

「ジュンヤくんやん～！」と大阪弁で声かけてくれた女の子・・・

 

 

釜ヶ崎のアイドルこと

「さきそん」ちゃんだっ！！！

 

さきそんちゃんと言えば、以前酒場ナビの記事でも登場し

ボクと西成「夢」にて、２００円のラーメンをすすった仲だ。

 

※その時の記事はこちらから

　　　　↓↓↓↓↓

【アイドル呑み！？】西成「夢」釜ヶ崎のアイドルと200円ラーメンをすすってみた

 

 

そんなさきそんちゃんと久ぶりの再会・・・

 

なんとこの後、あのリングの上で歌うととの事だ。

相変わらず行動がぶっ飛んでる。

 

 

それにしても、アイドル本気モードのさきそんちゃん可愛いぜ。

 

 

 

 

そして間髪入れずにこの男登場。

 

 

大阪の親友よしおだ。

 

 

彼とは大阪時代からの友達で

酒場ナビ新世界の記事にも登場してる。

 

 

 

相変わらず街も濃ければ

登場人物も濃い。

 

 

 

そして釜ヶ崎三角公園を後にして

どこで呑もうか、西成の街をブラブラ・・・

 

 

熱中症対策の為か飲料水を破格の値段で販売されてたり・・・

 

 

「さすが西成！」と言わしめるツッコミ所満載の商店街が心地良い。

 

どこへ呑みに行こうか・・・

 

 

やっぱり”アソコ”の様子は見に行っておこう。

 

 

西成で呑んでるとやっぱり「かんむりや」の存在が気になって仕方がない。

 

 

席も空いてる様子だったので早速ライドオンをかまし

 

「いけます〜？」

 

「ど、ど、ど、ど、ど・・・・」

 

「トマトサワーでっ！！」

 

「・・・」

 

 

トマトサワーを呑みながら、メニューを吟味・・・

 

段ボールに乱暴に書かれたメニューが逆にアーティスティックでカッコいい。

 

 

 

お客さんたちの会話も酔いBGMだ。

 

客A「もみさ〜ん！ここWi-Fi使えるんかいな？」

 

もみ「使えるでぇ〜そこにパス書いてありますわ。」

 

客B「兄ちゃん、Wi-Fiは１００円やでぇ〜〜ガッハッハ！」

 

もみ「何言うとんや。タダやタダ！」

 

 

大阪やなぁ〜と思わせてくれる会話がとにかく心地よい。

 

 

 

名物猫ちゃんは連日連夜こんなおやっさんたちの会話に少しお疲れの様子だ。

 

 

そう、「かんむりや」はれっきとした【猫ちゃん酒場】なのである。

 

猫ちゃん好きの方は是非ともこちらの記事もどうぞ。

 

 

 

 

 

 

「今日はブリがオススメですわ〜」

 

珍しくオススメを教えてくれるもみさん。

 

 

恐らく今日捌いたのであろうと思われる鮮血に染まったまな板がカウンターから見えたのはここだけの秘密。

 

 

衛生面大丈夫か？

と思われるが、「かんむりや」で腹を壊したなどの情報は今まで聞いた事がない。

 

と言うか西成でしかもこの激安な値段設定なのだから、もしそういった事が起きた場合は自己責任であろう。

 

 

「ブリの刺身（値段不明）」

 

 

チューブじゃなくて、ちゃんとすりおろしてくれた生姜が嬉しい。

 

生姜とブリの相性抜群で

想像を超えてきた美味さだった。

 

 

 

 

「オージー産焼肉（２００円）」

 

 

「オージー産焼肉」と言うネーミングに惹かれて頼んだ一品・・・

 

オージー産焼肉と言っても牛肉であるし、普通に美味しい。

 

これが２００円と言うのだから、破格崩壊している。

 

 

そんな相変わらずカオスな「かんむりや」ではあるが

一つだけ初めて来た時と変わってしまったところがある。

 

それは・・・

 

 

普通の若者がお客さんとして来ている事だ。

 

 

このお二人も話を聞けば、ゴリゴリの大阪出身のカップルで

たまにここに出入りしてるとの事だ。

 

 

はじめて「かんむりや」へ来た時はもっと殺気が漂っていたが

今そんな事全くない。

 

 

西成自体が変わってしまったのか、「かんむりや」が変わってしまったのか

はたまたボクの感性が変わってしまったのか・・・

真実は分からないがとにかく若者も出入りするようになって

もみさんは楽しそうだった。

 

 

 

「西成って恐いとこやで」

「かんむりやがある場所ってヤバイとこやで」

「若い女の子は行かんほうが身のためやで」

 

もうこんな情報は古いのは確かだ。

 

 

 

 

 

「イカ焼き並（１５０円）」

 

 

イカ焼きのタネには

ちゃんと山芋をすって入れてくれてる本格仕様でサイズもデカイ。

 

味はお世辞抜きで美味しいのだから

これが１５０円って言うのは、なんだか申し訳ない気分にもなる。

 

 

改めて思うのだが、もみさんの料理技術はかなりレベル高い。

 

言い方悪いが、ちゃんとしたキッチンがあればもっと・・・

 

なんて思ったが、「かんむりや」はこれで良いのだ。これが良いのだ。

 

 

 

 

そんなマスターもみさんと

『カリスマジュンヤの酒場 de ２Shot』!!!!!!

 

 

 

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お分かりいただけるだろうか・・・

 

ボクの手がバグってしまってるのが・・・

 

 

 

西成の〔酒護神〕を怒らせたのであろうか・・・

 

左手が完全に呪われてる様子だ。

 

 

 

そして後日、ボクの左手は西成の〔酒護神〕によって・・・

 

 

 

 

 

何事もなく、平常に作動してたのであった。

 

 

 

やはり西成は本当に良い意味で元気が無くなってるのかもしれない。