約３年前、酒場ナビの読者飲み〜〜赤羽編〜以降

熊本の方と都内で呑む機会が何度かあった。

 

 

立会川「お山の大将」、「鳥勝」といった名店から

阪東橋「磯村屋」、「ますや」などのディープ酒場まで・・・

あの日以来、熊本の方たちとは今でも仲良く呑む事がある。

 

 

呑んだ日に毎回話すのが

「熊本も行かなあかんなぁ～」

「熊本酒場案内するばい！」

と言った熊本酒場ナビ計画の話である。

 

 

時間とタイミングがマッチしたので

今回約３年越しに叶った熊本ツアーを敢行する事にした。

 

 

熊本酒場を案内してくれる方は勿論この方・・・

 

 

熊本が生んだハードドリンカー「タケさん」だ。

 

かつて

・３６時間ノンストップで呑んだ事ある

・前回２泊３日の東京旅行は一睡もしてない

・呑んで、そのまま仕事へ行くことなんて日常茶飯事

 

など

常人では考えられない《ハードドリンク伝説》を残し

最初に酒場ナビへ連絡くれた方でもあるのだ。

 

 

空港まで迎えに来てくれた心優しきタケさんと

まずはタケさん行きつけの酒場へ向かう事にした。

 

 

イオンかと思えば

「youmeマート」と言う聞いた事も見た事もないスーパーの近くにその酒場はあった。

 

 

「小天狗」

 

 

酔い感じに古びれた外観と

字体がとてもカッコいい茶色の看板。

 

 

暖簾もイカしてたので

早速〔暖簾引き〕を敢行し、ライドオンした。

 

 

ちなみにこちら酒場ナビ大人気の『陸の孤島酒場シリーズ』でもあり

一番近い「健軍町」駅から２キロ以上あるので

お越しの際はバスなどの利用してください。

 

 

店内へ入ると

マスターが元気よく席へ案内してくれた。

 

奥の厨房には

“大女将さん”らしき方と・・・

 

 

 

“小女将さん”らしき方がいらっしゃり

年配の店員さん３人での営業であった。

 

 

 

「なに呑む？ビールでよか？」

 

「最初ビール呑んで、次ボトル呑むからもう準備しといて！」

 

 

マスターとタケさんの会話を聞く限り、かなり仲良さげで

だいぶこの店に通ってるんだろうなぁ～というのが一発で分かった。

 

 

念願の熊本での〔酒ゴング〕を無事鳴らし

本日のファーストアルコールで〔喉を掃除〕する。

 

 

今日午前中から移動して飛行機乗って、夕方に熊本に着いたので

ビールがいつも以上に染み渡る・・・

 

熊本という未知の場所というのもあいまって

一瞬でビールを呑み干した。

 

 

タケさんの一升瓶のボトル「三岳」があったので

２杯目以降は焼酎ロックでいただくことに。

 

 

 

ツマミはどうしようか・・・

やはりここは熊本１発目の酒場なので

豪快に熊本料理を立て続けに攻めてやろうか・・・

 

 

 

じっくりメニュー表を吟味するが、びっくりするくらい王道の大衆酒場的な料理名が並ぶ・・・

 

 

 

本日のオススメも気になるところだったが

ここはお店とタケさんがオススメする

「手羽先のから揚げ」と「ジャガイモのステーキ」たるものをチョイスする事にした。

 

 

 

 

「手羽先のから揚げ（６５０円）」

 

 

普通の手羽先のから揚げじゃなくて

正体不明の”魔法の粉”がまぶしてある。

 

そしてこの謎の魔法の粉がめちゃくちゃうまいっ！！

 

 

分かりやすく言うならば

「世界の山ちゃん」的な手羽先だ。

 

 

この魔法の粉、どっかで売ってへんかなぁ～

ドンキとかヴィレヴァンとかでコラボしたら売れそうやのになぁ～～

なんて考えながら、即完食。

 

 

ちなみにマスターの手が空いてたら

この食べにくい手羽先を綺麗に剥いてくれます。

 

※マスターが『手羽先を剥いてくれる動画』をインスタで公開してます。

 

 

 

続いて

「ジャガイモのステーキ（５００円）」

 

 

熱々の鉄板の上にスライスされたジャガイモがバターで焼かれている。

 

文字にしただけで皆さん美味さを共感してくれる

日本人好みの一品だ。

 

 

『北海道クレイジージャーニー』でも

じゃがバターの美味さに悶絶したが・・・

北の大地じゃなくても、この一品は日本全国酒場のレギュラーツマミだ。

 

 

 

 

手の空いた店員さんが話しかけてくれた。

 

「タケちゃん、この辺じゃみかけん人連れてきてくれたね。」

 

「今日東京から遊びにきたんよ。カリスマジュンヤよ！」

 

「良かったら名刺とステッカーどうぞっ！！」

 

 

この店員さんは「ちづちゃん」と言う方で

店が忙しくなるとテンパりまくって、全ての注文が聞こえなくなって

全く違う料理を運んでしまうというチャーミングな一面があるとの事だ。

 

 

幸いこの日はまだ時間が早かったのもあって冷静なちづちゃんでした。

 

 

 

「有名な方なんやなあ～」

 

「酒場界では結構ばい！」

 

タケさんがおだててくれる。

 

「そうねんやなあ。じゃあサイン貰おうかしら。」

 

 

これでもかっ！

ってくらい低クオリティのサインを書いて差し上げた。

 

 

「店長～この人、東京から来たカリスマジュンヤさんなんやって～～！」

 

「かりすま？？？？」

 

 

マスターとやっと絡む事が出来た。

 

なんと聞くところによるとこの店・・・

定休日がなく、年中無休で３６５日営業されてるとの事だ。

 

 

最後に休んだのも、身内の葬式で休んだだけという鉄人っぷりだ。

 

 

２１時頃になると

どんなに忙しくても、ほぼ毎日風呂に行くという破天荒エピソードをお持ちだから面白い。

 

 

 

「サインありがとうね。あそけ飾っとくばい！」

とマスターは壁を指さした。

 

 

結構有名な人来られてるんやなぁ～

なんて思いながらサインを見るのだが・・・

自分の知識がなさすぎるのか、ほぼ分からない方のサインだった。

 

 

「た、タケさん・・・これ誰のサインかわかります？」

 

ひっそりとタケさんに聞いてみたところ

 

「いや、オレもほとんど分からんばい。熊本のローカルタレントやなかと？（笑）」

との事だった。

 

 

 

 

「じゃあ一番見やすいここに張っておくねぇ～。」

 

 

ちづちゃんは早速サインを飾ってくれた。

ありがとう、ちづちゃん。

 

 

 

もし注文が立て続けに来たら

焦らず、一つ一つこなしていこうね。

 

 

 

最後はマスターと熱い握手を交わし

また来る事を誓ったのであったのだ。

 

 

※ちなみに７月から大女将さんが引退され、木曜日が定休日になったとの事です。

 

大女将さん、お疲れ様でした！

そしてちづちゃん頑張れっ！！

 

 

 

 

店出て「小天狗」をあとにし

タクシーで次の酒場へ案内されたのだが・・・

 

 

 

次に連れてこられたこのスナックみたいなお店にはなんと・・・

 

 

あの「たけし軍団」で有名な・・・

 

 

「芸能界の韋駄天」と言われた・・・

 

 

今では地元熊本へ帰って、自らの店を経営する・・・

 

 

 

 

井出らっしょさんのお店だったのだーーー！！！！

 

 

 

ここ「らっきょの小部屋Ⅱ」は

らっきょさん本人が接客してくれるという・・・

 

ファンにはとても嬉しいお店だ。

 

 

 

こんなおもしろい酒場まで紹介してくれたタケさん・・・

本当にありがとうございました。

 

 

 

勿論『九州クレイジージャーニー』はまだまだ続くのであった。

 

 

らっしょさんの前で「浅草キッド」を歌ってみた（動画）