
通町筋「堤酒店+立ち飲みナポレオン」創業明治27年!熊本が誇る超老舗角打ちは意外と〇〇だった
この日も安定の二日酔いで目を覚ます・・・
「え、もうこんな時間っ!?」
隣の部屋でテレビを見てたタケさんはそんなボクを見てあざ笑っている。
前回の記事では書いてなかったのだが
今回の『九州クレイジージャーニー』は本来5泊6日の予定だったのだが
天候の影響で遅延による遅延を重ね
1日半遅れのスタートとなってしまったのだ。
なので、当初予定してたコースを悩みに悩んで削り
更に超ハードスケジュールになってしまったのである。
なので二日酔いによる寝坊は避けたいところだったのだが・・・
急いで準備をし、電車へ乗り込んだ。
タケさんから
「せっかくやし、熊本城だけはみてから帰ったほうが良いばい!倒壊しとぉけど(笑)」
との事だったので熊本城へ。
今なお残ってる倒壊のあとが
当時の地震の強さを物語る。
復興にかなりの時間がかかってる様子だが
周りからは見学できた。
「加藤神社」にて「熊本城」バックに写真撮影出来たところで
熊本最後の目標達成。
帰り道
まだまだ熊本へ居たい気持ちをグッと抑え、北九州行きの電車を調べてると・・・
「ジュンヤくん、結構歩いて喉乾いたから・・・一杯だけ”喉掃除“せん?」
「の、望むところですっ!!!」
ふいのタケさんからの誘いに、自然とあの名言が出てしまった・・・
なんとなくこの誘いは予想してたが
ボクを気づかってなかなか言えず
恐る恐る勇気を振り絞って誘ってくれたタケさん・・・
ありがとうございます。
今となってはこの誘いが”全ての始まり“だったのです。
「あ、赤穂屋の一平さん、もう店で仕込みしとるかもしれん。見に行こか!」
昨晩、朝方までハシゴ酒に付き合っていただいた「やきとん 赤穂屋」店主の一平さんに逢いに行くことにした。
(※前回の記事参照)
「一平さん、お疲れ様ですっ!!」
「お~~!!昨日はありがとう!もう帰っと?」
「いえ、すぐそこの堤酒店で1杯だけ呑んでから帰ろうかなと。」
「・・・1杯だけじゃなく5杯くらい呑んどって。もう少しで仕込み終わるけんあとで乾杯しよう!!」
「望むところばいっ!!!」
「タケさんどうしたん!?!?」
二日酔いに負けずに高速で仕込みをする一平さんを応援しつつ
すぐ近くの「角打ち居酒屋ナポレオン」へやってきた。
ここは事前にチェックしてた歴史ある酒場だったので
最後の最後で来れて本当によかった。
どうやら聞くところによると
創業明治27年の「堤酒店」が営むとの事だ。
早速店内へライドオンすると
昼から皆さん、立ち呑んでらっしゃる・・・
と思いきりゃ、手前はテーブル席で立ち飲みスペースはドリンカーの前だけだった。
立ち飲みスペースは常連さんらしき方が呑まれてる様子
ボクたちは店内が見やすいテーブル席で呑む事にした。
そして何よりも、創業明治27年の超老舗角打ち酒場なのに・・・
外観も店内もめちゃくちゃ綺麗だ。
事前にネットで見てたので
改装されてるのは知ってたが
ここまで綺麗な店だとは思わなかった。
綺麗に越した事はないが
酒場ナビ的には・・・
少し残念な気分だ。
疲れ切った喉を掃除する為に
早速〔酒ゴング〕っ!!
メニューは熊本郷土料理から王道の酒場メニューまで・・・
もはや角打ちの面影は一切ない。
良い意味でも悪い意味でも綺麗に改装された店内と王道のメニューをみる限り
「この酒場では特に何もドラマは起きなさそうだ」と〔酒場センサー〕が反応した。
しかし今回はそれで良いのだ。
あくまでも最後に一杯呑んで、熊本をあとにするという
〆的な酒場として利用させていただいてるのだから・・・
ここでいつものように何かが起きてしまうと
本当に北九州まで辿りつけなくなる。
「からし蓮根(550円)」
熊本郷土料理のからし蓮根・・・
普段食べる事はないし、最後に食べたのはいつだろうか?というくらい食べてない。
けれどもこの黄色が目立つビジュアルは
ツマミ業界でもかなりトップレベルのハイセンスであろう。
以前イカが惨敗の結果に終わった蒲田「いとや」での恋物語・・・
その「いとや」の”酢豆腐“に匹敵するくらいの可愛いビジュアルだ。
からしをこれでもかっ!と言うくらい穴という穴にぶち込まれて、覆いかぶされた蓮根さんは
どんな気持ちなのだろう・・・
蓮根単品でもしっかり美味しいのに
からしという刺激的な調味料に犯されてしまうなんて・・・
恐るべし熊本料理。
もしこの蓮根が人間だったら、悶絶モノだ。
刺激物が好きなボクは
現状のからし具合では物足りなく
“追いからし”をしてみたのだが・・・
映え感覚でやったのにも関わらず、普通にあり!
からし蓮根の追いからしオススメします。
「馬すじ煮込み(600円)
牛すじ煮込みとは微妙に違う馬すじ煮込み・・・
どっちが好みか?と聞かれると、どっちも良い。
薄めの出汁に
柚子胡椒で食べるのがベストマッチだった。
勿論1杯で帰るわけもなく・・・
3杯目くらいを呑み終えたところで
赤穂屋の一平さんが到着。
天気がよく、せっかくなので
外の席へ移動させていただいた。
「お疲れさ~ん、仕込み高速で終わらせてきたばい。」
先ほどの二日酔いの表情とは一転、笑顔の一平さんがそこに居た。
早速熊本ラストであろう酒ゴングをし、昨夜の反省会。
「昨日は結局何軒行ったっけ?」
「3軒目からほぼ記憶ないっすわぁ~」
「あのあとって結局どうやって帰ったの?」
やはり日本全国、派手に呑んだ次の日の会話は
昨夜の反省会が一番盛り上がるものだ。
楽しく3人で談笑してると、急に一平さんの表情が曇る・・・
「一平さん、どないしたんですか?」
「・・・いやぁ~実はね・・・今日入る予定やったバイトの子が体調不良で休む事になったんばい。1人営業は厳しかし、しかも今日平日やけん、もう休みにしようかな・・・」
そんな悩む一平さんに
タケさんがさらっと言い放った。
「カリスマジュンヤ赤穂屋一日店長やればよかばい」
誰もが予想しなかったその発言・・・
普通なら叩かれるかもしれない、一か八か過ぎる発言・・・
もし政治家だったら即降格で、ニュースの一面になるかもしれない・・・
小学校の終わりの会で児童がこんな発言すると異端児決定だ・・・
しかしここは酒場
現場には一平さんとボクだけ・・・
「それよかね!!!」
「やりましょう!!!!」
言うまでもなく
『カリスマジュンヤ赤穂屋一日店長』決定!
おいおい、今日中に北九州に行くのではないのかい?
予定が大幅に変更しちゃうぜ?
もう一人の自分が問い掛けてくる。
「今を生きようぜ」
完全に冒険家に染まった自分が
もう一人の正常な自分に言い放った。
次回『赤穂屋一日店長』
続く・・・
堤酒店+立ち飲みナポレオン(つつみさかてん たちのみなぽれおん)
住所: | 熊本県熊本市中央区上通町8-26 |
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TEL: | 096-324-2231 |
営業時間: | [月~金]11:30~14:00、17:00~23:00 [土・日・祝日] 11:30~15:00、17:00~23:00 |
定休日: | 不定休 |