先日、名古屋の「立呑み お酒の神様」を記事を書いたが

今回はそのあとのハシゴ酒の続き・・・

 

 

お酒の神様から名古屋駅方面に１０分ほど歩くと

今回行きたかった酒場が姿を現す。

 

 

「あさひ」

 

 

「絶対に後悔させないぜ？」と思わせてくれる外観。

 

 

この手の酒場はすんなり入れる可能性が低いので

奥義〔暖簾引き〕を敢行すると、席が良い感じに空いてたので

早速ライドオン。

 

 

 

目の前は焼き台という特別席に案内され

しかも・・・

 

 

左を見ると、フライヤーがあり

揚げてるところも見れるという”超VIP席”。

 

 

野球とサッカーを一度に観戦出来る席と言えば分かりやすいであろうか。

 

 

それでいて目と鼻の先には

ママさんが座りながら串カツを揚げてるのをリアルタイムで見れるのだ。

 

 

この席だけチャージを取られたりしないだろうか・・・

 

いや、チャージを取られてでも座りたい席だ・・・

 

 

そんな事を考えながら店内観察。

 

 

焼き台とフライヤーとママさんの先制パンチを喰らったが

なんといってもこの酒場の”横綱”はこいつだ！！

 

 

串物たちが鍋というプールで泳いでいる・・・

 

いや、「露天風呂で入浴してる」という例えの方が正しいくらいにギュウギュウに詰め込まれている。

 

 

鍋のサイズは本当にあれがベストなのであろうか？

そして一体何本もの串が鍋に盛られてるのであろうか？

 

「１、２、３、４本・・・」

 

 

物凄い集中力で数えてると

「すみません、あっちの席移動してもらっていいですか」

と店員さんに、席の関係で奥の席へ移動させられてしまった。

 

 

まぁ仕方がない

初訪問にも関わらず、一瞬でもあの席へ座れた事を誇りに思おう。

 

 

 

見た事のない酎ハイ瓶が陳列されてたので

酎ハイをチョイス。

 

 

しつこく言うが

何故名古屋の酒場では酎ハイを瓶や缶でそのまま提供されるのであろうか？

 

“瓶出し文化”

未だ謎は解明されずなので、知ってるよ！という方は教えてください。

 

 

「酎はい亭レモン（４００円）」

 

 

今まで日本全国、色んな酒場で酎ハイを呑んできたが

こんな酎ハイ見た事ない・・・

 

 

酎ハイ好きのボクとしては

『酎はい亭』という渋いネーミングと瓶のロゴのセンスに

呑む前からテンション上がる。

 

 

「この酎ハイは名古屋しか出回ってないのかな」

 

「さぁ～串は何から注文しようか」

 

 

お通しで出されたキャベツと睨めっこしながら

色々考えてると、うしろからアジア系の店員さんに・・・

 

「◎＄♪×△￥○＆？＃$！・・・デ、ダイジョウブデスカ？」

 

と言われたので

なんの事かよく聞き取れなかったが、今はそれどころじゃなかったので

「はい！」

とテキトーに返事してしまった。

 

 

思えば、これが最初で最後の失敗だったのである。

 

 

人の話を聞かない性格がこんな大事な場面で大きな失敗につながるとは

この時はまだ予想もしてなかった・・・

 

 

話は戻り、この酒場での選抜オーダーをじっくりと考える。

 

先ほどのお酒の神様で串カツを食べたから

もう串カツはいらないとして・・・

 

さっきの鍋に”入浴”してた「どて」は

以前酒場ナビで記事にもした「八幡屋」や「のんき屋」で満足してるので

今回はあえて変わり種を攻めてみよう。

 

 

そんな感じで戦略を立ててたのだが・・・

 

 

次の瞬間、背後から

またしてもアジア系の店員さんが

 

「ハイ、ドウゾー」

 

と我々の席に「どて」を置いていったのだ。

しかも６本も・・・

 

 

これは何かの間違いだ。

 

店内も混んでるから

恐らく新人の店員さんが間違えてボクらの席に運んだに違いない。

 

 

 

冷静に店員さんに

配膳ミスを伝えようとすると・・・

 

 

「ハイ、ドウゾー」

 

なんと次は「串カツ」を置いていったのだ。

しかも先ほど同じ６本も・・・

 

 

さすがにこれはボクのオーダーが狂いまくるので

店員さんに間違いをしてきしてみると・・・

 

「最初二、どてト串カツヲ３本ズツト聞キマシタ」

 

との事だった。

 

 

 

そういえば確かに・・・

 

「◎＄♪×△￥○＆？＃$！・・・デ、ダイジョウブデスカ？」

 

と言われた。

 

 

あれは

「最初はどてと串カツ３本ずつで大丈夫ですか？」

と言っていたのか・・・

 

ボクは友人と２人で来てたので

合計６本ずつのどてと串カツが最初に運ばれてきたのである。

 

 

「あさひ」では最初のオーダーでどてと串カツを進められるみたいだ。

 

「みんなこれを食べにきたんでしょ？」と店側からの気の利いたお勧め・・・

 

店員さんのミスではなく

完全にボクのミスである。

 

 

ちゃんと話を聞いてなかったのが悔やまれる。

 

 

 

とは言っても一人３本くらい、男なら一瞬で食えるだろうと

串をソースにくぐらせ、喰らいつくっ！！

 

 

お、重い・・・

 

喰らいつくという表現ではなく

「しゃぶりつく」の方が正しいくらいに串が進まない。

 

 

一緒に来てた友人に助けを求むも

さっきの店でガッツリ食べてしまってお腹空いてないとの事・・・

 

 

予想もしてなかった、計１２本の串の山が我々を容赦なく襲い掛かる。

 

 

以前イカと味論が名古屋ハシゴ酒した時に大須観音の「末廣屋」で

『急性味噌中毒』病にかかったらしいが

今回ボクは何か違う病気が発症してしまいそうだった・・・

 

 

 

 

聞くところによると

そもそもが１人前３本縛りらしい。

 

 

そして最初の注文で「どて」と「串カツ」は人数分の注文が必須なのか？（２人なら６本、３人なら９本）

と聞くと

それは必須ではなく、注文しなくても良い

との事だった。

 

 

なので訪問の際は自分の胃袋と相談して

どてと串カツの本数を決めるようにしましょう。

 

 

店側からしたら、うざがられるかもしれませんが

ボクのオススメは２，３人で行って、１人前（３本）ずつ串を注文する事をオススメします。

 

 

勿論ですが、この串１２本の山を平らげる事が精いっぱいで

他の串は注文出来ず、[THE END]・・・

 

 

結局自分の口からは

食べたいもの注文出来ないという無様な結果で、店をあとにした。

 

 

 

 

 

このあと２４時間営業のホルモン居酒屋「尾毛多セコ代 柳橋中央市場」へハシゴ酒したのだが・・・

 

 

案の定、お通し以外の料理を食べる事が出来なかったのは、言うまでもない・・・