赤羽「まるます家」他 夜まで待てないっ!!昼呑み酒場をハシゴしようぜっ!!
水を得た魚とはこういうことか
改めて
酒場で呑れる楽しさを知った
あまりハシャギ過ぎるのもなんだが
どうにも夜が待ち遠しく
ふわふわしてしまう
夜・・・?
うう・・・
我慢ならんっ!!
昼からいったらんかいっ!!
昼呑みできる名店を
5軒ほど
1軒目は秋葉原の
赤津加
この地で67年営業している老舗
電気街に古風な建物が
なんて思うが
アンバランスにさせたのは
街のほうだ
ゴチャっとした街に
隠れる
ような色合い
存在を知らない人には
見えない
だろう
暖簾は
11時半から掛けられる
コの字カウンターには
お一人様が等間隔に
お昼ごはん・・・
ですよね・・・?
失礼致しますっ!!
穴子白焼き
鶏もつ煮込み
あじ揚げ浸し
目移りしまくるが
幸か不幸かお昼は
定食メニューだけとのこと
ならば・・・
天ぷら定食の
おかずだけ
をチョイス
うほっ!!
旨そうだ
そういや
でもココで天ぷらを頼んでたな
赤星で流し込む
海老天の旨さたるや
小鉢も充実している
冷奴に漬物にライスコロッケに
背徳感
がいいツマミだ
プハー
の声は自粛しながら
ゴーゼロゼロでは足りず
ハイボールを頂き
バランスを合わせる
うん
丁度いい塩梅
おや
向かいのサラリーマンの4人組の方々は
みんなハヤシライスなんぞを
かっ食らってらっしゃる
宿題ができたぞ
壁に掛けられてる木札が気になり
聞いてみるた
「昔 秋葉原には大きな青果市場があったんですよ」
「青果市場が・・・」
「あれは市場にあった店店の屋号なんです」
「勉強になります」
女将さん
お忙しいのに
ありがとうございました
2軒目は赤羽の
まるます家
御家族づれに
は良しとして
御商談に・・・?
御冗談を
創業者が
ますじさんでます家
桝は角が立つので
まるをつけたのが屋号の由来
現在は
11時開店で営業している
15年ぐらい前のお話
カウンターで呑んでいる僕の隣に
一人の美くしい女性が座った
彼女は
なまずのから揚げとライスを注文し
あっという間に平らげ
ものの10分で出て行った
粋で素敵すぎて
体中に電気が走り
心臓が地震のように暴れた
そんな思い出が
あるとかないとか・・・
鯉って食べたことありますか?
僕は今まで避けておりました
せっかくなんで
あらいを頂いてみます
ほう
鯛のような・・・
個性があって美味しいな・・・
鯛でもいいけど
【妄想酒場】赤羽「まるます家」俺の妹がこんなに酒呑みのわけがない
3軒目は銀座の
三州屋 銀座店
街並みとのギャップでいうと
先の赤津加より
頭二つ抜けている
10時半からの営業で
僕が入店したのが10時50分
時短要請の関係で
今まで酒場人生で
味わったことのない体験をした
「すいません 瓶ビールを・・・」
「あっ アルコールは11時からなんです」
「あっ・・・」
「どうなされますか・・・?」
「・・・待ちます」
喉がビールを受け入れる準備を出来ていて
パカッ
っと開いてる状態
そこにきての
お預けの10分
10分が100分に感じる・・・
流行り病め・・・
待ちに待った11時
ビールに合わせ
同時に出して頂いたおツマミ
待てば海路の日和あり
喉が開きすぎて
ゴクッとせずとも
ビールが下りていく
この美しいシメサバはどうだ
スマートだが強みのある味
女性で例えると
菜々緒
だろうか
名物の鳥豆腐が
また是非モノ
吉永小百合ぐらい上品な出汁が
吉瀬美智子ぐらい味のある鶏肉を完成させる
そして
江口のりこぐらい癖のある春菊が
とどめを刺しやがる
お通しを忘れていた
ホタルイカもいいが
生海苔煮
の味の深みが安藤サクラを彷彿とさす
ロクサンサン
だけでは
戦えないな
白鶴を少し温めてもらい
ツイ──ッ
っと
ぬるくなった頭と体
で店を出ると
まだ11時半
新富町に
艶やかな五目チャーハンを出す店があったな
歩いてみるか
4軒目は茅場町と門仲の
中間ぐらいに位置する
京八
京都生まれの初代が
末広がりを願い
この屋号になったそうな
住所的には新川という場所
かつては
雷が落ちないという噂あった
霊岸島
と呼ばれていたこの街で
80年以上年も愛され続けているという
二代目女将喜久枝さんの目の前の
おでん鍋が圧巻
大根と厚揚げと玉子と・・・
と言いたいところだが
三代目の守さんがこさえる
もう一つの京八名物を
牛皿
旨そう過ぎて
ビールも瓶提灯で
興奮気味
シラタキも豆腐も入って
要はすき焼き
こんなもん
酒がススムに決まっている
味も濃く量も多い
白菜の漬物も
いい仕事する
すなわち・・・
加茂鶴を少し温めてもらい
ツイ──ッ
っと
ぬるくなった頭と体
で店を出ると
13時半
うん
佃島なんぞを散歩しながら
ゆっくり月島までいけば
丁度げんきが開く時間ぐらいだぞ
最後5軒目は新宿の
食堂長野屋
年輪の大きさに反比例した
小さすぎる暖簾
が印象的だ
下北の珉亭にもまだあるか・・・
料理を運ぶエレベーターって
懐かしさを感じれて素敵だな
14時ぐらいだと
せかされることなく
ゆっくり呑れる
おやお姉さん
お着物が良くお似合いで
どちらでお勤めでらっしゃいますか
後程
ご一緒してもよろしいでしょうか
あっ大丈夫ですよ
僕はお金しかないんで
などと美女に
話し掛ける想像をしながら
お酒とツマミを待つ
真っ赤な酢だこ
ってたまに頼みたくなる
関西には無かったので
初めてコイツを見た時には
衝撃が走った
忘れちゃいけない
肉豆腐
味濃くて
チビチビいけるコイツと・・・
玉袋師匠の本を
合わせてみる
大衆と体臭ってイコールだ
戦火をくぐるより暖簾をくぐれ
白帯に煮込みの汁やら酒の一滴やらが染み込んで黒帯になる
憎まれるより煮込まれろ
皿ナンコツは大人の流動食
名言もツマミに
時間をかけて嗜む
ぬる燗とハムエッグを追加してもいい
これで切り上げて
思い出横丁の様子を見に行ってもいい
番番ならもうちょいで開店するかな
いや
天下一品をテイクアウトして帰るのもアリか
時間に余裕があるだけに
選択肢が多くてウズウズと
そこも
昼呑みの魅力だ
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まるます家(まるますや)
住所: | 東京都北区赤羽1-17-7 |
---|---|
TEL: | 03-3901-1405 |
営業時間: | 【平日】 10:00~20:30 【土・日・祝】 9:00~20:30 |
定休日: | 月曜 |