まだバレてない個人経営の名酒場を発掘するのが

我々の仕事だ。

 

 

 

 

 

ボクがいつもチェックしてるTwitterアカウント「黒かどや」さんの投稿をみてるとこんな投稿が・・・

 

 

 

「史上最強の酒場かも」

 

 

 

き、気になりすぎる・・・

 

 

 

 

 

もう”バレてしまった”酒場だが

 

黒かどやさんの投稿には

「節度と敬意を持って訪問してほしい」との事だったので

いつも以上に気を引き締め押上へ・・・

 

 

 

 

押上には数々の名店があるが

それ以前に押上が好きな理由として

夜のスカイツリーが最高にカッコいいからだ。

 

 

東京タワーより、スカイツリー派。

 

 

 

 

名店をバックに

赤提灯の何千倍も光るスカイスリーにも敬意を払う。

 

 

 

せっかく「もつ焼き まるい」の前を通ったので、一応『予約なしのワンチャン』を狙ったが

やっぱりそこまでまるいの壁は低いわけもなく・・・

 

 

気を取り直して、目的の酒場へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなまるいからすぐ近くに目的の名酒場があるのだから

やっぱり押上はすごい街だ。

 

 

 

 

 

 

「小料理かずよ」と「菊寿司」

 

 

今回は「小料理かずよ」目当てで来たが

恐らくこの外観を見る限り、「菊寿司」も名店の匂いがビンビンする。

 

 

 

敬意を持っての入店

 

ボクは見た目のせいで敬意がなさそうと思われがちなので

敬意の先輩イカ氏に同席していただき、先に入店していただいた。

 

 

 

いつも独特の服ばかり着てるイカだが

この日は事前に店のことを言ってただけあって、色抑えめの服装だ・・・

 

 

さすが頼りになるぜ。

 

 

 

 

 

事実、ここだけの話だが

こういう初見の渋い酒場へ入る時は

大体同行者に先に入って貰うのが、オレ流だ。

 

 

 

ビビってるとかじゃなくて

いきなりボクみたいな野郎が入ってきたら、流石に身構えると予想するからだ。

 

 

この高度な酒場技術を習得するのにまぁまぁな月日を費やしたもんだぜ・・・

 

 

 

 

イカのおかげですんなり入店できた。

 

 

 

ママさん、ワンオペ

 

まだ何も頼んでないのに、背中が語る安心感。

 

 

 

 

大好きな焼酎ハイボールがある。

 

瓶ビール５００円・・・

 

 

 

 

 

 

「焼酎ハイボール」

 

 

 

焼酎のソーダ割りにカットレモン。

 

 

 

焼酎ハイボールの定義は

 

氷無し、甲類焼酎のソーダ割り、謎エキス入り

 

がボクの中で一般的だが

これも焼酎ハイボールっちゃ焼酎ハイボールだ。

 

 

 

だとしたら

メニューの「生レモンハイ」を頼むと何がやってくるのか・・・

 

 

こんなことを言い合える時間が結構楽しい。

 

 

 

 

 

黒板のメニュー表をチェック。

 

全部破格の値段やないかい・・・

 

 

 

 

目の前のお客さん（女性）が

「Twitter見てきたんですよ」と言っている。

 

 

姉さん、ナイスな〔酒場センサー〕をお持ちでございますね。

 

 

 

 

「お通し」

 

 

 

「筑前煮」

 

こういう酒場ではこんなのが食べたかった。

 

そう思った矢先に出てきたお通しが１００点満点のヤツ。

 

 

 

 

 

お通しをおかわりしたいって思ったのは

いつぶりだろうか・・・

 

 

 

 

 

 

「じゃあママさん、僕はお会計で」

 

 

 

お先にいらした常連さんらしき方が

良い感じで酔っ払って帰られようとしている。

 

 

ご近所さんだろうか、ここに住むのもアリだな

そんなことを思ってると・・・

 

 

「間違えてたらゴメンね。君たち酒場ナビだよね？」

 

 

 

 

先輩、一瞬でしたけど

話せてよかったです。

 

 

イカと同じで西宮出身ですか。

 

今度また一緒にここで酒ゴングしたいっす。

 

 

 

 

 

 

紙にメニューを書いて、ママさんに提出。

 

 

 

 

焼き鳥はつくねのみ、刺し身は３種しか出せない。

 

 

 

承知致しました。

 

なんでもいいですから、ゆっくりやってくださいね。

 

 

 

 

 

「お新香」

 

 

お新香って

色合いと盛り方が大事なんだって

このお新香を見て再確認。

 

 

 

チェーン店では出せない味と風貌が老舗の個人店にはあるのさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「刺し身が３品しかないから、その分は値引きするからね」

 

 

そう言って出された刺し身盛り合わせがこちら

 

 

 

 

 

 

これにもうひとつ刺し身が入って、本来４００円・・・

 

 

 

 

ど、どういう事！？

 

値引きしてくれたって事は

単純計算で３品だから３００円で計算してくれたん！？！？

 

 

 

ちょっと脳がタイムトリップしそうです・・・

 

 

 

そしてバッチリ美味しい刺し身。

 

商売ってなんなんだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼酎ハイボールを追加注文する。

 

 

当たり前だが、さっきと同じのが来た。

 

 

 

次は生レモンサワーを注文して違いを確認しよう。

 

 

 

 

 

「つくね」

 

 

既製品ではなく、自家製のつくね。

 

 

それがなんと１本１００円で・・・

 

 

 

味は見た目のまんまお分かりだと思うが

もちろん絶品。

 

 

 

添えられた生ピーマンで

いつものアレをやれば、相性抜群である。

 

 

 

 

 

「ゴメンね、２１時で閉店なの」

 

 

 

３杯目のおかわりを注文しようとしたところで、幸せな時間の終わりが突如やってきた。

 

 

 

 

残念ながら３杯目の生レモンサワーを注文する事はできなかったが

そんな答え合わせはまたすぐに押上に来ればいいだけだ。

 

 

 

 

 

広島出身のピンさん情報では

 

 

この店

以前は食べ呑み放題を２０００円でやってたらしい。

 

 

 

なんてこった・・・

 

 

 

 

 

 

と言っても今回二人でお会計３０００円ってのもビックリだが・・・

 

２１時閉店じゃなかったら、全メニュー注文してみたかった。

 

 

 

 

 

まだ世間に知られてなく、ネットにもほとんど情報がない個人経営の酒場に出逢えると

酒場ナビをもっと頑張らないと！って思いますね。

 

 

 

 

ネットの情報はめちゃくちゃ大事だけど

名酒場はやっぱり”自分の足”で探し出せるのが一番です。