伊勢元マラソンを走っていて勉強した

 

伊勢元の屋号の由来は

愛知県の伊勢湾の近くにあった

伊勢いせしょうという酒屋ので働いていた　

元もと次郎が　

独立して伊勢元

 

その伊勢元で働いていた

小野内兄弟が暖簾分けを許され

東京に伊勢元酒店を開店し

派生していったのが

伊勢元酒場

 

なぜ東京なのに

伊勢

なのか疑問だったがそういうことか

 

そういや

伊勢元酒場以外でも

伊勢から始まる

屋号の酒場あるよな・・・

 

 

由来聞きに行ってみよう

 

 

 

 

船堀の伊勢周へ

やってきた

 

ボートレース江戸川の

お膝元

 

ギャンブル酒場

大川原商店のお母サマ

お元気かしら

 

 

 

 

ずいぶん久々だが

ココへは何回か来たことある

 

今回で

５年ぶり４回目の来店か・・・

 

関係ないが

元巨人の宮本武文は

先日２年ぶり６回目の逮捕をされた

 

 

 

 

L字カウンターが

ドッシリとした店内

 

カウンターの中が

広々としているのには

理由がある

 

 

 

 

このパネルがある酒場名店説

ってのもあったかしら

 

それはともかく

どんぎつねのCM

また吉岡里穂で

やってくれへんかなぁ

 

 

 

 

ホールを切り盛りなさってるのは

女性陣

 

接客は柔らかく

矢継ぎ早に仕事をこなす

きびきびとした所作は

見ていて心地いい

 

 

 

 

和洋中なんでもござれの

豊富なメニュー

 

 

〆に伊勢周名物を所望するなら

時間がかかるので

早めに注文しておかなければ

 

 

 

 

お通しはロハ無料

 

以前は

伊勢周のお通しといえば

煮込みだったが

最近は豆腐の出現率が高いとのこ

 

 

 

 

スピードメニューの

ながいもおしんこが

ちょうどいい味付け

 

出汁の旨味を感じるな

 

漬け汁のレシピ

教えてくれないかしら

 

家でもやってみたい

 

 

 

 

鯵刺しが

黒いカウンターに置かれて

映えている

 

鯵刺しって

ダンディだよな

 

 

 

 

マグロだと

アカレンジャーっぽくて主役感が強い

 

サーモンだと桃レンジャーっぽくて

ガキっぽい

 

鯵ってミドレンジャーのような

前には出すぎないが頼りになる

カッコ良さがある

 

 

 

 

伊勢周でソレをツマむ僕も

カッコいいんじゃないかと

錯覚できる

 

僕が吞んでる姿を

他のお客さんは

どう見てるんだろう・・・？

 

違和感なく

座れてたらいいな

 

 

 

 

ボールをお願いすると

 

おっ

 

入れてくれる美人降臨

 

彼女はこの瞬間

世界中他ほかの誰でもなく

僕の為だけに

尽くし　ご奉仕し　真心を伝えてくれる

 

 

殿様気分だぜ

 

 

 

 

ボールに合わせるのは

あん肝

 

僕はあん肝に

ガキの頃からの

強い憧憬どうけいの念を抱いている

 

 

 

 

小学生の時

漫画美味しんぼで読んだ

山岡士郎が

フォアグラを究極のメニューに入れようと話す食通達に

日本の食通と奉る人間は滑稽だねえ

と啖呵を切り

フォアグラより旨いものを持ってきてやる

と1週間後もってきたのが

あん肝だったエピソード

 

小馬鹿にする食通たちに

大原社主が

あなた方は究極のメニュー作りに必要ない

と放ちスカッとした

 

 

 

 

僕もいつかその

絶品あん肝

ってのを食ってみたい

と　小学生ながらに切に願ったもんだ・・・

 

 

因みに

今まで一番美味しかったあん肝は

海無し栃木県宇都宮の

庄助

のあん肝です

 

 

 

 

時間が経つにつれ

お客さんが増えてくる

 

そうなると

伊勢周の特徴が色濃く表れる

 

カウンターの中が

広々としてる理由とは・・・

 

 

 

 

L字カウンターの中にも

お客さんが座るのだ

 

こんな酒場ココしか知らない・・・

 

4人とかで来て

奥の小上りが満席なら

カウンターで事足りる

 

やろうと思えばカウンターで

男子3女子3の

コンパだってできちゃう

 

酒場ナビメンバーと

伊勢周カウンターコンパして頂ける女性

募集しております

 

 

 

 

酔いも回りいいころ合い

 

そろそろで来て欲しいな

ってタイミングで

本当に来たくれた

伊勢周名物・・・

 

 

 

 

出たっ！！

 

 

スパゲティグラタンッ！！

 

 

ながいも　鯵刺し　あん肝

と　渋いラインナップから突如出現

お子ちゃまメニュー

 

これが

伊勢周の真骨頂

 

 

 

 

ナポリタンを

グラタンにしちゃいました

という

ジャンクの向こう側

 

こんなヤンチャでオテンバなもの

アラフィフが

食べていいものだろうか・・・？

 

モチロン食べる

 

ナポリタンを引っ張り出し

チーズをバキバキに絡めたその灼熱を

口中に放り込んだ

 

ハフハフハフッ！！

 

消火活動も含め

ボールを口の中に・・・

 

 

 

 

ツイッーーッ！！

 

 

 

 

伊勢周・・・

 

 

うん

 

 

名店だ

 

 

 

 

帰り際

女将さんにお聞かせ頂いた

 

「なんで東京なのに　伊勢周なんですか？」

「ここの初代がね」

「女将さんは・・・？」

「アタシは2代目だよ」

「あ　はい」

「初代が　周平って名前だったんだけどね」

「はい」

「昔　伊勢元ってとこで修行してたんだよ」

「伊勢元っ！！」

「伊勢元の　周平だから　伊勢周なんだよ」

「伊勢しょう　の元次郎だから　伊勢元と同じ方程式じゃないですか！！」　

「なんだいそりゃ」

「いや　ありがとうございますっ！！」

 

 

 

そういうことか・・・

 

伊勢周も

伊勢元繋がりだったんだ・・・

 

周平さんが修行したのって

どこの伊勢元なんだろうな・・・？

 

 

 

 

気になったので

後日

ニラ玉の伊勢元酒場に行って

聞いてみた

 

 

 

 

「女将さん　伊勢周って酒場あるじゃないですか」

「ちょっと待って　お父さーん」

 

 

 

 

「マスター　船堀の伊勢周なんですけど」

「うん」

「伊勢周の初代の 修行先がココかなと？」

「・・・親父の電話帳に　伊勢周ってあったな」

「えっ！！」

 

 

 

 

「じゃあ　お父様と伊勢周の初代は・・・」

「うん」

「知り合いだったってことですよね」

「そのようだね」

「ココが修行先なんですか」

「・・・そんな人いなかったけどね」

「えっ！！」

「おそらくだけど・・・」

「はい」

「親父は　押上の伊勢元の酒屋で修業したんだ」

「はい」

「おそらく そこで同僚だったんだと思うよ」

「なるほどですねっ！！」

 

 

 

もう

 

伊勢元酒店　伊勢本酒場

全店舗集合の

同窓会やってくれへんかしら

 

 

 

 

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